2010.03.16
えさシネマ倶楽部
「おとうと」
清廉潔白、正確無比、完全無欠・・・
大女優なのは重々承知ですが
まだ美化しないといけないですかね、吉永小百合
高倉健や坂本龍馬とともに
絶対に崩してはいけない“国民の正義”なんでしょう
どんな嫌なことがあっても他人を恨むことのない母親
どんな辛いことをされても決して非難しないお姉さん
リアルタイムを知らないものにとっては
もう笑ってしまうほどワンパターンです
たとえばメリル・ストリープなどは
わざと悪役をやり(しかもそれも巧い!)
既存のイメージを崩しにかかりますが
日本ではそうならない
真木よう子や蒼井優にはそうならないでほしい
鶴瓶さんも“ディア・ドクター”ほどではありませんでした
どこまでも“The・山田洋次”作品
3シネマ