2015えさシネマアワード決定(独断と偏見祭り)!
さっきラジオでも紹介させていただきましたが
毎年恒例のベスト3&金返せ3の発表です
【金返せ編】
3位:「ミッション・インポッシブル ローグネイション」
トムの大ファンなのですがこのシリーズをこなすには
年齢的にそろそろ限界がきてるなと…
2位:「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
エロシーンが凄い!と評判だったのですが
氷を使うとかは20年前にミッキー・ロークがやってますけど…
1位:「海街diary」
大好きな是枝監督だけに期待が大きすぎた
これまでのテイストでやって欲しかった…
何度も言いますがあくまで個人的意見ですのでご了承下さい
まあいずれも好きだからこそ期待し過ぎるんですよね
では、ベスト3です!(但しスター・ウォーズは除く)
【ベスト編】
3位:「6才のボクが、大人になるまで。」
本当に12年間少年を追いかけた発想と忍耐に感服!
2位:「セッション」
ドSのJ・K・シモンズが完璧
邦画では絶対に出来ないオチ、ハリウッドの懐の深さを再確認しました
1位:「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
名作の条件である“本気で笑える”シーンがあるからこそ
“本気で泣け”ます どっちが欠けてもいけません
本作には両方があります
しかも本当に美味しそうな食べ物がたくさん出てきます
ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマンなど
脇を固める出演者が豪華なのも贅沢! 文句なしです
来年も素敵な作品にたくさん出会えることを期待しながら
この辺りで失礼
いやあ、映画って本当にいいものですね
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
ロッベンのイッペン読んでみ!
自伝的エッセイ 村上春樹『職業としての小説家』 村上春樹著
正直に言うと本当は嫌いだったんです
というか最近は食わず嫌いだったと言った方が正解ですね
やっぱり面白かった村上作品
これは小説ではなくエッセイなので
村上作品としてはかなりテイストが違いますが
まず、とっても読みやすい
それって基本的ですが重要なことです
難解な表現でこねくり回し悦に入る作家のなんと多いことか
初期の村上作品には嵌っていました
「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」を貪りました
が、その後私が感じていた“スカスカ感”や“スカしている感”がどうしても受け入れられなかった
でもそれも全てお見通しの上でのことでした
どんだけ苦労しながら執筆しているかを赤裸々に綴っています
(まあそれでも天才なので同列には語れません)
↑とこんな感じで補足的なカッコを多用するのは
身に付けてきた防御用の武器だとも知りました
チョーデリケートなのですね
一回英語で書いてから日本語にする(!)手法もビックリ
だから海外でも評価されるんですね
読後にわかりました
村上春樹が嫌いなのではなく
村上作品をオープンカフェでこれ見よがしにワインを飲みながら読んでいる
スカしたハルキストが嫌いだったんだと
次の小説は読んでみようと思います
こっそり買って自室で静かに読みたいと思います笑
4ブック
えさシネマ倶楽部
「スター・ウォーズ ~フォースの覚醒~」
興奮冷めやらず早朝での更新です笑
J.J.エイブラムス、合格です!
チョー上から目線ですが
全てのSWマニアが今、胸をホッとなでおろしているのではないでしょうか
これまでの世界観もしっかりとありますし
過去の作品へのリスペクト感がハンパありません
それがオールドファンにはタマりましぇーん!!
ネタバレになるので言えませんが
思わず「えーーー!」と叫ぶような
スッゴイ大事件も起こります
新キャストの初々しさ
いい奴も悪い奴も
良い意味でのヨチヨチ歩きな感じが
これからどう成長するのだろうと
エピソード8、9への期待感にもかわります
ディズニーさん、もういろんなものとコラボしなくても大丈夫です
安心してください
ヒットしますよ!
4.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「子供を殺してください」という親たち 押川剛著
ショッキングなタイトルです
この言葉を聞いて
「え~信じられな~い」と言っているようだと
書かれている現実を知れば驚愕するでしょう
精神が破綻してしまったとしか思えないような
凄惨な事件が実際に多発しています
その実例を前半に紹介
現場を見続けてきた著者が
後半で説く要因とアドバイスに身が引き締まります
「自分は大丈夫」「うちは理想的な家庭だもの」と思っているなら
読んだほうがいいかもです
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「女たちよ!」伊丹十三著
ずいぶんと懐かしいエッセイです
10年前発行
以前から読みたいと思っていたのと「サラバ!」に出てきたので
これは運命だと手にしました
映画監督、俳優、デザイナー
いろんな顔をもつ愛媛の天才
基本はやっぱりエッセイストですよね
少し古いネタはありますが
それでも自由な語り口は何度でも読み返したくなる秀作
この文庫がバッグにいつも入ってる大人って
なんかカッコいい笑
4ブック
えさシネマ倶楽部
「ナイトクローラー」
テレビ局に過激な映像を売るパパラッチカメラマンのことです
同じギョーカイにいるだけに
とっても興味深く観ました
ジェイク・ギレンホールの怪演が噂通りの素晴らしさ
シリーズものやアニメものばかりのハリウッド作品の中で
このオリジナリティ脚本でアカデミー賞ノミネート
視聴率を上げる為に狂っていくカメラマンや
鬼女ディレクターがホントにいそう
いやいます笑
「え?それいいの?」っていうオチで更にホラーです
4.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「サラバ! 上下巻」西加奈子著
評判通りメチャクチャ面白かったです
又吉さんがいろんなことで
「こうやって書いてもいいんだ」と開眼したと言っているので
興味を持ってました
一人の男の子が成長していく様を書いています
おそらく本人の自叙伝でもあるのでしょう
家族、引きこもり、離婚、宗教、イラン
色んなものが出てきます
で最後は勇気をもらえます
影響されて本文に出てくる著書を購入して読んでます
チェーン・リーダーです
流石の直木賞
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「ドローン・オブ・ウォー」
原題は「GOOD KILL」です
ドローンこと無人戦闘機を使って
遠隔操作でテロ組織を攻撃します
まさにプレステ戦争、ゲーム感覚です
最新の戦争はこうなっているようです
作戦が遂行されると上官が呟きます「GOOD KILL」だったと
この時点でいろんなことが狂ってますが…
観終わった後、戦慄を覚えます
これを相手側(テロ組織)が持ったらどうなるんだろうと
4シネマ
祭りの後で想うこと
愛媛高校サッカーとFC今治の戦いが終わりました
「平常心でやれるかどうかだな」
これは高校サッカーの準決勝直後
帝京第五・植田監督の携帯に直接かかってきた
レジェンド・古沼貞雄さんからのアドバイスです
まさにそれで全てが決まりました
松山工業も帝京第五も初めてのニンスタでガチガチの立ち上がり
解消する為の特効薬はやっぱり先制点でした
前半16分に生まれた松工・⑧越智君のスーパーゴール
実況席の私はその瞬間、一か八かのミドルシュートが入ったんだと思っていましたが
偶然ではなかったことを後で知り猛反省しました
「ミドルが打ててなかったのでこの1週間、1年生に手伝ってもらって毎朝6時から練習してたんです!」
試合後の本人のコメントです
特別な舞台に“偶然”や“たまたま”が入り込むような余地は無いんですね
それから始まった怒涛のゴールラッシュ
史上最多得点がブラフでないことを証明する為にも
全国大会でもう一暴れてしてもらいましょう
一矢報いたとはいえ悔しさしか残らなかった帝京第五
「あの状況では攻めるしか無かったです。あと応援でこっちの声がゼンゼン選手に届かないんですよね」
自身としても初の大舞台だった植田監督
いくら人から聞いても、いくら外から見ても
実際に体験した人にしかわからないことがたくさんあります
それでも今大会を盛り上げてくれたのは間違いなく帝京第五でした
創立53年で初の準優勝
この時点で既に立派なレジェンド
進化した黄色いハードワーク軍団を来年も見てみたいものです
一方、3度目の挑戦だったとはいえ、岡田オーナーが就任し
たくさんのマスコミが押しかけた中での地域決勝大会
想像を絶するプレッシャーを背負っての戦いはFC今治の誰もが初経験でした
結果、90分で勝利していれば決勝ラウンドに勝ちぬけていましたが
その僅かな差が足りないものの全てでした
“平常心で戦えるかどうか”
ピッチ上の事だけではありません
サポーター、スタッフ、今治という地域にとってもそう
今年に賭けていただけに逃したショックは余りにも大きいけれど
今回のチャレンジが残してくれた貴重なものもあります
試合後、肩を落とした選手達を乗せたFC今治のバスを
40~50人のサポーターが拍手で見送りました
「これまではこんな見送りはありませんでしたから…」
広報の青木さんがポツリと呟きました
高校生から社会人まで
これまでにないサッカー狂想曲となった先週の愛媛
幸せなことに今年はまだ続きがあります
全ての想いを背に今度は愛媛FCがやってくれるはずです!
タイトルの行方は・・・
FC今治中継の興奮も冷めやらぬまま
高校サッカーの準備をしております
(FC今治VS阪南大クのテレビ放送は明日の夜中1:45~ですよ!)
今日の試合もそうでした
あの時、阪南大クラブの池田君のヘッドが決まっていたら
長尾君の負傷交代は痛かったけれど
もし乙部君、桑島君が出てなかったらあの劇的なゴールは生まれてなかったのか
いや長尾君がいたらもっとはやく決めていたかも
などなど…
ほんの一瞬、紙一重で勝敗は左右される
岡田さんが言う「勝負の神様は細部に宿る」あるあるが満載でした
勝負の神様は今日も気まぐれ
おそらく明日も(明後日も)そうでしょう
史上初の帝京第五か
王座奪還の松山工業か
「今までやってきたことを神様は見てるんでそれが結果に出るんじゃないですか」
岡田さんらしい試合後のインタビューでした
明日のお昼ごろ
ニンスタの上空から
どちらがどれだけやってきたかを見て勝敗を決めるんでしょうね