2013.10.12
異常事態発生!ベスト8出揃う ~ロッベン的高校サッカー雑感~
生放送の関係で午後から移動
最短距離の北条グラウンドへ行く途中
スタッフから衝撃の報告が
「(第2シード)松山工業が負けたぞ!」
20秒絶句
会場に着くと
喧騒の中、顔色を失った松山工業・坂本監督と兵頭コーチ
「(試合への)入り方がぬるかったです…」
「決めるところで決め切れなかった…」
共に搾り出すような悔恨のコメント
この敗戦は尾を引きそうだ
一方
2-1の逆転で見事なジャイヤント・キリングを成功させた松山商業
率いるのは8年前、宇和東時代の決勝で同点弾を決めた大竹監督
「総体で今西に先制されてから一気に崩れたんで
そこを徹底して鍛えてきました」と
選手の成長に目を細めた
しかし
波乱はそれだけではなかった
第1シード・今治西、第3シード・松山北、第4シード・帝京第五も敗れたとの続報
気持ちと体がついていかない中、今日の第2試合が始まる
シード校の相次ぐ敗戦を聞いた大洲は
4番下岡を中心にディフェンスから入る慎重な立ち上がり
7番内山、10番智葉らが徐々に主導権を掴むと
サイドバック5番の赤松は左サイドを完全制覇
今治工業を5-0で退け、唯一残ったシード校の面子を保った
“たられば”はご法度だが
もしもこの試合が午前(第1試合)に行われていたら
大洲も波乱の波に飲み込まれていた可能性は否定できない
トーナメントの怖さ
初戦の難しさを目の当たりにした一日だった
となりの吉田対新田はほぼ互角の展開
吉田の大型ボランチ10番稲葉にスケールの大きさを感じたが
昨年準優勝の意地を見せた新田が
セットプレーからの1点を守りきった
益々、混沌としてきた今大会だが
一つだけはっきりしていることがある
強いチームが勝つのではなく
勝ったチームが強い!