Archive for the '未分類' Category
えさシネマ倶楽部
「薄氷の殺人」
オスカー候補「グランド・ブダペスト・ホテル」と「6才のボクが、 大人になるまで。」
をおさえベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞の銀熊賞の2冠獲得!
に引っかかってしまった…
ドイツ人たちよ、何故にこれが良かったのだ
いやゼンゼンダメではありませんでしたよ
最初の足首だけの被害者のシーン
美容室でのいきなりの銃撃戦のシーン
お、これはと思わせてくれました
中国の田舎ってこんな感じかも
一人で行ったらめちゃ怖そうやん
これから後半どうなるのと期待をもたせてくれましたが
R指定にするほどでもなく
つながりが良く解らないままストーリーが展開していきます
ただ、さすが中国映画
肉まんなど出てくる飲茶はどれも美味しそうです
3シネマ
えさシネマ倶楽部
「6才のボクが、大人になるまで。」
たまたま入った東京の映画館で見ました
登場人物が本当に12年間経過する様を撮影したことは知ってましたが
まさか、ゴールデングローブを受賞するとは!
6才の子供の時からティーンエイジまで
「それわかる!わかる!」みたいなあるあるシーンが随所に散りばめられてます
どこかにありそうな日常で
派手かましい内容ではないのですが
これが年齢によって違う俳優が出てくれば
まったく面白くなかったでしょう
同じ子がホントに大人になっていくから引き込まれます
途中、少年がデブちゃんになりそうでヤバイな~って時もあるのですが
後半はチャンとイイ男に戻ります
そこも「おい、大丈夫か?」と親戚のおじさんのような心境にさせるのも
この手法ならでは
なんかいい感じで映画館を後にできます
ビッチリ満席でしたし(私は最前列で鑑賞)
こういうのを直ぐに観られるってのは流石TOKYO
アカデミーも獲るのか
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ソロモンの偽証」(宮部みゆき著 文庫版:第1、2、3部 各上下巻)
インフル中になんとか読破
中学生がある少年の死をめぐって学校内裁判を自分達だけで開催します
最初はユルめの「チョコレート戦争」的な感じで
いまいちかなあと思っていたのですが
ところどころに散りばめられたミステリー感が気になり
ついに最後まで読みました
ラストのところでは
オチが先に目に入らないように本の左側を紙で隠しながら
慎重にページをめくるなどガッツリはまってました
今回は細かいところまでちゃんと書くぞ!という
宮部みゆきの気迫と拘りがこの全6巻という大作になったのでしょう
ケチって文庫版にしたのですが
最後に書き下ろしで20年後の世界が書かれてあり
逆にラッキーでした
「へえ、あの中学生がこんな大人になったんだあ」って
そこで主人公が言うセリフが全てを言いえています
「強い意志を持つリーダーがいて共通の目的があれば
大人を仰天させるようなことをやってのけるのが中学3年生だ」
さて映画はどうなっているのやら
4ブック
決定!~えさシネマアワード2014~
毎年恒例の独断と偏見、主観と贔屓目の間で揺れる
えさシネマアワード、“ベスト3”&“金返せ3”の発表です
(苦情は受け付けません笑)
まずはベスト3
第3位【WOOD JOB! 神去なあなあ日常】
今絶頂の染谷君がやっぱり上手い、矢口監督の真骨頂“大笑いして泣ける”これぞシネマ!
第2位【her 世界で一つの彼女】
中年キモ男“ホアキン・フェニックス”が人工知能に恋するイタい内容ですが
最後は切なくて泣けます
スパイク・ジョーンズ監督、アカデミー脚本賞
こんな作品が撮れる懐の深さに感服
第1位【インターステラー】
今撮れる宇宙物では限界と思われた「ゼロ・グラビティ」を突き抜けた逸品
クリストファー・ノーラン×マシュー・マコノヒー
天才と天才で描き出す四次元、いや五次元の世界、文句なし!
「ダラスバイヤーズ・クラブ」「MUD」など“滑らない男・マコノヒー”
オスカーの威光はまだ続きそうです
他に「RUSH プライドと友情」「ディス/コネクト」などビッグタイトルでなくとも良い作品がありました
いつまでも「壁ドン」ばかりにたよっていると邦画は置いて行かれるばかりですよ
一方、金返せ3
第3位【神様の言うとおり】
三池作品はやっぱり私には合わない
第2位【ノア ~約束の舟~】
聖書や神話ものは日本人には無理です
第1位【オールユーニードイズキル】
いつまで無駄使いをしているんだ、トム
目を覚ましてくれ!
えさシネマ倶楽部
「ゴーンガール」
失踪した妻を捜す善良な夫
警察はもちろん、マスコミを巻き込んで大騒動になるが
実は夫(ベン・アフレック)には秘密があった…
実際にアメリカではありそうな話です
で、本当に秘密があったのは夫ではなく
妻のほうでしたってとこから
かなりホラーっぽくなります
「ミザリー」のキャシー・ベイツを彷彿とさせます
夫婦で観るのはおススメできません笑
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「ニンフォマニアック Vol.1」
“色情狂”の意味だそうで
まず、チラシがインパクト大!
シャルロット・ゲンズブール、ユマ・サーマン、ウェレム・デフォー、クリスチャン・スレーターら
シブい出演者が、まさにヤッている上半身が9分割で写っていまして
手にしたときは
ベタですけど“なんじゃこりゃ(優作風)!?”と叫びましたよ
で観たらやっぱりH三昧
「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ君は
チ○コ見えてたけど、いいのかな笑
ただのエロエロ作品では無く
Hを芸術として表現するフランスの私小説みたいなノリに
愛媛人はついていけるんでしょうか
途中、笑ってしまうようなところもたくさんあり退屈はしなかったのですが
観た後に
「これがアートよ!人間の欲を見事に描ききった監督は天才よ!」
なんて言う女性とはお付き合いできませんな笑
僕の中のリトル・えさフォマニアックでも
Vol.2まで観る元気はありませんでした
3シネマ
えさシネマ倶楽部
「インターステラー」
本も映画も観てましたが
久しぶりの衝撃作に出会い興奮しています!
クリストファー・ノーラン×マシュー・マコノヒー
これだけでも当然観に行きます
が、予想を簡単に突き抜けました
宇宙物は「ゼロ・グラビティ」で一旦、行き着くところまで行ったと
思っていたらそうではありませんでした
今度は四次元、いや五次元まで映像化してしまいました
恐るべしクリストファー・ノーラン
その想像力は大げさでなく神の域です
彼の手法ですが
ほとんど予備知識なく観たので
アン・ハサウェイだけでなくマット・デイモンやら
ケイシー・アフレックなど
主役級の脇役が後からどんどん出てくるのにも驚きます
邦画が“壁ドン”とか言ってる間に
ハリウッドは10年、いや30年先を驀進しています
5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「理系の子 高校生科学オリンピックの青春」J・ダットン著
ノーベル賞フィーバーに乗っかっとけでは無いですが
自分とは真逆のタイトルに惹かれ何気なく手に取ると
これがまあ面白かった!
ああ、なんで高1で数学を捨ててしまったんだろうと後悔笑
毎年アメリカで開催される科学オリンピックみたいな大会に
実際に出場する高校生達を追いかけたノンフィクション
この子供達が凄すぎるんです
原子炉を作ったり、ハンセン病を研究したり、ゴミ捨て場から暖房機を作ったりとか
天才にありがちで
幼少時代は自閉症だったり引きこもりだったりするけれど
一つ「これだ!」というものを見つけるとブッ飛んでいくんです
で、ここからがLEDの中村教授が嘆くように
日本では考えられない仕組みになっていて
それらの発見や実験が大会で認められると子供だろうが大人だろうが
何百何千という高額な賞金がもらえたり
有名な大学へ奨学金付きで進学出来たりするんです
しかも優勝したりすると
まるで甲子園で日本一になったように
テレビや雑誌で取り上げられ学校のヒーローになって
女子にもモテモテ
そりゃ理系のうらなり君たちもがんばりますよ
同じような科学系のコンテストが日本にもありますが(アメリカはその数も桁違いで多い!)
優勝してもらえるものはせいぜいトロフィーとか賞状くらいではないですか?
“世の役に立つ(お金になる)”と判断されればその対価として
きっちり払うものを払うのがアメリカなんです
亜米利加万歳!と妄信するのは嫌いですが
日米のノーベル賞受賞者の数に圧倒的な差がある原因がわかりました
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「本能寺の変 431年目の真実」明智憲三郎著
著者の名前が示す通り
あの明智光秀の末裔であります
光秀の子孫が400年の時を越え
「光秀=裏切り者」のレッテルを剥がす検証をします
それだけでも歴史好きとしては十分面白いのです
実はその日、信長が本能寺で家康を討とうとしていた…
実は光秀は長曾我部を仲が良かった為、信長の日本統一を渋っていた…
実は利休が切腹させられたのは秀吉の唐行きに反対した為だ…
などなどお馴染みのエピソードを
資料を基に細かく追って行きます
まあ、マユツバ的なものもあるでしょうが
なにせ末裔なので
汚名を返上しようとする“執念”が凄まじい
完全にご先祖様がのり移ってます笑
まあ普通に考えても
日本史史上最大のテロが“光秀が一人で思いつきで信長を倒した”と思えないです
JFKにおけるオズワルドのように
世界の誰も我が知りたい真実ですね
やっぱり黒幕はヤツだったのか…
4ブック
えさシネマ倶楽部
「her 世界でひとつの彼女」
今年のNo.1が決まったかもしれません
ホアキン・フェニックスが個人的に好きだということもありますが
キャスティング、ストーリー、演技、完璧です
高度な人工知能を持つコンピューターが
キモい中年男とホントの恋に落ちる近未来話
ヒロインはスマホみたいな小型タブレットの中でのみ存在し会話します
その声役を務めているのが
スカーレット・ヨハンソンなので
そりゃ好きになるやろ!と思ってましたが
やり取りの中で好きになっていくのがとっても自然なのが素晴らしい
女子にこんな返しをされたらタマラんやろー!ってセリフが一杯出てきます
主人公の冴えないオジサンが常に胸ポケットに
そのスマホもどきを入れて(しかも内臓カメラで世間が見えるように
クリップでとめて底上げしているのがまた健気)
「僕たちいつも一緒だよ~」的な空気がだんだん気持ち悪くなくなるんです
美少女フィギュアやアニメキャラに萌えるのってこんな感覚なんだろうな~
そういえば俺もこれに近いことやってたな~などなどいつのまにかどっぷり共感
ラストはやっぱり悲劇なのですが
そのオチも納得
とまあここまで書いての減点は無いので…出ました!
5シネマ