2020.02.18
ロッベンのイッペン読んでみ!
「i アイ」西加奈子著(文庫版)
西加奈子に外れなしの定説は続きます
シリア生まれの主人公、アイ
養子、同性愛、不妊、地震被害、自然災害、テロ…
見なかった事にしていた
聞かなかった事にしていた
身近にある残酷な現実を西加奈子ワールドを通して
しっかりと見せつけてくれます
こういったストーリーを
押しつけがましくなく
説教臭くなく
小説に出来るのが天才たるゆえん
海岸に打ち上げられたクルディ君の写真を
見て何も思わない人はいないでしょう
嫌なことも沢山ありますが
それでも日本人である我々は恵まれていると再認識できるはずです
読む本が無いのなら西加奈子を読め!
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