JAえひめ南

【JAえひめ南】「みかん学校」開校

JAえひめ南はかんきつ農業の維持・強化を目的に、担い手を養成する「みかん学校」を開校しました。同学校は開設に向けて、2021年度から関係機関と連携しながら実施場所や年間カリキュラムなどの計画を立て、2023年7月から受講生を募集。宇和島市吉田町の沖村(旧JA喜佐方支所ガソリンスタンド)を改修利用し、多様な担い手を養成するみかん学校を開設しました。

管内のかんきつ産地である同町では西日本豪雨災害の影響もあり、担い手の高齢化の進行や減少が急激に進んでおり、遊休園地も増えてきています。

4月3日、同町の喜佐方小学校体育館で開校式を開き、JAや県・市などの関係機関57名が出席しました。本年度の研修生は5名です。研修期間は1年~2年として、これから座学や実習を通してかんきつの知識や技術を学びます。また、町内の約1.8ヘクタールを研修圃場として確保しました。

式では、受講生を代表して若藤鶴真さんが「ひとり一人目的を持ってしっかりと学び、修了時には伝統あるみかん産地の担い手として少しでも地域に貢献できるようになっていきたい」とあいさつししました。その後、竣工式があり代表者によるテープカットを行いました。

吉見一弥組合長は「みかん学校ができたことにより、全国から新たにみかんを作りたいといった方々、また地元出身者でUターン就農を考えている方々を産地で受け入れ、将来へ向け産地を守り、発展させる活力の源になると信じている」と話していました。