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(リハビリをしていた「ASRE」にて)

昨年9月9日、試合中に左膝靭帯断裂の怪我をした時は?)
ものすごい音がして、最初は骨でも折れたかなと思ってたんですけど
1回ピッチの外に出てトレーナーの島崎先生と確認して
走れるなあとおもってグランドに戻ったんですけど
ボールが来てタッチした瞬間、ガクガクで
あ、サッカーやれる状態じゃないなと 
で自らピッチの外に出て ああやっちまったな〜と
落ち込んだ思い出がありますね

やはり冷静ではいられなかった?)
やった直後ははっきりとした診断がわかんなかったので
ちょっと時間たってMRIとかいろいろ検査して断裂しているとわかり
僕の友達にも何人かJで活躍している人なんですけど
前十字やったらサッカー辞めるわなと僕も思ってたんですけど自分のことになり
驚きと・・・悲しかったですね

サッカー生命が危ぶまれるケガでも諦めなかったのはなぜ?)
2,3ヶ月前に(チームメイトの)千島徹君が同じ怪我をして
徹君もがんばってリハビリしていたし
あといろいろ調べると今ジュビロで活躍している駒野さんも前十字をやっていると
でも代表まで上ってワールドカップも出ている
そういう怪我しても諦めないですごい活躍している人が世界にもたくさんいて
こんなところで諦めたらだめだなと思って

リハビリの1年で感じたことは?)
やっぱり病院で1ヶ月入院して 
長いようで短くて
いろんな刺激があって 自分の知らない世界を体感できて良かったと思います

人生観が変わった?)
そうですね
同じ病院の中でも僕のように膝だけじゃなく いろんな病気の人がいて
いろんな患者さんと話をする事も出来たしいろんな交流が出来て
人生の中でもプラスになるようないい話しばっか聞けたし
みんなにも言うんですけど 僕の手術の跡が一番小さかったんです
足だけじゃなくお腹切ったりとかいろんな人がいて みんな20センチ30センチ切っている人ばっかりで
どんな手術したのって見せると「あ、こんなので済むの?」って言われて
でもスッゴイ痛くて大変だったって思ってたんすけど
逆にその人の手術の傷口見るとなんも言えなくて笑
もっとがんばらなあかんなあと思って
めげてたらだめだなあと思って
そこでリハビリに対する心の準備が出来ましたね笑

地元の消防士・田丸さんとの病院での出会いは?)
笑顔のいいおじさんです笑 
その人の紹介でいろんな人と出会えたり
その人と出会えてなかったら病院で孤独に1ヶ月間過してたと思うんですけど
出合えてよかったと思うような人です

田丸さんの言葉で覚えている事は?)
ある夜、平行棒のリハビリ中に田丸さんが声をかけてくれて
お互いのケガの話をして
「幸平君は若いし落ちるとこまで行けばあと上がるだけじゃん」って
そうだなと思って
「上がってくしかないんだから」と言われて気持ちが楽になりました

サポーターにも思わぬプレゼントをもらった?)
愛媛だけじゃなくて磐田の人たちから千羽鶴をたくさんもらって
部屋に飾ってみるとほんと大きくてビックリしました
愛媛FCのフラッグにも寄せ書きしてもらって
チームメイトにも寄せ書きしてもらって
ほんと助かりました笑

口に入れるものもこだわる?)
前のチームがほんと環境が整っていて寮のおばちゃんに任せておけば栄養もしっかりしてくれるし
こっちに来てちょっとシビアになって
でもプロとしてやらなきゃなんないんで
ちゃんとしたものを食べなきゃなんないし
なんでもサッカーの為って考えていたらそうなったって感じですね

飲み水にもこだわる?)
水もそこまでではないけれどしっかりいろいろ試しています

今も入院中の人は病院にいる?)
そうですね 入院している時は整形外科以外の人とも交流があって
ガンだった人もいたし・・・
あの人どうしたって話のときも「いやあの人集中治療室入ったよ」とか
「あの人おととい亡くなったよ」とか・・・
シビアって言ったらいいのか・・・

入院前とかなり変わったと思う?)
そうですね
ほんと変わったと思いますね どこがと言う訳ではないけれど
自分としても大きくなっているんじゃないかと思うのはありますね
そういわれたこともありますし
それはそこで得た物かもしれないし  何か身にはなっています

病院で出会って人たちに言いたい事は?)
入院している時から治して試合に出るから応援してくださいって言ってたんですけど
それが治ったとこまで来てるんで
ホームでニンジニアスタジアムで出て
その時から日赤の旗振って応援するって言ってくれていたんで笑
実現するかどうかわかんないですけど
ほんとに活躍するんで是非見に来てください!