2008.07.27
ロッベンのイッペン読んでみ!
「のぼうの城」(和田竜著)
先日の直木賞ノミネート。
惜しくも受賞は逃しましたが・・・
表紙カバーのイラストの効果だけではないでしょうが
時代小説といっても
マンガ的に読めて面白かったです。
戦国ものが苦手な女性でもいけるんではないでしょうか。
石田三成に攻められる小さな城のつかみ所のない城主の物語。
史実に則っているので実在の人物なんですよね。
その城主が豪腕、豪傑のタイプではなく
愚鈍で愚者なイメージなんです。
でも周りから特に農民などの現場の人間からは慕われているという。
その謎が最後までつかめない。
でも現代にもいて欲しいような
うちの上司になって欲しいようなそんなタイプです。
直木賞ノミネーターは伊達ではありません。
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