ロッベンのイッペン読んでみ!
「哄う合戦屋」北沢秋著
カッコいいです
寡黙な天才軍師が天下取りを狙う
自分では日本一になる方法を知っていながら
常にNO.2としてボスを支える
ワイルドだろう~
でもちょっとカッコつけすぎかな
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「七人の敵がいる」 加納朋子著
面白かったですね~
PTA小説は初ジャンル
この手のものはバラエティ色が濃すぎて
笑いで濁してオチをつけるパターンでイマイチかな・・・
と思ったところ大違い
小学生の子を持つ母親同士の確執
ロリコン教師とのバトル
面倒くさい自治会や子ども会の問題まで
あまりにもリアルすぎてドンドン読んじゃいました
PTA経験者の著者だからこそのエピソード満載
書店で本作品に出会った時
「これは読まなければ!」と閃いた
my hunchの鋭さに自画自賛です
4ブック
えさシネマ倶楽部
「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」
悪の枢軸と言われたイラク、サダム・フセインの
息子ウダイとその影武者の
ほぼ事実な内容だそうで
役者は地味ですが
一人二役だったのが信じられないくらい
まったくわかりません
予想通り残酷で傍若無人な
甘ったれ息子ぶり
それをたしなめるのが父ちゃんですが
いやいやあなたもかなりの凶悪人ですよね
と突っ込むのを忘れないでください
これでもかなり抑えたそうですが
衝撃的なシーンが続くので
飽きずに観られます
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「義経 上・下巻」司馬遼太郎著
イッペンと題しておきながら
がんばれ清盛!の意味を込め二度目の読破
今回は平家、源氏両方から見れました
義経は戦の天才ですが
とにかく好色でお馬鹿(真っ直ぐ過ぎ?)
憎めないけれど
兄ちゃん(頼朝)にとっては殺したいほどだったんですね
最後は伊予の国司になっていた義経
屋島や河野水軍など
四国とのつながりも濃いので
面白いですよ
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「デットマール・クラマー 日本サッカー改革論」中条一雄著
サッカー好きならば
一度はこの人をちゃんと知らなければと読みました
日本サッカーの父
今の人はもう知らないかも
セルジオ越後さん(←この人も実際にすごい人です!)の
世界版と言えばわかりやすいでしょうか
東京、メキシコ五輪に深くかかわり
特に日本のサッカーを愛してくれました
が、アメリカや韓国、中国など数十カ国で
指導したのは知らなかったし
バイエルンでヨーロッパチャンピオンになっていたとは!
日本代表監督にもなって欲しかった
4ブック
えさシネマ倶楽部
「アーティスト」
今年のオスカーを独占した話題作
マスコミ試写会で先に見させていただきました
予備知識なしでいきなり観ると
拍子抜けするかもしれません
無声でモノクロのフランス映画
シネマというよりはキネマ、活動写真
古き良き時代へのオマージュです
決して派手ではありませんが
余分な演出を削ぎ落とし
シンプルに最低限必要なものだけで作った
それで十分、映画って楽しめるんだよね
と教えてくれます
アカデミーを獲らなければ出会わなかった
こういう作品にオスカーを渡す
アカデミーの懐の深さは偉大です
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「夢をありがとう」 高木美和子著
著者は元済美高校野球部・高木主将のお母さん
息子さんとの奮闘記を自費出版したのでと
ご縁があって寄贈いただきさっそく拝読しました
私も拙著ながら出版経験があるので
その苦労と大変さを少しは知っています
まず書かれたこと、それを形にし世に出したことに敬意を表します
本当に大変だったと思います
スポーツ取材で練習場や球場に行きます
試合も好きですが私が特に好きなのは練習場
愛媛の有力校はどこに行っても観ているだけで面白い
行くと必ずそこのファンになってしまう
後学のために色んな学校へ定期的に顔を出すべきですが
大会前の数回顔を出すのが現状
人とは違う広角的なネタ探しを自負しつつ
チームや選手のことばかりに目が行き
なかなか保護者目線までは踏み込みきれていません
本著で書かれている父母応援団の陰のチームワーク
初めて甲子園を見た親達のエピソード
当事者にしか知りえない経験は興味深かったです
次の取材時に有効な新しいベクトルを
植えつけていただけました
あの日、中野町グラウンドで
お母さん達と一緒に眺めた夕日を思い出しながら
愛媛代表のいないセンバツが今日開幕しました
ロッベンのイッペン読んでみ!
ちょっと前のスポーツものを2つ
「八月のトルネード」 阿部珠樹著
夕闇のスタジアムをバックに
天高く振りかぶったドジャースユニホームの野茂英雄
この表紙写真だけで惹きつけられます
残念ながら野茂のエピソードは
本人より周りの話が主で
期待した内容ではありませんでしたが
高校野球、済美と苫小牧の夏決勝
日本シリーズで落合監督が
完全試合直前でなぜ投手交代したのか
清原最後の打席とか
ファンにとってはたまらない
細かすぎて(好きな人にしか)伝わらないエピソード満載
4ブック
「ザッケローニ 新たなる挑戦」セルジオタッコーネ著 利根川晶子訳
最終予選を前に
一度しっかり調べておこうと手にしましたが
こちらはペラペラでした笑
ザックの経歴をつらつらと箇条書きにしているだけで
なんのエピソードも入ってきません
イタリア人ジャーナリストはこんなもんかい!
そうじゃないだろうけど
大いに失望しました
2ブック
えさシネマ倶楽部
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
貫禄のメリル・ストリープ
オスカーも当然あなたのものです
彼女の映画でハズしたものありますか?
デ・ニーロ、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマンらが
晩年を迎え、ピンで主役をはれない中
同時代を駆け抜けてきたメリルは
未だに十分センターにいられるってのが凄い
政治が駄目なのは日本も同じ
向こうはそれが即、流血デモや爆発事件
さらには戦争にまでつながるので
政治家の緊張感がまるで違うのでしょう
それがいいのか悪いのか
サッチャーさんにも功罪ありますし
ただ支えてきた夫・デニスの献身ぶりも凄かった
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「戦火の馬」
馬がすごい、馬が!
確実に演技をしているんです
辛いとか、負けないぞとか、ありがとうとか
人間よりも上手い
オスカーは逃しましたが
馬の演技は一見の価値あり
来週のラジオ番組(イナゾー&どうよ)で
チケットプレゼントあり!
3.5シネマ