2014.02.04

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「症例A」(多島斗志之著)

精神病院にいる謎の美少女が

語る衝撃の事実をめぐるストーリー

彼の作品は読んだことなかったのですが

装丁のシンプルさと本の分厚さのギャップが

妙に気になり

怖いもの見たさで初めて手にとってしまいました

前半は一見、まったく関係のなさそうな

国宝の真贋調査と多重人格患者

2つを軸に進みます

でも後半でその2つのエピソードが繋がったとき

既にこの異常な世界へ引き込まれていました

知らない世界を覗くような興奮を味わえます

4ブック

2014.01.16

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「永遠の0」

ようやく観に行けました

平日にもかかわらず大先輩のご夫婦が大挙

人気なんですね

チケット売り場で「0(ゼロ)2枚!」と仰っていたのが

ちょっと面白かったです

バイトの娘が「…ゼロ・グラビティとどちらでしょう(汗)」と

戸惑っていても動じないシニアパワー

素敵です

その世代の人たちが多かれ少なかれ経験したわずか70年ほど前の事実

原作は説明セリフが多いのですが

礼儀として2度読みで臨みました

今をトキメク岡田准一君

清廉過ぎるかと思いましたが

ラストシーンは流石、官兵衛鬼気迫ってます

3.5シネマ

2014.01.09

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「RUSH プライドと友情」

試写会でお先に観させていただきましたF1もの

大事故から生還した生真面目君、ニキ・ラウダと

超ヤリ○ンプレイボーイ、ジェームス・ハントの実話を元にしています

私自身はナンジェル・マンセル推しでしたが

セナ・プロスト世代にとってもニキ・ラウダは伝説

男子にとってはたまらない作品です(女子はどうなんでしょう…)

鈴鹿サーキットではなく富士スピードウェイで

決着がつくのも懐かしい

電子制御のアクティプ・サスペンションなどなかった

ドライバーのテクニックが勝敗に直結していた

本物の音速の貴公子たちが闊歩していた時代

ヨダレものです

細かいところもこだっわってます

「ティレル(タイレルって言ってましたね笑)」の6輪車もカメオ出演

観終わった後に同世代と3時間はしゃべれるね

ロン・ハワード作品に名作が一つ加わりました

4.5シネマ

福島・富岡がノビノビとプレーし

松山商業が実力の半分も出せなかった今大会

初戦に臨む“準備の仕方”で明暗が分かれた

試合前、解説の都並さんが

「この両チームは良い勝負しますよ」と言ってくれていただけに

悔しさがこみ上げる

全国の大舞台で本領を発揮することの難しさを痛感

この屈辱を晴らす方法は唯一つ

“出来るだけ早く”その舞台に帰ってくること

50年の空白は長すぎた…

一方、少年サッカーに明るい未来を見た

昨年、南海放送杯で準優勝

ニュースでも取り上げた「石井東フットボールクラブ」が

第23回バーモントカップフットサル全国大会で予選突破

惜しくも決勝1回戦はPKで敗れたが健闘

昭和46年度全国準優勝・壬生川工業

昭和51年度ベスト4・八幡浜工業

平成元年度日本一・南宇和

“国立最蹴章”の歴史に燦然と輝く愛媛の金字塔

“新生・国立競技場”でその続きを見ることは

不可能ではないはずだ

2014.01.06

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ゼロ・グラビティ」

ようやく観ることが出来ました

予想通り

いや予想以上に良かったです!

気がつけば最初っから最後まで

ずっと肘掛を掴んでました笑

それくらい息つく暇なくハプニングが起こり続けます

これはもう完全に宇宙です

CGではなく

宇宙でロケをしました!と言ってください笑

それほどアンビリーバブルな映像ばかり

サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーしか

出てきませんが

ジョージ・クルーニーが特にいいです

この人はあの「ER」でブレイクしたニヒルな役がやっぱりハマる

どんな困難にも彼のようにユーモアを忘れない男になりたいものです

ゴールデングローブ、アカデミーが楽しみです

5シネマ

まずはベスト3

第3位「かしこい狗は吠えずに笑う」

渡辺監督が愛媛出身で地元枠と言うだけでなく

作品としてもしっかり面白かった

第2位「悪の法則」

リドリー・スコットに外れなし

ただアメリカではワーストランクに入っていたが…

第1位「そして父になる」

ミーハーだといわれようがやっぱり外せない

是枝さん、神!

こうしてみると出演者より監督で選んでいますね

まあそりゃそうか

「ライフ・オブ・パイ」「ゼロ・ダーク・サーティ」「キャプテン・フィリップス」「レ・ミゼラブル」

など日本では大ヒットとまでは行かなかったが骨太な作品があった

異色なところでは「偽りなき者」が掘り出し物だった

現在公開中の「ゼロ・グラビティ」をまだ見れていないのが悔やまれる

一方、金返せ3

第3位「藁の盾」

第2位「ワールドウォーZ」

第1位「終戦のエンペラー」

こちらも公開中で確実にランクインするものがあるが

終了後のみと言うことでセレクト

細かくはノーコメントで

2013.12.13

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五百日」門田隆将著

高校サッカーの対戦校取材(愛媛・松山商業VS福島・富岡)で

現地を訪れる為

少しでも勉強しておきたく関連著を探してました

中でも「甲子園への遺言」や「なぜ君は絶望と戦えたのか-本村洋の3300日」

など名著の多い著者をセレクト

あの原発事故を良いとか悪いとかの目線ではなく

誤解を恐れずに言えば“ハードボイルド”に描いています

事故収束の現場にはこんな男達がいた(今もいる)ということを

知っておいてもいいと思いました

そして真のリーダーとは

いざと言うとき“ドタバタしないこと”だと痛感

日本の場合は…

4ブック

2013.12.06

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「限界集落株式会社」星野伸一著

シネマに比べブックのほうが

なかなかヒットしません

大河と映画のためにそれぞれ予習しておこうと

「播磨灘物語」と「清洲会議」を読み直した後なので

現代ものでタイトルにも惹かれて読んだのですが

薄っぺらかったなあ

なんでもとんとん拍子に行き過ぎ

もっと限界集落のリアルを描いて欲しかった

3ブック

2013.12.04

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「キャプテン・フィリップス」

秀作が続きました

実話ものには流石の安定感があるトム・ハンクス主演

ソマリアの海賊に襲われるタンカーの船長

先日、レンタルで見た「クラウド・アトラス」の役は

訳がわからなすぎて逆に興味をそそられましたが…

こちらは思いっきり現実の話

実際の船長がインタビューで新聞に出ていたので

助かるというオチはわかってていても

メチャ迫力があり怖かったです

最後は軍が出てきて解決

結局、アメリカ万歳かい!という突っ込み以上に

海賊のリアル感とかトムの迫真ぶりに引き込まれます

4.5シネマ

2013.11.26

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「悪の法則」

メチャクチャ、カッコいいです!

流石、リドリー・スコット監督

この豪華ハリウッドスターをどうまとめるかと思いきや

キャスティングが完璧です

悪の世界に堕ちてしまう生贄役にマイケル・ファスベンダー

見るからに怪しいワル、ブラッド・ピット

(殺され方がまた凄い)

ペネロペ・クルスは美しすぎるけど

冒頭のベッドシーンで興奮しない男はいないでしょ

キャメロン・ディアスはイタいアラフォー女子役より

思いっきり悪女のほうが嵌ります

仕上げはハビエル・バルデム

「ノーカントリー」以来大好きですが

この大正時代の歌舞伎俳優のような顔デカ男

こういう役をやらせたら右に出るものはいません

合コンに来ても怖すぎて絶対しゃべりかけたくないもん 

BGMもチョーCOOL!

欲に駆られた主人公が地獄に引きずり込まれるのは

ノアール映画によくあるパターンですが

巨匠監督が最新版を作ればこうなるのか!と驚嘆

脚本も「ノーカントリー」の人が書いているのね

そりゃ怖いわ、納得

5シネマ