2007.10.01

高校サッカー取材に想う

Author: ロッベン江刺

「もう一度、PKを蹴りたい」

5人目のキッカーとして登場した新居浜工業のキャプテン・岸田。
「これを決めれば全国・・・」
高校生でなくともこの思いを邪念と切り捨てるのは酷だろう。

6月4日 済美と新工の県総体決勝。
両チームとも無得点のまま延長でも決着つかず。
相手チーム5人目まで全員が成功したPK戦。

岸田のショットが右ポストに弾かれた瞬間、
済美イレブンは喜びを爆発させ
岸田はその場に崩れ落ちた。
スポーツが持つ残酷な一面だ。

全キャプテン、全監督が揃う抽選会場で
そのシーンが正面のスクリーンに映し出された。

実はPK失敗のシーンは当日ニュースでカットされていた。
しかし抽選会場用では、
岸田が泣き崩れるシーンを大会の歴史を振り返るラストにはめ込んだ。

後日、
練習場を訪れた際
岸田本人から言われたのが冒頭の言葉だ。
続けて力強くこう言った。
「抽選会で僕のPK失敗シーンが流れたでしょ。
あの時はめちゃくちゃショックでしたけど
逆に絶対にやってやるぞという気持ちが湧いてきたんです」

人は一生で何人の人生を変える事が出来るだろうか。

苦しくなった時、
あと一周だけ走ろうとか
あと少しがんばろうというきっかけを作れたとしたら
冥利である。

我々は主役ではない。
ただ、グラウンドにいる小さなロベルト・バッジオの想いを
見逃してはならない。

2007.09.30

最終戦で決まったぁぁ〜!!

Author: mana

四国ダービー今季最終戦!!                                               気持ち良い勝利でしたね♪6381人の観客と選手達・・・スタジアムが一体となっていましたね(^・^)

望月監督の記者会見も和やかなムードで立ち上がりが良かったとお話されていました♪

おぉっと先週に引き続き2試合連続で勝利してますね☆☆                            このまま波に乗って次の試合(10月14日山形戦)も勝利してほしいもんですね!! 丹下真奈

2007.09.28

明後日は四国ダービー

Author: mana

16時から徳島ヴォルティスとの対戦ですね\(^。^)/

先日の仙台戦も勝利したことやし、このまま波に乗って勝って勝って勝ちまくってほしいですね♪

(丹下真奈談)

10月13日から始まる愛媛県大会。
出場チームのデータをHPにアップしました。

http://www2.rnb.co.jp/web/hsoccer/86/86.htm

毎週、「サッカー魂〜週刊愛媛FC」で特集している「注目校」。
今週は東予高校です。かつては全国準優勝を成し遂げことも。
古豪復活の足音が聞こえてきた!

「サッカー魂〜週刊愛媛FC」
毎週土曜日ひる11:35〜11:45放送中

9月29日(土)
「アビスパ福岡」「ベガルタ仙台」戦ハイライト
高校サッカー選手権注目校〜東予高校

2007.09.25

関根選手の取材で・・・

Author: mana

真奈オブザマッチの取材で関根選手の自宅にお伺いしました♪  

丹下)    綺麗にお部屋片付けていますねぇ〜                                                   関根選手)・・・来るから片付けた!                                                         と話していましたが、普段からオシャレにお部屋を飾っている感じでした(^0^)

関根選手は出掛ける時はいつも                                                          キャップをかぶるそうなんですが、お気に入りのキャップを見せてもらいました★                              そしてお部屋の片隅には大切なある人との似顔絵も飾っていたり・・・♪♪                                 

キャ〜っ!!これ以上は言えないゎ!!!                                                    この関根選手の真奈オブザマッチは近日公開しますね♪お楽しみに(U。U)      ♪丹下真奈♪

2007.09.24

高校サッカー取材報告 〜松山工業高校〜

Author: ロッベン江刺

< 北条フェスティバル 9/23>
結果:松山工業3−0大分鶴崎(35分×2本)

「初代得点王とMVPを狙います!」

最近の高校生はインタビューも変に平均化されていて
こういうデカイことを言える子はほとんど居なくなりました。
ただ、これがただのビッグマウスに聞こえないのが
東野君の凄さ。

ノーシードながら下馬評が最も高いこのチーム。
全てはこの男がいるからです。

いつのまにかもう高三になってました。
小学校の頃から色んな大会の決勝で
彼を実況しているので親のような気持ちです。
当時からキレキレのドリブラーだった東野君。
年上のディフェンダーを何人も抜いていました。

この日の北条フェスでも変わらぬ変幻自在のドリブルで翻弄してました。

しかし、今年の松工が恐いのは
彼一人のワンマンチームでは決してなく
2トップを組む篠崎君、サイドの佐々木君、山之内君、西川君など
みんな上手くて細かいパスワークが出来ること。

そして1対1にかなり強い。

先日の(また言ってます)愛媛FCになかった
ボールを奪い合う時にバチッと激しくいける。
篠崎君は熱くなりすぎの時はあるけれど笑。

名匠・谷監督、キッチリ仕上げてきました。

隣で試合を見ていた大分鶴崎の選手のお母さんは
「わあ、またあの10番(東野)や!」とか「18番(篠崎)の子は恐い!」とか
ずっとヒーヒー言うてました。

鶴崎は中心選手(トリニータからの誘いがあるボランチ)が居なかったので
スコア-は当てになりません。
が、インターハイベスト8のチームと互角にはやれるという事です。

「どうよ?」
と試合後の谷監督も自信の表情。

2年前。
千崎、中野、東岡、滝岡などタレント揃いで乗り込んだ選手権は
伊藤翔(グルノーブル)擁する
中京大中京に敗れ初戦敗退(中野、東岡のCBは伊藤を完璧に抑えたんですけどね)。
その中京に今月、フェスながら勝ちました。
しかも、その愛知フェスでは広島観音(2-0)、野洲(3-1)にも勝利。

この結果だけ見ると国立が狙えます。
中京の道家監督も「集中した時はかなり強い」と高評価でした。

不安材料もあります。
キャプテンでCBの川崎君が右ひざ前十字靭帯断裂で選手権は絶望。
「2年前は応援団長だったので先輩のPK負けを応援席で見てました」
「僕は出られませんが代わりの野田と、
コンビを組んでたCBの越智が僕の分もやってくると思います!」と
まだ手術したばかりの膝をじっと見つめていました。

「優秀なCBはなかなかおらんけんな〜」と
うちの担当ディレ(一応、高校サッカー経験者)が
わかったような顔で言ってましたが
川崎君の不在が逆にチームをまとめる要因になると
隙がなくなります。

初代得点王、初代MVPの行方はどうなるのか。
“アンタッチャブル・東野” 要注意です!

「うちはこっそり狙います」と笑う藤本監督。

県総体ベスト4でシード権奪取。
今年は西条祭りではなく選手権を取った3年生が引っ張ります。

他の地域(県内でも)の人は、
秋祭りの為に部活を早めに引退することが理解できません笑。
東予は当たり前なんですよね。

キャプテン藤原君を中心によくまとまったチーム。
「去年の選手権は楽しめなかった」
と悔しさを振り返る藤原君。

愛媛FCジュニアユース出身で
ユースへの昇格も打診されていましたが選手権を取りました。

藤本監督曰く「サッカーに対して相当ストイックな選手」。
自分の部屋は筋トレマシーンで埋め尽くされているらしいです。
(お母さんはうちのラジオリスナーだった)

チームのパズルは彼がいることで完成します。

この日の紅白戦で目立ったのは
これまたジュニアユースあがりの右SB伊藤君。
ここにも突貫小僧がいました。

最初、Bチームでしたが
ぶっ飛びまくりで直ぐAチームへ。

こういうタイプのSBは大好きです。
南宇和の丸山君とのオーバーラップ合戦が見てみたい。

見てみたいと言えば、GK塩見のハーフラインをゆうに超えるというスローイン。
目の前で見たのはJFL時代の羽田君ぐらいだろうか。

中学時代から東予の怪童と注目されていた塩見君。
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PK阻止率もかなり高い。

他、丹君、国田君のスピードも面白い。

選手権全国準優勝は36年前の第50回大会。

当時は、選手らで小さなゴールマウスの枠だけを溶接して
20個くらい作りそれで練習したそうです。

今ではコーン2つ並べてポールを上に繋げれば簡単に出来ますが
そういう工夫をするのも強くなりたいという情熱があったからこそですよね。
「でも鉄なんで運ぶのはメチャクチャ重かったらしいです笑」
と工業高校らしいエピソードを教えてくれました。

先日も17年前のOBから激励の電話があったとのこと。
「その人たち(OBたち)に少しでも強くなったなあと言われたい」
「インターハイはオリンピック、選手権はワールドカップなんです!」
と熱く語る藤本監督。

今年の旋風は東から吹いてくるのか。
“壬工魂”がしっかりと息づいているのを感じました。

2007.09.23

少年サッカー 秋の陣 間もなく開戦!

Author: シュナイダー松岡

時はまさに戦国時代・・・

10月6日(土)7日(日)に行われる

南海放送シーマックスカップ愛媛県少年サッカー大会の

抽選会が行われました。

地区予選を勝ち抜いて抽選会に参加した16チームを見ると、何と・・・

6月に行われた全日愛媛大会優勝の宮前の姿もなければ、

準優勝で涙を呑んだ、素鵞の姿もない!

驚いたことに全日からガラっと8チーム、

ちょうど半分のチームの顔ぶれが入れ替わっています。

   

そうなんです。愛媛の少年サッカーは今、まさに

レベルの高いチームが群雄割拠する戦国時代が到来しています! 

    

私、松岡が個人的に注目なのがキッズFC。

チームを率いる飯尾監督は、県内でも珍しい

他に仕事をされながらではない、“専業”の監督。 

見かけは、ちょっとやんちゃな兄ちゃんといった感じ(すいません)で

檄を飛ばしまくりの力勝負のいけいけサッカーかと思いきや、

理論的な指導で、選手自身の判断を尊重することをモットーにされている。

全日では準々決勝で喜多に敗れはしましたが、

キャプテンの木藤君を中心にした、何というか、都会的な感じというか・・・

組織的なサッカーが印象的なチームです。

     

全日、惜しくも初戦敗退で

この秋に捲土重来を期す、神戸禎瑞橘、そして新谷の野武士軍団。

さらに侮れないのが全日準決勝敗退の喜多。

そして現在2連覇中。中予の古参チーム、松山SS・・・

この動乱の世を治めるのはどのチームか!今から2週間後が待ちきれません。

    

決勝戦は、10月7日(日)、

県総合運動公園球技場でAM11:30キックオフ。

そしてその決勝の模様は、

10月27日(土)AM10:30〜南海放送テレビでON AIR!

私、松岡の実況でお送りします。

2007.09.20

愛媛FC練習雑感 〜9・20〜

Author: ロッベン江刺

「しゃべっていこう、自分で!誰か、じゃないよ〜、自分で。」

宮原の声が響いた。

出来たばかりの北条スポーツセンターは

すり鉢状になっており

選手たちの声や通り過ぎるJR電車の音が良く響く。

1対1の対決で、チュンチュンにやられたセレッソ戦から4日後。

今日も容赦のない日差しが突き刺さる。

軽いボール回しで始まったこの日のメニュー。

いつも一際、大きな声でムードを作るのは

その宮原をはじめ森脇、川北、羽田などだ。

森脇は、まだ左太ももにテーピングをしているが

ハッチャけたおしゃべりで調子のよさが伝わってくる。

川北は左ひじにテーピングが見える。チーム唯一のコテコテの大阪弁はよく目立つ。

羽田のバリトンは、空気を凛とさせる力がある。

5-3のボール回しからハーフコートを使ったメニューへ。

「じゃあ、次は2タッチ以内で」「自陣の時はフリーだけど、コーチングをしっかりな!」

望月監督が繰り返し要求するのは、選手自らが声を出す事。

これが出来なければ屋台骨である“組織で守る事”が出来ない。

人対人でやられてしまえばゲームにはならない。

前節のぶち抜かれ方は、ベンチで見ていても屈辱的だっただろう。

次はこっちがやり返す番だ。

猫背ぎみの望月監督の背中がそう言っている。

3−3−1のミニゲームになった。

プレーを止めて細かく指示を出す。

「高杉、どうして欲しいかコーチングしないと。うん。

こっちにしぼって欲しいか、自分で抜け出すのか。言わないと。うん。言っていこう。うん。」

チーム内でもかなり大人しい高杉だが、ピッチ上では自身の性格を変えなければならない。

コートの周り、怪我をした井上・田中・大木がランニングをしている。

取材に来るといつも別メニューをしている印象が強い大木。同郷人としては何とも歯痒い。

怪我人だけで1チームできそうな、この時期。

慣れないポジションに選手をいれながら何とかこなししている。

あっという間に最終クールに入った。

ファンとしては順位が気になるが、選手本人達は恒例の契約更新が近づいてくる。

控えの、ベンチ外のメンバーの表情に自然に目がいく。

3−3のミニゲームからサイドに選手を付け足し、

数的有利と不利をつけての練習がラストメニュー。

誰もがドリンクボトルを奪い合うようにして給水を終えた。

全体練習後、直ぐ高杉が近藤と神丸を誘ってパス回しをはじめた。

手前では黙々とステップトレーニングをする関根。

負けじと宮原が加わり一言。

「めっさ、キツ〜ッ!」

ゴール前ではGK4人衆を相手に

三木・藤井・持留・笹垣・内村・大山らが繰り替えしシュート練習。

左で座っていた新井が「決起集会をやろう!」と南を誘っている。

一人、クーラーボックスに座り左足の腫れを気にするジョジマールに

「大丈夫か〜」と笑顔で島崎トレーナーが話し掛けた。

よそよそしかった第1クールの面影はなく

一つのチームになってきている手ごたえが心地よかった。

このメンバーでサッカーが出来るのはいつまでなのか。

彼岸の入りとは名ばかりの秋空を背に、選手たちの声が止むことはなかった。

今週末は南宇和の100周年記念フェスの為、強豪チームが来県。

9月15日  済美グラウンド

済美対国見(40分×2本)

結果:0-4

土屋監督曰く「いろいろ試している時期」とのこと。

先日の愛媛FC対京都のように試合開始早々に失点しDFラインを下げちゃった感じ。

しかし、他のフェスティバル行脚の成績を聞くと

大量点で勝利している試合もあり

一人一人の上手さでは一枚上か。

大谷君、篠永君のスピードに藤田君のパワーシュート。

ディフェンスでは四国トレセンU-16に中三で選ばれた実績のGK渡邉君に

攻撃参加も出来るCB・闘莉王西村君など。

シード1位の強さは健在。

やはり侮れず。

9月16日 御荘町・南レククラウンド

終日、風雨強し

< 第1試合> 南宇和対国見(30分×2本)

結果:3-3

森口君2ゴール、松崎君1ゴールでロスタイムまで3-2でリードしていた南宇和だが

不運なPKでドローに。

< 第2試合> 国見対滝川第二(30分×2本)

結果:1-0

ほとんど台風の中、それでもゲームを作る流石の両チーム。

立ち上がりは滝ニが攻めるが、2本目でイノシシ・白谷(Oディレ命名)の突破で国見の勝利。

国立で見られてもおかしくない贅沢なカードであった。

< 第3試合> 南宇和対滝川第二(30分×2本)

結果:0-2

内容はスコア-ほどではなかった。

南宇和のストライカー・森口君が3度の決定機を作るも滝ニGKのスーパーセーブに遭う。

目立ったのはやはり、藤森君。

2人に囲まれると厳しいが一人のチェックなら簡単に翻弄。

“愛媛のファンタスティック・フォー”(飛び級U-16四国トレセンメンバー:済美・渡邉、南宇和・藤

森、松山工業・東野、もう一人は県外へ進学)のもう一人、

松山工業の東野君とどっちが上か。

NO.1ゲームメイカーの直接対決も見てみたい。

後、右サイドバックの丸山君も赤丸チェック。

今年の南宇和のストロングポイント。

再三の突破で滝ニディフェンスを脅かす。

愛媛の内田篤人誕生か。

「100周年に合わせてきました」と笑う山田監督。冗談には聞こえない強さを見た。

う〜ん、やはり直接目にすると大会が待ち遠しくて仕方が無い。

今週末も観に行きます。

報告は後ほど。

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