サッカー魂　～本と映画と、ときどきサッカー～

史上初、組み合わせ会場からの生中継

あっという間でした

恒例のオープニングＶＴＲも大作でした

決してＯＡされないけれど

毎年、担当Ｄが気合を入れて制作

サラ・ブライトマンの｢Time To Say Goodbye｣にのせながら

過去の敗者たちが画面に映し出されたとき

今年もこのビッグイベントの司会席にいることの

幸せと責任の重大さをかみしめ涙が溢れそうになりました

読売新聞浅野支局長の挨拶もよかった

“毎年、正月返上で全国選手権の取材をするが

勝った時は紙面で大々的に扱うことができるが

負けるとほとんど記事にはならない

だから勝つことが重要なんだ”みたいなことをおっしゃいました

その通り

オープニングＶＴＲに南宇和の全国優勝を入れたのは

いまさらという感はありますが

やっぱり全国で勝ってこそなんだというメッセージなんです

エラソーなことを言います

出来ないわけじゃない

“信じること”です

改めてそう思いました

行くぞ、国立！

今年の県大会出場20チームが決定しました

東予地区：小松、川之江、新居浜工業、西条、今治工業、東予（6校）

中予地区：松山東、松山聖陵、済美、新田、東温（5校）

南予地区：大洲、内子、吉田、宇和島南、宇和島東（5校）

県総体１位、2位：松山工業、松山北

プリンスリー　グ参加：今治東、南宇和
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上20校（参加47校）

組み合せ抽選会・・・9月11日（南海放送　グレイスホール）

わからんもんですサッカーは

昨日の2試合は全くいいところのなかった松山工業

しかもＤＦの要であるぬがケガで先発出来ず

試合前

谷監督は｢ヤナギもおらんしね・・・｣とお通夜状態

一方、今大会すべて3点を取っての完全勝利の松山北

兵頭監督は｢ケガ明けの玉井がいなくても今の選手で十分｣と

自信満々で臨んだ

正直、我々の下馬評も６：４で松山北

でも

サッカーはわからんもんです

前半の松工ラッシュを見ながら隣に座った元愛媛ＦＣの幸田さん（現スカウト）は

｢これが後半も持てばたいしたもんです｣と見守ったが

・・・やり抜きました

｢松工は精神的にタフですね　山崎君は“しなやかさ”がありますね｣と高評価

全国で暴れてもらいましょう

試合終了の瞬間、ベンチを飛び出し選手と抱き合った谷監督

それほど苦しい試合だったのでしょう

悪かったわけではなかった松山北

へたり込んで号泣しているイレブンを見ながら

四国大会が残っているとはいえ

これでドリームチームが解散するのはあまりにも寂しすぎると

本気で思わせてくれました

これぞ決勝

これぞ高校サッカー　

“70分間の一生懸命”最高でした

松山北と松山工業の2強時代と予想された今年の県総体

まずは松山北

こちらは順当に決勝へ進出

唯一心配されたエース玉井の怪我（右足疲労骨折）も完全に癒えたようです

2回戦の松山中央戦ではロスタイムから出場

体も選手権から一回り大きくなり胸板が厚くなってました

兵頭監督も「もういつでもいけるよ」と満面の笑顔

ただそれまでの2トップが絶好調なだけに誰をスタッツに選ぶか

嬉しい悲鳴を上げている

金橋はゴール前の迫力が増加

絢頂蠅離好圈璽匹聾内随一、誰もついてこれません

ほぼ同じメンバーでやってるだけに連携も全く問題なし

パス回しはまるでウイイレを見ているよう

ここまでくればベンチから何も言わなくてもOKという感じで大西コーチもどっかり座ってます

こんなチームのメンバーでサッカーやってたら相当楽しいだろうなあ

一方

対抗馬の松工は黄色信号です

高校選抜にも選ばれた山崎

小学校時代から名を馳せた東野兄弟の次男東野祐樹

全国レベルのフォワードを武器に

こちらも安泰かと思われたがこの2人にいい形でボールがこない

勝ちはしたけれど2回戦の大洲戦では

谷監督から厳しい指示ばかりが飛んでいた

「今年のうちはいつもこうやけん

つぎの松山東もよう走るけんな」との不安が的中

南宇和を破り勢いに乗る松山東に90分間で勝ち切ることはできなかった

強烈な印象を残したのが松山東

南宇和羽田監督が

「選手権で準優勝した時のチームに近づいてきました」と自信をもって臨んだ2回戦で土をつけ

北条にきたギャラリーを大いに驚かせた

とにかく最後まで走ります

観戦するだけでもへばるような暑さの中でも絶対に走り勝つ

相手がへばるまでやり続けるのは尊敬に値します

長友がいっぱいいるみたい笑

特にサイドが起点になっています

準決勝で松工に地獄を見せた君たちは素晴らしい！

さあ、あと数時間でFINALのキックオフです

やっぱり高校サッカーは面白い

ハードスケジュールなどの不満はあるが

この中で勝たなければ全国で選手権でどうこう言えるレベルではない

代表戦のように何があるかわからない中で結果を残したものが勝者

結果は今日のテレビで！

“一生懸命な君たちは僕たちも強くする”

【第８７回全国高校サッカー選手権大会２回戦】

松山北　１（１−２・０−５）７　國學院久我山

FC東京に入団予定の田邉を擁する國學院久我山。
その相手に続木のゴールで前半は１−２と奮闘する。
しかし後半力尽きた。
実力差がそのまま点差となって１−７。
４６年ぶりの出場は初戦敗退となった。

【第８７回全国高校サッカー選手権大会】
松山北ー國學院久我山（東京B）

初戦がいよいよ明日に迫りました。
國學院久我山はFC東京に入団する田邊を中心とした強豪チーム。
４６年ぶりの出場に勝利という花を添えることができるか。

1月２日（金）ごご２時５分から放送

４６年ぶりに選手権県大会優勝を成し遂げた松山北高校。
その優勝までの軌跡を描きます。

「おめでとう！松山北イレブン〜４６年ぶり選手権への軌跡」
１２月３０日（火）午前１０時５０分〜１１時２０分

「どことあたってもウチより
有名なところなんで
自分たちのサッカーをやるだけです」

巨大な組み合わせ抽選ボード
100人を超えるマスコミ関係者やテレビカメラ
生放送用に異常なほどに眩しく照らされたステージ上で
松山北・兵頭陸主将がインタビューに応えた
さすがのビッグマウスも緊張の表情だった

父の兵頭龍哉監督は
苦笑いでの感想

「（対戦相手の國學院久我山は）うちと同じポゼッションサッカーで
実は対戦がなくても試合を見に行きたいと思ってたチームだったんよ〜」

誰もが不利だと思っているのは自明
ただ
勝つための秘訣もあると
私も
監督も
キャプテンも思っている

それがただの突っ張りでないことを
新年早々証明して見せましょう

【第87回全国高校サッカー選手権大会】
全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が１７日、東京で行われました。４６年ぶりに愛媛大会を制した松山北高校は大会２日目、１月２日の第１試合で東京都Ｂ代表の國學院久我山高校と西が丘サッカー場で対戦することが決まりました。

http://www.ntv.co.jp/soc/outline/tournament.html

【第８７回全国高校サッカー選手権大会　愛媛県大会決勝】

宇和島東　０（０−０・０−０・延０−０・０−１）１　松山北

《得点》９５分　西原

＊松山北は４６年ぶり２回目の優勝！

≪最優秀選手≫
兵頭陸（松山北）

≪得点王≫７ゴール
野田真登（松山工業）

≪ベストイレブン≫
ＧＫ　入江裕也（南宇和）
ＤＦ　金木優太（済美）　兵頭陸（松山北）　立田将大（南宇和）
ＭＦ　林昴佑（済美）　西原拓也（松山北）　藤岡伸太郎（宇和島東）　中岡優太（東予）
ＦＷ　野田真登（松山工業）　有間潤（宇和島東）　玉井聡（松山北）