2007.07.29

ロッベンの高校野球観戦記

Author: ロッベン江刺

今日は済美と松山聖陵の実況でした。

最も印象に残ったのは済美の1番セカンド中村君。
放送でも紹介しましたが、
大阪岸和田の出身でまさに元気いっぱいの“お祭り男”。
しかも、これまで5試合で8つの四死球を選んでいる精密機械のような選球眼を持っています。
そのコツを聞いてみると
「練習の時からボール球は振らず、際どい時は必ず捕手・投手に確認する事」と言っていました。
なるほど。それでコミュニケーションもとれると。
素晴らしい。
お父さんが祭り大好き人間らしく、それをそのまま受け継いだような印象。
小さい頃は本人曰く、肥満児だったので
これはイカンとお父さんが地元のクラブチームに入れたとか。
笑ったのは4回のデッドボールを受けたシーン。
ボールが背中に当った瞬間、「よっしゃー!!」って叫んでました。
普通、怒ったり痛がったりするでしょ。
それがゼンゼン違う。
出塁できてチャンスが広がったのが嬉しいんです。
試合後も「痛くなかったっス!」って笑顔でした。
体いっぱいで感情を表現する「お祭り男・中村」、注目です。

一方、松山聖陵は荷川取監督ですね。
こちらも沖縄出身らしく超自然派人間。
自分の閃きを大事にしています。
試合前のアップも選手と一緒にやっていました。
26歳(今日が誕生日)と若いのもありますが、そんなことをする監督は初めて見ました。
“上甲山脈vs荷川取カンピューター”の第2ラウンドは
上甲さんの返り討ちにあいましたが、
愛媛の歴史に新しい名物対決が誕生し、来年以降の楽しみが増えました。
甲子園で恩師の金城さんに再会するのはもう少し後になりそうですね。
その時は是非、悲願の“上甲越え”を果たしてからにして欲しいものです。

さあ、明日がFINAL。
熊代君vs済美打線。
熱くなりそうですね。
お、その前にこちらも熱くなりそうな選挙。
どうなった〜?