ロッベンのイッペン読んでみ!
「盗まれたワールドカップ」デヴィッド・ヤロップ著、二宮清純監修
この数年は本大会前に必ず読みかえしています
いわゆるこんなサッカー選手がいますよ!という爽やかな内容とは真逆です
もともと著者は不正を暴くノンフィクション・ライターとして有名な人物で
この巨大なビッグイベントがいかに金、金、金で腐敗しまくっているかを
500ページに渡り自ら取材したことを元に書き殴っております
その尖ったペンの矛先が“太陽王”ことFIFAの元会長、ジョアン・アベランジェ
試合の途中、一瞬だけテレビに映る
メインスタンドVIP席で大物感を出しまくっている
あの太ったスーツ族のトップ・オブ・トップ
彼がいかにこのサッカー大会を巨大にし
いかに金まみれにしたか
ペレが輝いていた時代から2002年の日韓大会まで
半分は何を書いているか解り辛いのですが
アベランジェが王になっていく様はよくわかります
その流れは今回も変わることなくむしろ膨れ上がり
現会長であるブラッターにも
おそらく次の会長となるプラティニにも受け継がれていくことでしょう
4ブック
県総体決勝 ~ロッベン的雑感~
【松山北4-1松山東】
今日の1点目と2点目は
後の無い決勝の舞台や代表決定戦というプレッシャーの中では
有り得るシーンであり同情できるプレーと言える
それよりも注目すべきは3点目だ
松山北のチームカラーを具現化した得点シーンだった
松山東に攻められたあと
味方が奪った長いパスから10番清岡がドリブルで抜け出し
中央の9番柳田へラストパス
文句なしの“堅守速攻”が結実したシーンだ
4点目も相手エリアの中で粘りに粘った清岡から
2得点2アシストと全ての得点に絡んだタレントは大舞台に相応しく
文句なしのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)だ
今大会のヒーローは本当に遅れてやってきた
結果は戦前とは違い思わぬ大差となったが
松山東も恥じることは無い
“サイドを使ってパスサッカー”という時流に乗ったサッカーを披露
今日、松東ファンになった人は多かったはず
選手権には新チームで臨むだろうが
10年程前から松山北が夏の勢力図を塗り替えたように
愛媛をかき回す次の新勢力になり得るチームだと予言したい
さて
8年ぶり3度目の夏へ挑む松北イレブンよ
磨き上げた自慢の“北校アタック”を武器に
今日も強力な後押しとなった応援団が歌っていた如く
“愛媛で風を起こし”たのだから
“全国の兵ども”にド正面から堂々と“会いに行って”来い!
高校サッカー県総体予選 ~ロッベン的雑感~
準決勝第1試合【松山北2-0宇和島南】第2試合【松山東0-0PK5-3新田】
生放送から飛び乗りで試合会場へ向かう途中に
最後の生き残り4校を確認して驚愕したのは2年連続のことだった
夏の王者を予想するのは本当に難しいと
1年前のことがデジャブとなった
済美も今治東も混沌とする愛媛総体の渦に飲み込まれてしまった
毎年ながらベストコンディションで戦えない
総体の気温とハードスケジュールに
呪詛を吐きながら準決勝2試合を観戦
“守備力”という命綱を握り締め今予選を生き残ったのは
松山北と松山東
松山北はCB4番上東とボランチ7番藤岡の桑原中コンビに目がとまる
フィニッシャーらしいスピードを持つのは10番清岡
しかし、松北から今日のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を選ぶとすれば
それは“応援団”だろう
会場に響き渡る大声援はプロのクラブチームに勝る迫力があった
味方にとってこれほど力になるものはないし
敵にとってはやり難さこの上ない
一方、松山東は冗談ではなく“新ユニホーム”が勝利の一因と見た
京都橘や市立船橋など選手権常勝チームと同じデザインを身にまとうのは
それなりのプレッシャーもあったはずだが
見せかけだけではない実力が彼らにはあった
特に今までの松山東にはなかった力強さがユニデザインと融合し
“威圧感”となってピッチに漂っていた
たかがユニホームと侮る無かれ
こちらもディフェンスでは3番平山、5番河野
トップから最終ラインまで動き回る10番尾崎は無尽蔵のスタミナを持つ
(心の呟き「このチームを選手権でも見たいなあ」)
ただ気になるのは延長、PKの疲労感をどこまでリセットできるかだが…
共に勝てば3回目となる夏の王者の称号は
松山北は8年ぶり
松山東は実に46年ぶりとなる
未だ今大会にヒーローは現れず
カオスな年に相応しい主役は遅れてくるものだと信じ
明日、14時のキックオフを待ちたい
えさシネマ倶楽部
「それでも夜は明ける」
アカデミー作品賞は観て置かなければと重信まで
お客さんは結構、先輩方が多かったかな
黒人の奴隷解放映画は今までもたくさんありました
それとどこが違うかと言うと…
正直、大きく違いはありませんし
メチャクチャ新しい展開になるわけでもありません
でも当時は北部と南部で黒人奴隷に対して
かなり違いがあり
拉致されて奴隷にされた人が多数いたことまでは
知りませんでした
ただこの手の作品は
日本人とアメリカ人の捉え方に温度差があるのは仕方がないかも
しかしブラピはオスカーといい
今回の役どころといい
オイシイとこ持って行きますね~
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「一瞬の夏 上・下巻」沢木耕太郎著
名作を巡る旅シリーズ ~沢木耕太郎編パート2~
ボクシング、カシアス内藤のドキュメントだということしか
知らなかったのですが
ここまで著者が食い込んでいたとはビックリ
最後は著者が内藤のために全てをなげうって試合をマッチメークします
伝説のトレーナー、エディ・タウンゼントさんも生き生きとしています
後半は本当に試合は出来るのか?
勝つのか?負けるのか?気になりすぎて
ラストラウンドのラッシュのようにものすごいスピードで読み上げていました
やっぱりボクシングはサイコー!
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「白ゆき姫殺人事件」
オンナならではのジトッとした世界観を軸に展開する
とっても“湊かなえ”らしい作品です
SNSやツイッターのために生活している人種、いますよね~
綾野剛、染谷将太など旬で豪華な俳優達がズラリと出演
このあたりも流石、“湊かなえ”ブランドって感じです
ただ2つほど
井上真央が“地味で目立たないOL”設定なのが無理があるかな
こんなカワイイ子が会社にいたらかなり目立ちますまから!
逆に菜々緒は個人的趣味としてもはまり役
でも
あれだけ嫌な女なのに社内では好かれている設定もちょっと…
3シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「こう観ればサッカーは0-0でも面白い」福西崇史著
今、サッカー解説者で一番解りやすいのが福西さんじゃないですかね
地元贔屓でなく、ガチで
特にサッカーは「俺こそ一番だ!」と思っている
一言居士なファン(私も)が多いので
解説って大変だといつも思いますが
見た目と同じようにメチャ、スマートに解りやすく丁寧に書かれています
おそらくご本人は本気で日本がW杯で優勝できる日が来ると思っているはず
ハートはガッツガツに熱い男なんですよね そのギャップがまた魅力の一つ
普段の本人はすっごい気さくで“新居浜のあんちゃん”って感じなんですよ(失礼!)
今度、番組(おかげサンデー)で直接お話を聞ける予定ですので
12日発表の日本代表メンバーの事も含めて
シャビのダイアゴナルランばりに本人に切れ込んで見ます!
ロッベンのイッペン読んでみ!
「深夜特急 1~6巻(文庫版)」沢木耕太郎著
いつかは読んでみたいと思いようやく読破
レンタルビデオ屋の「この名作、見逃していませんか!?」
コーナーからピックアップする感じですね
もう30年も前の作品ですが今でも面白い
香港からロンドンまでの貧乏バス旅行のノンフィクション
村上春樹と同じでナルシスト感がハンパないです
「竜馬がゆく」もこのシリーズも
10代に手にしていたら人生変わっていたかも
私もナルシストなので何度か一人旅をしてきました
特に海外旅行へのアプローチが変わっていただろうなあ
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「村上海賊の娘(上・下巻)」和田竜著
著者にお会いするので
能島村上の櫓捌きのごとくソッコーで読み上げました
主人公の海賊娘より
私が魅力を感じたのは相手、泉州側の海賊でした
コテコテの関西人ノリで
やす・きよ漫才を聞いているようなボケ・ツッコミが好きでした
間違いなく映画化されるでしょう
勝手にキャスティングするとすれば…
景:杏さん
七五三兵衛:阿部寛さん
道夢斎:渡辺謙さん(敢えてこっちで親子競演!)
雑賀党で直ぐ殺される下っ端:江刺
でいかがでしょう?
4ブック
えさシネマ倶楽部
「ダラス・バイヤーズ・クラブ」
アカデミー効果ですね
シネマルナティックに女子の団体がいました
これを観たら
主演男優はマシュー・マコノヒーでしょう!と納得です
レオ様ではまだ勝負になりませんね
それくらい迫真の演技です
今、彼が出ていれば何でも観てしまいますもんね
(一部ですが)医者への不信感に共感できるし
エイズへの再認識も
なるほど、流石オスカー作品です
4シネマ