2014.06.12
ロッベンのイッペン読んでみ!
「盗まれたワールドカップ」デヴィッド・ヤロップ著、二宮清純監修
この数年は本大会前に必ず読みかえしています
いわゆるこんなサッカー選手がいますよ!という爽やかな内容とは真逆です
もともと著者は不正を暴くノンフィクション・ライターとして有名な人物で
この巨大なビッグイベントがいかに金、金、金で腐敗しまくっているかを
500ページに渡り自ら取材したことを元に書き殴っております
その尖ったペンの矛先が“太陽王”ことFIFAの元会長、ジョアン・アベランジェ
試合の途中、一瞬だけテレビに映る
メインスタンドVIP席で大物感を出しまくっている
あの太ったスーツ族のトップ・オブ・トップ
彼がいかにこのサッカー大会を巨大にし
いかに金まみれにしたか
ペレが輝いていた時代から2002年の日韓大会まで
半分は何を書いているか解り辛いのですが
アベランジェが王になっていく様はよくわかります
その流れは今回も変わることなくむしろ膨れ上がり
現会長であるブラッターにも
おそらく次の会長となるプラティニにも受け継がれていくことでしょう
4ブック