高校サッカー取材報告 〜第4シード・東予高校〜
「うちはこっそり狙います」と笑う藤本監督。
県総体ベスト4でシード権奪取。
今年は西条祭りではなく選手権を取った3年生が引っ張ります。
他の地域(県内でも)の人は、
秋祭りの為に部活を早めに引退することが理解できません笑。
東予は当たり前なんですよね。
キャプテン藤原君を中心によくまとまったチーム。
「去年の選手権は楽しめなかった」
と悔しさを振り返る藤原君。
愛媛FCジュニアユース出身で
ユースへの昇格も打診されていましたが選手権を取りました。
藤本監督曰く「サッカーに対して相当ストイックな選手」。
自分の部屋は筋トレマシーンで埋め尽くされているらしいです。
(お母さんはうちのラジオリスナーだった)
チームのパズルは彼がいることで完成します。
この日の紅白戦で目立ったのは
これまたジュニアユースあがりの右SB伊藤君。
ここにも突貫小僧がいました。
最初、Bチームでしたが
ぶっ飛びまくりで直ぐAチームへ。
こういうタイプのSBは大好きです。
南宇和の丸山君とのオーバーラップ合戦が見てみたい。
見てみたいと言えば、GK塩見のハーフラインをゆうに超えるというスローイン。
目の前で見たのはJFL時代の羽田君ぐらいだろうか。
中学時代から東予の怪童と注目されていた塩見君。
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PK阻止率もかなり高い。
他、丹君、国田君のスピードも面白い。
選手権全国準優勝は36年前の第50回大会。
当時は、選手らで小さなゴールマウスの枠だけを溶接して
20個くらい作りそれで練習したそうです。
今ではコーン2つ並べてポールを上に繋げれば簡単に出来ますが
そういう工夫をするのも強くなりたいという情熱があったからこそですよね。
「でも鉄なんで運ぶのはメチャクチャ重かったらしいです笑」
と工業高校らしいエピソードを教えてくれました。
先日も17年前のOBから激励の電話があったとのこと。
「その人たち(OBたち)に少しでも強くなったなあと言われたい」
「インターハイはオリンピック、選手権はワールドカップなんです!」
と熱く語る藤本監督。
今年の旋風は東から吹いてくるのか。
“壬工魂”がしっかりと息づいているのを感じました。