2019.02.17
ロッベンのイッペン読んでみ!
「争うは本意ならねど ~日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール~」
サッカーモード切り替え第2弾にしては
かなりヘビーな作品でした
が、一気読みしました
サッカーに身近で、伝える側で末席を汚している者として
あまりに無知だった己を恥じ入るばかりです
多くの読者と同じように本作に触れるまでは
「あ、あの我那覇選手…えーっと確かドーピングで…どうなったんだっけ?」
くらいの認識しかありませんでした
誤解したまま実況をしてたと思うとゾッとします
スポーツ界で、しかもサッカー界、Jリーグで史上最悪の〝冤罪〟があった
筆者が「オシムの言葉」を上梓された木村元彦さんでなければ
手に取らなかったもしれませんし
彼だからこそここまでの濃厚なノンフィクションに仕上げることが出来た
ただのサッカー本ではなく上質なドキュメンタリーとしても読みごたえ十分
さらに我那覇選手を救う一助になったのが
元愛媛FCで当時参議院議員だった友近聡朗氏だったことにも縁を感じます
終盤、潔白が証明された時のシーンは涙なしでは読めません
イニエスタがどれだけ華奢なのかも実際に見ないと分かりませんでした
知ってるつもりだったこと、知ったふりをしていたこと
まだまだあります
勉強になりました!
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