2022.09.06

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「桶川ストーカー殺人事件 遺言」清水潔著

著者の清水潔さんを事件記者として

有名にした1990年の殺人事件

警察より先に犯人を特定

杜撰な捜査をした埼玉県警が謝罪

これをきっかけにストーカー規制法が成立

などなど

これらをたった一人の週刊誌記者がやってのけた

事件ノンフィクションの金字塔ですね

著者の作品は「殺人犯はそこにいる」を

初めて読んだ時からリスペクトしております

本著はそれよりずいぶん前の処女作なので

文章がまだ青臭かったりしていますが

殺人犯を探し当て、警察の腐敗を暴いていく様は

執念の怪物、不屈の鬼です

「BlackBox」での警視庁

今回は埼玉県警上尾署

助けてくれるはずの最後の砦である“警察”が

こんなに酷いとは

読みながら気分がどんどん悪くなり

これが自分に起こるかもしれないと思うとゾッとします

小説や映画では正義の味方で活躍していますが

警察側の活躍を描いたドキュメントって読んだことが無いなあ

あるのかな

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