サッカー魂　～本と映画と、ときどきサッカー～

わからんもんですサッカーは

昨日の2試合は全くいいところのなかった松山工業

しかもＤＦの要であるぬがケガで先発出来ず

試合前

谷監督は｢ヤナギもおらんしね・・・｣とお通夜状態

一方、今大会すべて3点を取っての完全勝利の松山北

兵頭監督は｢ケガ明けの玉井がいなくても今の選手で十分｣と

自信満々で臨んだ

正直、我々の下馬評も６：４で松山北

でも

サッカーはわからんもんです

前半の松工ラッシュを見ながら隣に座った元愛媛ＦＣの幸田さん（現スカウト）は

｢これが後半も持てばたいしたもんです｣と見守ったが

・・・やり抜きました

｢松工は精神的にタフですね　山崎君は“しなやかさ”がありますね｣と高評価

全国で暴れてもらいましょう

試合終了の瞬間、ベンチを飛び出し選手と抱き合った谷監督

それほど苦しい試合だったのでしょう

悪かったわけではなかった松山北

へたり込んで号泣しているイレブンを見ながら

四国大会が残っているとはいえ

これでドリームチームが解散するのはあまりにも寂しすぎると

本気で思わせてくれました

これぞ決勝

これぞ高校サッカー　

“70分間の一生懸命”最高でした

松山北と松山工業の2強時代と予想された今年の県総体

まずは松山北

こちらは順当に決勝へ進出

唯一心配されたエース玉井の怪我（右足疲労骨折）も完全に癒えたようです

2回戦の松山中央戦ではロスタイムから出場

体も選手権から一回り大きくなり胸板が厚くなってました

兵頭監督も「もういつでもいけるよ」と満面の笑顔

ただそれまでの2トップが絶好調なだけに誰をスタッツに選ぶか

嬉しい悲鳴を上げている

金橋はゴール前の迫力が増加

絢頂蠅離好圈璽匹聾内随一、誰もついてこれません

ほぼ同じメンバーでやってるだけに連携も全く問題なし

パス回しはまるでウイイレを見ているよう

ここまでくればベンチから何も言わなくてもOKという感じで大西コーチもどっかり座ってます

こんなチームのメンバーでサッカーやってたら相当楽しいだろうなあ

一方

対抗馬の松工は黄色信号です

高校選抜にも選ばれた山崎

小学校時代から名を馳せた東野兄弟の次男東野祐樹

全国レベルのフォワードを武器に

こちらも安泰かと思われたがこの2人にいい形でボールがこない

勝ちはしたけれど2回戦の大洲戦では

谷監督から厳しい指示ばかりが飛んでいた

「今年のうちはいつもこうやけん

つぎの松山東もよう走るけんな」との不安が的中

南宇和を破り勢いに乗る松山東に90分間で勝ち切ることはできなかった

強烈な印象を残したのが松山東

南宇和羽田監督が

「選手権で準優勝した時のチームに近づいてきました」と自信をもって臨んだ2回戦で土をつけ

北条にきたギャラリーを大いに驚かせた

とにかく最後まで走ります

観戦するだけでもへばるような暑さの中でも絶対に走り勝つ

相手がへばるまでやり続けるのは尊敬に値します

長友がいっぱいいるみたい笑

特にサイドが起点になっています

準決勝で松工に地獄を見せた君たちは素晴らしい！

さあ、あと数時間でFINALのキックオフです

やっぱり高校サッカーは面白い

ハードスケジュールなどの不満はあるが

この中で勝たなければ全国で選手権でどうこう言えるレベルではない

代表戦のように何があるかわからない中で結果を残したものが勝者

結果は今日のテレビで！

“一生懸命な君たちは僕たちも強くする”

まずは帝人SS

事実上の決勝と言われた2回戦のキッズ戦では
両者譲らずＰＫへ

キッズは持ち前のパスサッカーが影をひそめ
なんとか守り切ったが力尽きた

例年よりは小粒感が否めない帝人だがが
さすが名門
個人がしっかりしていてディフェンスの意識が高い

注目は中盤の小兵カルテット（徳井┛羮絖松村ゾ床）

個人的に好きなのは┛羮
攻撃も守備もよく走ります

まさに“振り向けば井上”

面構えもいいし　
好きだなあこのタイプ

試合後
｢井上は今日全然走れていませんでした｣と厳しかった岡野監督
あれ以上走られたら相手はたまったもんじゃない

次も楽しみ

帝人と対戦するのが喜多SS

なんと女の子がいます
矢野菜歩

中盤で献身的に動いています
身長があるのでミドルも打てます
侮どるなかれ

監督は元南宇和（現大洲高校）サッカー部山田監督の
実兄、山田祐司さん

2試合で5得点
攻撃のチーム

愛媛で最初に全日を制したのが喜多SS
6年ぶり3度目の全国へあと２つ

2回戦、新谷との激戦を勝ち抜いたのが宮前SC
開始20秒で
神郷の韋駄天赤尾に先制されるも
あわてず逆転に成功

下馬評では優勝候補と言われているが
実はエース福本を怪我で欠いている

｢攻撃もアシストも彼がやってましたから｣と
中川監督は俯くが
こういう時こそ逆にチームがまとまることがよくある

β臾擇楼ιFCのエース大木勉の甥っ子
田口、八木のスピード
野川のテクニック

素材は面白い

宮前とぶつかるのが鬼北TIGRINHO

エース上田が絶好調
1試合1点ペースで量産中

なんと練習場でもある近永小学校は
芝のフルコートが取れるそうだ

恵まれた環境を生かし
史上初の全日FINALまであと１つ

鬼北町役場に勤める
松浦監督は
｢去年は1回戦で負けたけど
今年は3位以上は決まったけん
役場の広報にでっかく載せてもらうつもりです！｣と
鼻息も荒い

優勝したら
町内放送も流して下さい

さあ
トーナメントでもっとも面白いセミファイナル
そして
全国へのファイナルは来週日曜日（14日）

“一生懸命が君たちを強くする”

放送席で待ってるぞ!!

｢寝本｣（スリープメーカー著）

著者の一人を知っているので

ああここは彼女が書いたなあと思いながら読んでました

表現が彼女らしくて笑ってしまいました

アングラな世界を勉強させてもらいました

テーマの通り途中で寝ましたが

それも著者の思惑通りなのでしょう笑

本の形にするのは大変なのがよくわかっているつもりなので

エールを込めて

4ブック

「あの戦争から遠く離れて」（城戸久枝著）

ＮＨＫでドラマ化されたので見た人もい多いでしょう

八幡浜生まれの中国残留孤児、城戸幹さんの壮絶な人生を

娘さんが描いたルポルタージュ

先日、その外伝を書いた幹さんが番組にいらっしゃったので

まずはこちらを読みました

日本と中国

知っているようで知らなかったことや

あやふやだったことが繋がりました

第2部になってからしんどくなったけど

両国の歴史を改めて整理できたことは良かったです

次はお父さんの外伝です

4ブック

「フロスト×ニクソン」

アナウンサーの優劣はナレーションとインタビューで出ます

それだけに奥が深く面白い

規模は天と地の差ですが

ニクソン大統領にインタビューする主人公の気持ちが少しだけわかりました

あ、本当に聞きたいことは違うんだけど

まわりからその質問はＮＧだと言われてるし聞けないなあとか

逆にこれはうまく聞けた！という時はいつまでも覚えているものです

最後のインタビューの前の電話でのやり取り

戦いが終わった後の二人の会話と表情、秀逸です

４．５シネマ

「故郷忘じがたく候」（文庫：司馬遼太郎著）

明治維新前後や戦国のショートストーリー

司馬作品の短編集は初体験でした

今更ですが天才の中でもトップクラスなんですよね

死ぬまでにどれだけ読めるだろうか

次は「街道を行く」にチャレンジしよう

4ブック

「天使と悪魔」

面白かったです意外に

期待していなかったのに公開前にきて気になって行ってしましました

原作も読んでいなかったので

オチまで全く気付かず純粋に最後は騙されてました

「ダヴィンチ〜」の時と同じように

見終わった後はイタリア、ヴァチカン行きたくなります

4シネマ

「さらばヤンキース　我が監督時代」（ジョー・トーリ、トムベルデュッチ共著）

元ヤンキースの監督ジョー・トーリが

書いているのでファンとしては面白かったです

スタインブレナー、コーン、ジーター、松井はもちろん

伊良部、井川の裏話も満載

井川はそうとうボロカスに言われてますが笑

さすがヤンキース、魑魅魍魎とはこのことで

やっぱり個性ありすぎ軍団です

Ａ・ロッドやロケット、ビッグユニットなどがそれ程神経質な男だとは

やっぱり試合映像だけではわからんもんです

ただこの本もメジャーリーガーと同じく

ステロイドを打ちまくったので筋肉増量、600ページ以上あります

読むのが大変です

4ブック

「GOEMON」

観なくていいですね

ヒロスエのルックスはオスカー級なんだけど

やっぱりカマトトぶった演技がどうしても無理・・・

お金と時間のある人はどうぞ

3シネマ