JA松山市

【JA松山市】シロネギ出荷本格化

鍋料理が恋しくなる冬本番の到来に合わせ、JA松山市管内で12月よりシロネギの出荷が本格化している。1月初旬から2月に出荷ピークを迎え、4月にかけて地元や京阪神市場におよそ94トン(前年対比93.9パーセント)の出荷を見込む。

今年産は、9月から10月にかけての高温と少雨の影響により太さにばらつきがあるものの、生産者たちは土寄せを徹底し、軟白は十分な仕上がりとなっている。

JA松山市白葱部会は松山市、松前町、東温市の71人が約6.5ヘクタールで「夏の宝山」を栽培。平成13年から農薬と化学肥料を愛媛県が定めた基準より5割削減して栽培する「エコえひめ」(特別栽培)に取り組んでいる。県外に愛媛産をアピールするため、愛媛ゆかりの文豪、夏目漱石の書籍にちなんで「吾輩はねぎである」というキャッチフレーズとネギを持つネコを描いたパッケージで出荷中だ。

40アールでシロネギを栽培する松前町の八束直哉さん(41)は、「出始めの今が柔らかくておいしいので、ぜひサラダやかき揚げにして食べて欲しい」と話した。