Archive for the '未分類' Category
ロッベンのイッペン読んでみ!
「グロテスク 上・下巻」(桐野夏生著)
タイトル通りグロくてエロいけれど
面白くありません笑。
書き方が手紙の独白形式だったので
夏目漱石の「こころ」を彷彿とさせましたが
「OUT」ほどのインパクトは無く
最後まで読むのが苦痛でした。
上・下巻にする意味があったのでしょうか。
時間を帰してくれ〜
3ブック
えさシネマ倶楽部
「ぐるりのこと。」
今年の邦画NO.1が決定しました。
すっごく好きな作品です。
リアルで繊細で押し付けがましくないけどガツンと来る。
「ノーカントリ−」を観て
これはまだまだ日本映画は追いつけないなと思っていましたが
そんなことはありませんでした。
テイストは全然違うけれども
「ノーカントリー」に対抗できる作品です。
木村多江とリリー・フランキーの演技がとっても自然でメチャいい。
うそ臭くなくて共感できます。
法廷画家から見た
現代犯罪の異様さとそれを伝える側の滑稽さ。
家族とは夫婦とは。
ここにも“人間の業を肯定する”ことの美しさがあります。
マジでオススメ。
しかし公開終了が近づいています。
急げ!
4.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「崖の上のポニョ」
流石です。
ジブリアニメは「ゲド戦記」で止まっていたので
やっと普通に戻してくれました笑。
オチはいまいち派手さには欠けましたが
宮崎監督自身が
今回はゴチャゴチャしたエンディングを嫌ったのか
それとも思いつかなかったのかわかりませんが
それでも充分期待には応えてくれました。
おじさんたちにも「ポニョ、かわいい!」と思わせる
キャラクターの表現力。
素晴らしいですね。
4シネマ
「ダーク・ナイト」
急逝したヒース・レジャーが前評判通り主役を食っていました。
子供騙しではない怪演ぶりに引き込まれます。
ストーリーとしては大した事ありませんが
彼がスクリーンに出ているだけで強烈なインパクトを受けます。
「ノーカントリー」のおかっぱ殺人鬼までではないけれど
メチャクチャ恐いです。
今年は悪役の当り年なのでしょうか。
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「虹色の童話」(宇都宮まこと著)
真夏にふさわしいホラー小説でした。
おかげで結構、涼しくなりました笑。
デビュー作「るんびにの子供」は
まさに私も(佐伯ANも)ルンビニOBだったので
楽しく(恐ろしく?)読みました。
人間の陰湿な部分をグロテスクに書き上げるのは流石です。
後半は一気に読みました。
尚、本当のルンビニ幼稚園は恐くないですよ(もう廃園しましたが)。
すっごく楽しいところでした。
ねえ、クボタ先生!
ロッベンのイッペン読んでみ!
「のぼうの城」(和田竜著)
先日の直木賞ノミネート。
惜しくも受賞は逃しましたが・・・
表紙カバーのイラストの効果だけではないでしょうが
時代小説といっても
マンガ的に読めて面白かったです。
戦国ものが苦手な女性でもいけるんではないでしょうか。
石田三成に攻められる小さな城のつかみ所のない城主の物語。
史実に則っているので実在の人物なんですよね。
その城主が豪腕、豪傑のタイプではなく
愚鈍で愚者なイメージなんです。
でも周りから特に農民などの現場の人間からは慕われているという。
その謎が最後までつかめない。
でも現代にもいて欲しいような
うちの上司になって欲しいようなそんなタイプです。
直木賞ノミネーターは伊達ではありません。
4ブック
えさシネマ倶楽部〜DVD編〜
「ヴェロニカ・ゲリン」
気鋭のアイルランド人女性記者が
麻薬組織と戦う実話。
主演のケイト・ブランシェットはやっぱり上手いですね。
「クライマーズ・ハイ」とともに
ジャーナリズムとはマスコミとはを
考えさせてくれます。
まあその二人に比べたら
マスコミに居る資格は
私にはありませんが。
4シネマ
「ディナー・ラッシュ」
ジャケ借りしてしまった作品。
でも料理は美味しそうだし
最後のオチも
予想できなかったので
意外なもうけもんでした。
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「赤めだか」(立川談春著)
声を出して笑いました。
読み終えた後、直ぐ最初から読み直しました。
一気に2回読んだということです。
まあ2時間程で読めるし読みやすい。
さすが落語家真打。
噺の上手い人は文章も上手いのですね。
といっても彼の落語を聞いたことはありませんが笑。
でも聞きたくなりました。
ここだけの話
落研はあまり好きではありません(あ、仕事がし辛くなるなあ笑)。
でも立川談志は昔から好きです。
アウトローだし。
「レッドカーペット」で面白くもないネタに大笑いを押すような風潮は芸人と視聴者を殺します。
そんなヒマがあったら
この本か
彼らのCDを聞いている方がよっぽど有意義です。
4ブック
えさシネマ倶楽部
「クライマーズ・ハイ」
結局、原作を3回読み直し
NHKで放送したドラマをDVDで観て
かなり気合を入れてしまったのが裏目に出ました。
途中まではよかったんです。
キャスティングも理想通り
佐藤浩一よりは堤真一。
会社の中にいる抵抗勢力、嫌味な上司
ケンカしながらも助けてくれる同期。
安西も社長もドラマよりゼンゼンいい。
特に“でんでん”、最高ですね〜。
あんな人に背中を押されたら何でもやれそうです。
と、ここまでは最高だったんです。
まず/道劼隆愀犬原作ほどは描かれていなかった。
口も利かなくなった息子にどう接していいかわからない仕事人間の父。
そのことに後悔しながらも山登りというアイテムで少し心を通わせる。
これがまた泣かせるんです。
でもこの絡みがあまりなかった。
⊇盤、事故死した人の遺書が出てきます。
これは絶対に現物を見せるべきでした。
何か規制が入ったのでしょうか。
でもドラマでは見せていたのでそうではないでしょう。
映画では朗読するだけでした。
あの筆跡、凄まじい恐怖の中で家族に宛てた
最後の手紙を絶対に後世に伝える為にも見せて欲しかった。
文章だけでもメッセージがあるけれど
あのニュースを知らない若い人たちに
一発で伝えられるダイイング・メッセージ。
好きな作品だけに
ちょっと似ている(似ていないか)会社環境だっただけに
残念でした。
でも、理想の上司は間違いなく“悠木デスク”です!
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「DIVE!! 上・下巻」(文庫版:森絵都著)
一瞬、飛び込みと聞いて
そんなマイナーなスポーツでしかも上・下巻ももつかなあ
と勘繰りましたが
まったくそんなことはありませんでした。
失礼しました。
「本屋大賞」にノミネートされた「サクリファイス」や
「一瞬の風になれ」と同じで
マイナーだからこそ知らないことだらけで面白かったです。
登場人物のキャラも立ってたし
でも映画では表せないだろうなあ。
見にはいかないでしょう。
でも、今度からスポーツとして注目はします。
4ブック
「サッカー魂」スピンオフ企画・取材後記(DF津田琢磨編)
今年の入団選手で一番最後に決まったのが津田選手。
なので入団会見の時はいなかったんですよね。
大変な出産が控えていたとは露知らず。
普通なら赤ちゃんが生まれたらその日だけでもゆっくりしたいものですが
それもままならず愛媛にやってきてくれました。
ほんとに人生を賭けてます。
その分、今の生活の充実振りが伝わってきます。
少しケガがあって今はメンバー外ですが
そのうち元気にピッチに戻ってくるでしょう。
サッカーファンの間では有名な“たけし軍団”こと
大木武(元甲府監督〜現日本代表コーチ)監督の教え子。
噂に違わぬ熱血漢で
「大木監督は熱いっスよ〜、ミーティングの時から泣いてますからね」と
笑ってました。
そんな指導者に出会えるって幸せですよね。
たけし軍団の一員らしく津田選手も熱くてサッパリしたイイ男でした。
甲府と愛媛は繋がりが深い。
現役では川北選手、江後選手、去年まではジョジマール選手。
そうそう、古くは太田渉選手(02〜04年在籍)も甲府の選手でしたよね。
さらに繋がりでいえば
愛媛の“レフティー・モンスター”金子豊選手の
高校の後輩でもあります。
「金子さんは高校時代からレフティーモンスターでした。
愛媛で住むところとか相談しました」そうで今でも交流があるようです。
今回のインタビューでハタと気付かされた事があります。
「J1の良さを知ってるのでどうしてもあの舞台に戻りたい」と
力強く言ってくれた津田選手。
正直、僕自身は
今のままJ2ステージで、たまに上位争いするくらいで愛媛はいいのかな
なんて思ってましたが、そんなことを思っていると直ぐに(将来の)J3とか
もっと下のカテゴリーに落ちてしまうのかもしれませんね。
そうなってからでは遅すぎる。
いっぱい苦労してJに昇格しました。
だからこそ現状に甘えずに上を目指し続けなければいけないんだと
津田選手の話を聞いて思いを悔い改めました。
そのことに気付かせてくれて感謝です。
確かに今年は6位という目標をチームは掲げているけれど
じゃあ5年後、10年後、50年後のプランはどうなのかというと
はっきりと我々には示せていません。
順位が全てじゃないけれど
彼のように次のステージがどれだけいいのかを肌で知っていて
そこへ向かう揺るぎないモチベーションを持っている選手こそが
今のチームには必要なのかも知れません。
さあて、次回のサッカー野郎は・・・