(場所:北条S)

まずは新人戦チャンピオンの松山北をチェック。
「初戦(2-1松山南)は
野球で言うたら1回の裏に点を取られて
最後に逆転したって感じかな」と試合前の兵頭監督。
ギリギリやないですかと言い返すと苦笑。
その言葉通りこの試合も苦しむ。
味方のCK時でもチーム最長身のた寝爾鬟粥璽訌阿砲呂蕕擦
カウンターをケアさせる為、ハーフウェー付近に残すなど
松山東はなりふりかまわず、守りを徹底する作戦。
ただ前愛媛FC監督と元愛媛FC監督が揃う
豪華なベンチ、松山北。
サイドからのパスサッカーが次第に見えてくる。
特に兵頭監督の愛息兵頭陸と玉井は攻撃能力が高い2トップ。
松北は交代出場の
Jrユースチャンピオン、雑草軍団麻生FCのスーパーカー堀部が
入ってからリズムを掴む。
得意の左足からのFKでチャンスを作り
包帯の頭(2回戦で接触し7針縫うケガ)を物ともせずのヘディングは
チームに、ベンチに、応援席に喝を入れた。
それでも松山東は良く守る。
延長が脳裏を横切った残り3分。
その堀部が相手ボールを奪うと
左サイドにいた玉井がゴール前へグラウンダー。
これをこちらも交代出場の続木が流し込む。
ゴールを待ちわびた松北ベンチでは
お馴染みの、兵頭監督の“原博美ジャンプ”が炸裂笑。
全員で勝ち取った勝利。
トーナメントの緊張感。
ベンチと応援席の剥き出しの感情表現。
これぞ高校サッカー。
ヤメラレマセン。