Archive for 11月, 2019

2019.11.22

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ひとよ」

子供を守る為に夫を殺した妻が

服役した15年後に

3人の子供たちに会いに行く

テーマとしては凄く面白そうだったのですが

主演の田中裕子さん…

大女優なのは承知の上で

やはり彼女が出てくると「ああ、この女性は耐える人なんだな」と

役がわかってしまう

そうなるとこっちの想像から一歩もはみ出てこないので

驚きが無い

驚きが無いと感動が無い

いわゆる吉永小百合現象ですね

しかしそこを救ったのが若き天才、松岡茉優さんです

「万引き家族」以来の相変わらずの名演技

彼女のお陰でこの映画は最後まで持っています

3.5シネマ

2019.11.21

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」
ナイツ塙宣之著

芸人シリーズ第3弾である

ほとんど読みたい本は芸人さんのものばかりである

何なら今は「劇場」(又吉直樹著 文庫版)を読んでるくらいである

なぜならば全部が名著だからである

中には凡著も確かにあるが

評判のいい芸人本で外したのを読んだことが無い

全てが良作である

なぜならは彼らは表現のプロだからである

トップオブトップの有名人でなくともかなりのハイレベルだ

いやむしろイマイチ地味な芸人さんの方が

そのクオリティは高いのかもしれない

本著はタイトル通りあのお化け番組「M-1」での勝ち方を

関東芸人目線で徹底的に分析している

誰もが憧れる漫才師最高の栄誉

その頂へたどりつこうとする姿勢はまるで求道者である

ゴルコダの丘へ向かうキリストだ

そして

あの煌びやかなステージから

見えない十字架を背負って降りてくる彼らを

目にする季節がまもなくやってくる

4ブック

2019.11.14

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「一発屋芸人列伝」山田ルイ53世著

名著「ヒキコモリ漂流記」以来すっかりファンになり

「ルネッサンスラジオ」のリスナーにもなりました

とにかく表現力が多彩で豊か

36色色鉛筆のような

フィルミーノのゴール前での選択肢のような

ボヘミアンラプソディを思いついたときのフレディ―・マーキュリーのような

…私の表現力ではこのくらいが限界です泣

タイトル通りレイザーラモンやジョイマン、コウメ太夫などが登場し

彼らがどう一発屋になり

なぜ消えて行ったのかを著者の才能あふれる筆力で書いています

面白いのは当然、そこにわびさび、えぐみ、アイロニー、ルサンチマン、モラトリアム

全てが散りばめられています

この方も天才エッセイスト

こちらも何回も読み直しビビッとワードにアンダーラインを引きました

愛媛大学中退という親近感も加わり今や著者に心酔状態

毎週金曜の21時30分が待ち遠しい

弊社ラジオ編成局、まじ神!

4ブック

2019.11.08

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「僕の人生には事件が起きない」岩井勇気著

不倫ばかりする他の小説を読んでいたのですが

あまり面白くなかった(こう書くと面白そうですが)ので

途中で止めてこっちに乗り換えました

お笑いコンビ「ハライチ」の澤部じゃないほうの

暗い方の芸人さんのエッセイです

帯の謳い文句通り〝日常に潜む違和感に狂気の牙をむき〟まくり

面白すぎで一人笑いをこらえきれなくなり笑ってるので

まるでホアキン・フェニックスのジョーカーのように

周りから不審がられてます

「この本が面白すぎて笑ってしまうんです。スイマセン」と書かれた

メモを持ち歩きその人に渡したいくらい

もちろん「読んだらこのメモはお返しください」と

最後に書くのも忘れずに(*ジョーカーネタバレ)

芸人さんのエッセイと言えば

オードリー・若林さんを筆頭に名著ばかりですが

こちらも評判に違わずの名作

今、2回目を読み直し

さらに面白かったところに線を引いていますw

4.5ブック

2019.11.07

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「IT/THE END そでが見えたら終わり」

怖いのは嫌だったけどチャプター1をしっかり観てから映画館へ行きました

今更ながらチャプター1はメチャクチャ面白いですね

ツッコみどころはいっぱいありましたが

最後に“chapter one”と出た瞬間

アメリカ人のようにスタンディングオベーション

まさに〝ホラー版、スタンド・バイ・ミー〟

やっぱりスティーブン・キングは天才だと納得…

したのもつかの間

どうしちまった!

やっちまったなチャプター2

ついにあの時の少年たちが27年後に再集結するワクワクと

ジャシカ・ジャスティンらB級ホラーらしくない豪華キャスティングで期待MAXだったのに

肝心のペニー・ワイズがただのエイリアンになっとる泣

顔だけ残って体はスターシップ・トゥルーパーズやん

完全に間違えてるよ

ペニー・ワイズはあのままで良かった

チャプター1であやふやにしていた謎みたいなのは

無理やり答えを出さなくてもいいのに

あれは何でなん?っていうのは

「だって説明めんどくさい」とか「だってハリウッドだから」で

あやふやにしておけばいいのよ~

となるとこちらも名作「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」にも

不安が募る

スティーブン、そっちは大丈夫だろうな???

2シネマ