Archive for 6月, 2020
えさシネマ倶楽部
「ランボー ラスト・ブラッド」
安っすいんですよ脚本が
捕らわれた娘を取り返し、悪い奴らがやってきたところを
ボコボコにする
私でも書けます(多分)
でもいいんです、だってランボーだから・・・
ダッサいんですよセリフも
そんな言葉使わんやろって何回ツッコんだことか
でもいんです、だってスタローンだから・・・
太っといんですよ体が
明らかにステ〇イド太りからの~金持ち太り
グリーンベレー帰りで孤独に生きてきた男の肉体ではないんですよ
でもいんです、だってジョン・ランボーだから・・・
これで「ランボー」の栄光が傷つくわけではありません
スタローン様
駄作だと分かっていても絶対に観ます
なので
お元気なうちに「オーバー・ザ・トップ」と「コブラ」の続編も作って下さい
あ、「オスカー2」でもいいです
中学生くらいに「1」を観て腰が砕けるくらい面白くなかったのを未だに覚えてます
2シネマ
えさシネマ倶楽部
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語」
休業明けの新作はこれしかなかったので
まあしょうがないか~とゼンゼン期待していなかったからでしょうか
まさかの2020年伯ちゃんアワード洋画ランキングNO.1です!
女子たちにとってのバイブル「若草物語」
これ実は男子は読まないまま大人(平野D曰く“おっさん”)になってる人がほとんどなんです
私がまさにそう
「トム・ソーヤの冒険」で日本中の少年たちの心を打ち抜いた「世界名作劇場」
トム・ソーヤ後、「南の虹のルーシー」「不思議な島のフローネ」までは
男子も何とか見てたのですが「若草物語」になると
“なんかタイトルもしょぼいし、雰囲気も女子臭っ”とハスって見てないのです
だからこの4姉妹について知識がないのです昭和男子は
でも大人(平野D曰く“おっさん”)になって見たらメチャクチャ面白かった~
まず出ている人がいい
今のハリウッド・メインストリートを闊歩している若手俳優が
キャスティングされています
長女にシアーシャ・ローナン
「レディ・バード」で名をあげましたが私にとっては「ラブリー・ボーン」です
このときから良かった
そして次女にエマ・ワトソン
ハリポタのハーマイオニーはずーーーーと美人です
さらにこの三女どっかで見たな~と思っていたら
そうですあの問題作「ミッド・サマー」のフローレンス・ピューでした
さらに、この女だらけの中に一人登場する美少年が
2019年ハクちゃんアワード洋画NO.1「君の名前で僕を呼んで」の
ティモシー・シャラメ君!
全員“ちゃんと”成長している旬の俳優たちばかり
そこにお目付け役として出ているのが
ハリウッドメインストリートを何十年と歩いてきたメリル・ストリープ
出演者も物語も文句なしの一級品
ダメ押しが監督
物語が時系列で進むのではなく
3つか4つの時代を上手に織り交ぜながらなのでまったく退屈しない
グレタ・ガーウィグ監督ってどんなおっさんかと思ったら
3度目びっくり、女性の新進気鋭(36歳で美人)
「レディ・バード」で長編初監督にしてオスカー・ノミネートの鳴り物デビューしてた天才
つまり女子のリアルを描かせたり
「この娘は私だ!」と観てる女子に思わせることの達人でした
ってことで加点ばかり
減点ポイントゼロ!
出ました5シネマで
ロッベンのイッペン読んでみ!
「菜の花の沖」司馬遼太郎著
STAY HOME中に大物を釣り上げておこうと
司馬作品の中でも
面白くないかも~と思い途中であきらめていた本作を
数年振りに手に取りようやく完読しました
主人公は戦国武将でなく、維新期の偉人でもない
船乗りの高田屋嘉兵衛
派手さが無くよほどの司馬ファンじゃないと
この作品には辿り着かないでしょう
淡路島で生まれ、蝦夷地を開発し、ロシアと交渉
教科書には全く載っていないこの巨人を
竜馬や高杉晋作、西郷隆盛、秋山兄弟と同じ熱量で書き上げています
やっぱりそれが凄い
4、5巻目のロシア話の時は複雑すぎて諦めようかなと思いましたが
やっぱり面白かったです
3.5ブック