ロッベンの中学サッカー観戦記(ジュニアユースサッカー選手権県大会)
< 準々決勝>
愛媛FCJrユース2-3三津浜中学
愛媛FCにはU-14エリートプログラムに選ばれた近藤貫太君
(U-13では曽根田君が参加)、
三津にはU-15日本代表候補の岡本洵君
(同時期、三津出身でヴィッセル神戸の木村一貴君はU−16、
同じく三津出身で東福岡高校の井上翔太君はU-18の代表候補に選出という
三津の偉業を達成)。
2人共、間違いなくプロへ進むことの出来る逸材です。
この日の勝敗を分けたのは岡本君の決定力。
相手クリアーを拾いキーパーとの1対1を冷静に決めた
久保君のゴールで愛媛FCが先制。
前半終了間際、
岡本君のフェイントで中央へパスし、最後は先山君が同点ゴール。
1-1のまま後半へ。
その後は共に決定機を作るが
ここからが岡本劇場の幕開けでした。
後半15分。
流れを引き寄せるように岡本君の強引なドリブル突破からフィニッシュで
三津が2-1と逆転。
5分後。
今度は余裕を持って岡本君がドリブル突破からフィニッシュで突き放し3-1。
試合終了間際に愛媛FCの梶田君が角度のないところからゴールし
3−2と追いすがるが既に遅し。
三津の勝利となりました。
流れを引き寄せるゴールと突き放すゴール。
ほとんどを一人でやってしまった岡本君。
彼が放つゴール後の雄叫びは完全にグラウンドの雰囲気を支配してました。
他、最終ラインのガッツマン、CB田那部君のカバーリング能力も高かった。
一方、敗れはしましたが愛媛FCの貫太君。
その小さな体(148cm!)からは想像つかない超華麗なテクニック。
グランパスの藤田選手を彷彿とさせました。
その貫太君をはじめ、主体がまだ2年生という愛媛FC。
来年が楽しみです。
今日の午後。
やはり岡本君が決勝に来るのかと、
某サッカー協会関係者に確認の電話。
すると衝撃の事実が!
「え〜、三津は準決勝で0-0のまま麻生とPKしまして4-3で・・・」
ゴクリ。
「麻生が勝ちました」
えっ!
そうなんです。
激闘の上、三津はタレント集団・麻生FCに屈し準決勝敗退。
恐るべし愛媛の中学生たち。
尚、決勝進出もう一チームは
FCチェントラーレを4-0と
こちらは大勝した帝人SSとの事。
おお。
そういえば、松山工業の天才ドリブラー・東野君の弟君がいるじゃないですか。
最近は高校生やJリーガーばかりを見ていたので
気付かなかったのですが
この年代、特に中学生のサッカーは
クロスやシュートに非力さは否めないけれど
テクニック面では大人たちより確実に上です!
これは見ていてホントに面白い。
今週土曜の決勝が今から楽しみです。