まつやま農林水産物ブランドに認定されている「松山長なす」の産地である、JA松山市管内で7月中旬、長ナスが出荷ピークを迎えている。今年産は、4月~5月上旬にかけて雨が多かったため定植が遅れたが、その後は気温が上昇し好天に恵まれ、順調に生育している。 ツヤが良くまっすぐに育った長ナスは、今月中旬から8月中旬頃出荷ピークを迎え、11月下旬までにおよそ73トンの出荷を見込んでいる。
JA松山市管内では、30~80代の45人が約1.6ヘクタールで長ナス『庄屋大長』を栽培。生産者は収穫後、一本ずつ拭いて傷や曲がりなどを確認しながら、箱や袋に詰めJAに出荷する。
松前町の加藤正和さん(65)は、自家製のものさしを使用し、色の濃さや、キズがないかなどを確かめながらナスを収穫。加藤さんは「大きく育ち、一本一本切る度に嬉しさを感じている。これからバーベキューの季節でもあるのでぜひいろんな人に食べて欲しい」と話す。