2019.01.09
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ここ過ぎて 白秋と三人の妻」瀬戸内寂聴著
ラジオで山田耕筰が松山大(商科大)と新居浜惣開小学校の校歌を
作曲した!っていうのを話した直後に書店で本作を見つけました。
帯に“二人の物語を映画化した原作”みたいに書いていたので
勝手に運命を感じ700Pの大作でしたが購入。
しかし
山田耕筰は一行も出てこず…
ほとんどは二番目の妻、章子(あやこ)エピソードにページが割かれてます。
天才の妻になる人もぶっ飛んでいたようです。
白秋は生涯で3人の妻を娶るのですが
時代のせいなのか、本人たちが特殊すぎるのか
姦通罪など色恋沙汰のドロドロ具合がエグイw
それを当人たちが詩にして新聞や雑誌に載せまくって
読者(国民)が承知っていうのがこれまた異次元。
恋バナの赤裸々度はテイラー・スイフト500倍です。
そう書くとスキャンダル本として面白そうですが
本筋以外の所が多く
私には瀬戸内寂読でした。
映画は観てみようかな。
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