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ロッベンのイッペン読んでみ!
「ヒキコモリ漂流記 完全版」山田ルイ53世著
久しぶりの良本との出合いに一人驚喜しました
面白すぎます
だって読みながら
「あ、このままだとあっという間に読み終えてしまう」と思い
わざと読むペースを下げたくらいです
著者は〝ルネッサーンス!〟ギャグでお馴染み?の
お笑コンビ、髭男爵のツッコミ担当の大きい方です
文才がありまくり!
元々東大を目指すくらいの天才だったらしいので
カシコなんでしょうね
ただタイトル通り、そこから真っ逆さまに転落していきます
自身が6年間引きこもった話をメインに書いてるのですが
声を出して笑いました
例え方とか文末の一言とかがゼツミョー
髭男爵の漫才よりもメチャクチャ笑えます(失礼!)
さらに愛媛大学にちょっとだけ(中退)いたというのですから
縁を感じずにいられません
又吉さんあたりからでしょうか
オードリー・若林さんといい南キャン山里さんといい
今の〝芸人本〟はハードルがメチャ上がってます
これから書く人は大変だと思いますよ
読者はちょっとやそっとでは満足できなくなるでしょう
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「運び屋」
いい意味で〝イーストウッド汁〟がドロドロの作品です
不器用で家庭を顧みず仕事人だった男が
人生のラストに恩返しをする…
イーストウッド作品の王道です
全て予想の範疇ですがファンにとってはそれで充分です
でもよくよく考えたら老人とはいえコカイン運んでお金稼いじゃいかんでしょっ!
アナタが運んだ何百キロのコカインで人生メチャクチャになっている人(子供を含む)が
星の数ほどいるし
アナタの周りの人達だけ汚れたお金で幸せになっていいの?
と思うのはアメリカの事情をよくわかってない青臭い反論でしょうか
ただ
素直に凄いな~と思うのは御年88で
作る(監督)のと演じる(主役)のは未だに現役バリバリということ
そんなハリウッドのレジェンドにオファーされれば
ブラッドリー・クーパーもローレンス・フィッシュバーンもアンディ・ガルシアも
出ちゃうよね
しかもレジェンド振りは私生活でも健在で
最近は20代の恋人が出来たとか!
いろんな意味でまだ引退しそうにありません
ハリー・キャラハンを地で行く御大
映画作りの時もおネーちゃん作りの時もこう言ってるのでしょう
Go ahead. Make my day と
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「争うは本意ならねど ~日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール~」
サッカーモード切り替え第2弾にしては
かなりヘビーな作品でした
が、一気読みしました
サッカーに身近で、伝える側で末席を汚している者として
あまりに無知だった己を恥じ入るばかりです
多くの読者と同じように本作に触れるまでは
「あ、あの我那覇選手…えーっと確かドーピングで…どうなったんだっけ?」
くらいの認識しかありませんでした
誤解したまま実況をしてたと思うとゾッとします
スポーツ界で、しかもサッカー界、Jリーグで史上最悪の〝冤罪〟があった
筆者が「オシムの言葉」を上梓された木村元彦さんでなければ
手に取らなかったもしれませんし
彼だからこそここまでの濃厚なノンフィクションに仕上げることが出来た
ただのサッカー本ではなく上質なドキュメンタリーとしても読みごたえ十分
さらに我那覇選手を救う一助になったのが
元愛媛FCで当時参議院議員だった友近聡朗氏だったことにも縁を感じます
終盤、潔白が証明された時のシーンは涙なしでは読めません
イニエスタがどれだけ華奢なのかも実際に見ないと分かりませんでした
知ってるつもりだったこと、知ったふりをしていたこと
まだまだあります
勉強になりました!
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう」
マラソンモードからサッカーモードへ
現代は実況も〝切り替えの速さ〟が大事ですw
おそらく、いや間違いなく世界ナンバーワンのサッカー監督
ドイツ、バイエルン・ミュンヘン時代
密着取材を許された著者のペップ本第1弾を
遅ればせながら読みました
(マンチェスター・シティ時代の第2弾は「グアルディオラ総論」)
サッカー関係者だけでなく誰もが知りたいペップの頭の中と私生活
シティで優勝した時のAmazon密着企画「ALL OR NOTHING」で
すっかりペップファンになってしまいました
(ロッカールームでのモノマネが出来るくらいに)
今回の書籍であらためてわかったこと
・チーム練習後の個人練習が大嫌い(プラシーボ効果)
・ただのパス回しであるティキタカが大嫌い
(特に最終ラインでU字型に回すパス)
・ホームの試合後、相手監督を招いてワインを飲む
・試合の日はゲームの事を考えすぎて一切食事を摂れない
(終わった後もチーズ一切れとワインでいつまでもサッカー談義)
頂点にいる天才もただの負けず嫌い(死ぬほど!)
人間グアルディオラに益々興味がわきました
先週のプレミアも見ましたが
あのチェルシーを子ども扱い(6-0)でしたもんね
シティの連覇はありそうです
ペップ本第2弾も必ず読みます!
4ブック
えさシネマ倶楽部
「クリード 炎の宿敵」
クリードシリーズでは2
ロッキーシリーズで言うと“ロッキー8”です
今回はアポロの息子とあのロシアの巨人・ドラゴの息子が対決します!
オープニング
ボロボロのジムでドラゴの息子をトレーニングする大男の背中
パーンして顔にズまる(ズームイン)と
ヒゲ面のドラゴ父ちゃんことドルフ・ラングレン!
もうこれだけで号泣w
あとはブレないスタローン先生
強敵の相手が決まる→ちょっと変わった訓練→ロッキーテーマ流れる→負けそうになる→ロッキーテーマ流れる→ギリギリで勝つ
強敵の相手が決まる→ちょっと変わった訓練→ロッキーテーマ流れる→負けそうになる→ロッキーテーマ流れる→ギリギリで勝つ
この繰り返しです
スタ先生の鉄板コピペ脚本
やる前からオチは分かっているけれど泣けます
偉大なるワンパターンは寅さんの域にまで来ています
あ、後半ドラゴの元嫁(私生活ではスタローンの元嫁)も出てくるのも感動
観賞後、叫んでました
やっぱり俺たちはロッキーが好きだーーーーと
それから家で一気にロッキー1から全部見直しました
1は今見ても傑作、5とファイナルは今見ても駄作
ってことで中二病が治らない私は今週金曜のモーニングティライトを
『ロッキーイナゾー!』とすることを決めました
ロッキーに関するマニアッククイズを制作中
チャレンジャーには映画チケットプレゼントです
挑戦しないとミッキーに叱られますよ
「ジャブだジャブ…そしてジャブだ!!」
3.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「暁に祈れ」
まずタイトルがカッコいい!
原題『A Prayer Before Dawn』が
残念な邦題になってないw
しかもボクシング映画で
実在するタイの極悪刑務所が舞台
全身(顔も!)タトゥーで埋め尽くされた囚人の中に
いきなり放り込まれたイギリス人ボクサーの自叙伝が原作
これだけで公開日に行く!と決めていました
冒頭のガチムエタイからレイプシーン(男性囚人同士の!)の件で
ガッチリ鷲掴みにされました
スクリーンから漂う闇感、アングラ感、没入感に圧倒され
ひじ掛けを握りっぱなしの2時間でした
こんな怖いとこ1秒も無理っ
タイで絶対に麻薬はしないぞ!(どこでも)と心に誓いました
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ここ過ぎて 白秋と三人の妻」瀬戸内寂聴著
ラジオで山田耕筰が松山大(商科大)と新居浜惣開小学校の校歌を
作曲した!っていうのを話した直後に書店で本作を見つけました。
帯に“二人の物語を映画化した原作”みたいに書いていたので
勝手に運命を感じ700Pの大作でしたが購入。
しかし
山田耕筰は一行も出てこず…
ほとんどは二番目の妻、章子(あやこ)エピソードにページが割かれてます。
天才の妻になる人もぶっ飛んでいたようです。
白秋は生涯で3人の妻を娶るのですが
時代のせいなのか、本人たちが特殊すぎるのか
姦通罪など色恋沙汰のドロドロ具合がエグイw
それを当人たちが詩にして新聞や雑誌に載せまくって
読者(国民)が承知っていうのがこれまた異次元。
恋バナの赤裸々度はテイラー・スイフト500倍です。
そう書くとスキャンダル本として面白そうですが
本筋以外の所が多く
私には瀬戸内寂読でした。
映画は観てみようかな。
3ブック
えさシネマアワード発表!
遅ればせながら恒例のシネマまとめを
まず【2018年ベスト3】
第3位「君の名前で僕を呼んで」
第2位「カメラを止めるな!」
第1位「ボヘミアン・ラプソディ」
キネマ旬報の原稿とはランキングが違いますがより個人的なのでご容赦を
そこにも書かせていただきましたが
【2018年ベストシーン】は「君の名前で僕を呼んで」のエリオとオリヴァーの桃(アプリコット)シーンです。
BL(ボーイズラブ)全盛期の昨今、こんなに美しく淫靡な性描写を見たことがありません!
下手な男女のラブシーンよりよっぽどマシ。
まさに映画史に残る、語り継がれるワンシーンでした。
こちらはサラッと
【金返せ3】
第3位「嘘を愛する女」
第2位「ミライの未来」
第1位「フューチャー・ワールド」
*あくまでも個人の感想です。
「フューチャー~」は大街道シネマの羽生支配人ともカブりましたw
どれくらいなのか逆に是非観てほしい!
ノルマの劇場50本は何とか死守
今年も素敵な作品にたくさん出会えますように
えさシネマ倶楽部
「アリー/スター誕生」
期待しすぎちゃったパターンでした泣
確かにガガ様もブラッドリー・クーパーも
パワフルでソウルフルなボーカルで
引き込まれるのですが
落涙までは行かず。
原因はやはり「ボヘミアン・ラプソディ」です。
あれと比べるとどうしても評価が落ちてしまう。
バーで歌ってた売れない歌手が
スーパースターに惚れられてスターになる。
それ以上でも以下でもありませんでした。
落ちぶれていくクーパーもどこかで見たことがある役柄で
イマイチ、深淵まで突き刺さりませんでした。
フレディはグサグサに突き刺さります。
“事実”はいつでも無敵なのです。
3.5シネマ
今週金曜日のラジオで恒例の『ベスト&金返せ』発表です
えさシネマ倶楽部
『souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~』
達郎さんの松山ライブで「四国は上映予定ないよ!」と
ツッコんてくれたファン(ラジオリスナー?)のお蔭で実現したので
公開直後に拝見しました
まあCUTEでかーいらしい♥
御年63とは思えない超絶の美しさ!
…だけじゃなく知的なのがまたグッとくる
頭もメチャクチャ小さく(9頭身?)手足も長くてスタイル抜群
止めは(まりあさんなら許せる)アヒル口
決して“ラ抜き言葉”を使わないトークも好き
伝説3ライブの良いとこ取り編成なのでホントにLIVEに行ってる感じ
達郎さんとのラブラブ振りと同時に
ステージでの厳しさもヒシヒシと伝わってくるので緊張感がハンパない
そういうのも含めて上質なんです
本物を観に行きたい!
4シネマ