えさシネマ倶楽部
「ハート・ロッカー」
間違いなく「アバター」よりは
こちらがアカデミー作品賞でしょう
触れ込み通り
オープニングから緊張の連続
胃が疲れます
戦争ものなので女子供向けではありません
事実、ほとんどお客さんはおっさんだけ
でもこれを作ったのが女性っていうのがまた面白い
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「NINE」
もっとしつこいかと思いましたが
以外にあっさり終わりました
以前ほどミュージカル自体に拒絶反応がなくなりましたし
素直にカッコいいなと思えます
ストーリー自体に新鮮さはないけれど
ニコール・キッドマンにペネロ・ペクルスが
下着姿で踊るならば
イタリア男でなくとも目が釘つけ
(個人的には歌もキャラもケイト・ハドソン的な
ディーバが大好物です笑)
ブラックスーツに細めのタイが似合う伊達男で
ありたいもんです
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「プリズン・トリック」(遠藤武文著)
江戸川乱歩賞受賞作です
刑務所内で起こる密室殺人
後半途中までいろんな人と
いろんな事件が登場します
混乱するので読むのは辛いかなと思いましたが
最後にいくにつれて全てがつながり始め
なるほど全ての謎が解けた!と思ったら
ホントに最後の1行で全てがひっくり返ります
読み終わったら必ず「えー!」って言います笑
そういう意味では完全にハマれます
ネタバレですが
今思うと犯人が織部焼(一度作ったものを壊す作風)を好きだというのも
そのことを暗示していたのかとも思え深いです
最近のミステリーではNO.1
4.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「義経 上・下巻」(文庫版:司馬遼太郎)
明治維新もの日露戦争もの戦国ものときて
室町、鎌倉あたりもおさえたくなりました
ってか司馬さんはこの辺りも書いてるんですね
ご存命でいらしたら弥生、縄文まで書いていたかも笑
それでも買いますが・・・
頼朝、義経兄弟の確執と
那須与一やら弁慶やら判官びいきやらの逸話を編み込んでの
ストーリー展開はさすが
この時代の資料を読み解くだけでも
至難でしょうに
天才にかかると長編映画を見るような
テンポで読み進めます
次は「翔ぶが如く」です
4ブック
えさシネマ倶楽部
「おとうと」
清廉潔白、正確無比、完全無欠・・・
大女優なのは重々承知ですが
まだ美化しないといけないですかね、吉永小百合
高倉健や坂本龍馬とともに
絶対に崩してはいけない“国民の正義”なんでしょう
どんな嫌なことがあっても他人を恨むことのない母親
どんな辛いことをされても決して非難しないお姉さん
リアルタイムを知らないものにとっては
もう笑ってしまうほどワンパターンです
たとえばメリル・ストリープなどは
わざと悪役をやり(しかもそれも巧い!)
既存のイメージを崩しにかかりますが
日本ではそうならない
真木よう子や蒼井優にはそうならないでほしい
鶴瓶さんも“ディア・ドクター”ほどではありませんでした
どこまでも“The・山田洋次”作品
3シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「私塾・坂本竜馬」(武田鉄矢著)
自身がパーソナリティを務める『今朝の三枚おろし』(ラジオ)で
本の存在を知りました
その番組も武田さんも年を重ねるごとに好きになります
昔はダサいやんと思っていたのに
不思議なものですね
『竜馬がゆく』を読んでないと
なんのこっちゃで
さらに後半はあくの強すぎる自論が展開されるので
おいてけぼりになります
でも司馬信者なら楽しめる笑
武田さんて司馬邸に2度もお邪魔したことがあるんですって
いいなあ〜
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「雷神の筒」(文庫版:山本兼一著)
「白鷹伝」「火天の城」に続く信長3部作
鷹匠、棟梁そして鉄砲頭
目の付けところがファンとしてはたまりません
鉄砲衆として戦うが生きるために人の命を奪うという葛藤
鉄砲が伝来し合戦に革命を起こしたことだけが注目されがちだが
火薬の原料である硝石を巡る史実まで細かく絡ませていく
新発見がいっぱいです
4ブック
えさシネマ倶楽部
「マラドーナ」
個人的にはすっごい待ちわびていたのに
会場は私一人でした
たまたまなのかな・・・
映画としてはB級ですし
興味のない人にはどうでもいいんでしょうね
地に堕ちた天才の破天荒な半生
それでも私は大好きです
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「夏草の賦」(文庫版:司馬遼太郎著)
四国の総大将、長曾我部元親
最近は歴女らに萌えられているようで
男前(息子はもっと美男子)で信長や秀吉のような冷徹さがなく
天下人になれなかった(と書かれています)
生まれおちた場所も天下取りに影響があったんでしょう
わかる気がする(なんて)
司馬作品の大作よりは結構読みやすいです
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「かあちゃん」(ハードカバー:重松清著)
「おとなが泣ける本」ランキング09年上半期1位だそうで
いろんなランキングがありますね笑
いろんな“かあちゃん”が出てきます
最初に出て来た母を軸に
いじめや自殺未遂などが絡んでいきます
確かに最初の“かあちゃん”は泣けます
でもいじめる側といじめられる側が
最後は和解するといのは
ちょっと理想論すぎましたね
現実はもっと何もなく残酷です
ただこうあればいいなとも思わせてくれます
4ブック