JA松山市

【JA松山市】レタス出荷ピーク

愛媛県内有数のレタス産地であるJA松山市管内で、クリスマス需要に合わせレタスの出荷がピークを迎えている。11月中旬の降雹により一部葉が破れるなどの被害が出たが、丁寧に葉の調整作業をすることで見栄えのいいレタスを出荷している。5月下旬までに地元や京阪神市場に約260トンの出荷を見込む。

当JAレタス部会は松前町の34人が約10ヘクタールでレタスを栽培。肉厚でシャキシャキとした食感の「パワースイープ」や、「レイヤード」など6品種を出荷している。12月後半からの寒波に備え、部会員らはべた掛けやトンネル被覆で寒さ対策を施した。

今年産は、9月からの高温と少雨の影響で大きさにばらつきが出たものの、11月からの定期的な雨で回復傾向にある。また、今年はハスモンヨトウの発生が多くみられたが、生産者たちは防除を徹底し被害は少なく、品質は良好だ。レタスを栽培して2年目の日野美幸さん(51)は「大きさも十分で上々の出来栄え。すきやきに入れるのがおすすめ」と話す。