Archive for the '未分類' Category
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ユリゴゴロ」(沼田まほかる著)
初の“まほかる”作品
おかデリのブックスコーナーで
ユリ姉さんが言っていたように
“湊かなえ”臭がプンプンします
母親が異常殺人者
これがアメリカならばベタに
シリアルキラー・ストーリーになるのでしょうが
恋愛にしてしまうところが
ジャパニーズ・ミステリーの奥深さと湿っぽさ
一気に読めますし
オチもよかったです
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「覇王の家(上・下巻)」 司馬遼太郎著
海道一の弓ひき、家康です
ハイライトとなる“関ヶ原”と“大阪の陣”は
別著で存分に書いており
こちらはそれ以外の物語
どう生まれ育って、秀吉とはどう付き合ったのか
丁度、「江」ともかぶるエピソードがあるので
大河ファンが今読んでも楽しめます
司馬さんが描く家康像のおかげで
私も少し我慢強くなりました笑
仕事でキレそうになっても、ちょっと待ってみたり
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉著)
装丁の具合と漏れ聞こえる内容からして
女性向けだろうと手にしませんでしたが
「本屋大賞」に敬意を表し読みましたところ
予想通りでした笑
赤川次郎系の謎解き短編集
されどそこは「本屋大賞」
思わず笑ってしまうシーンが多数
散々謎めかせておいて
最後に無理矢理、登場人物の長々としたセリフで
オチを付ける凡作に比べると
毒舌執事が古畑任三郎風に事件を解決するので
無理やり感はありません
前回大賞「天地明察」ほどの
読みごたえは無いです
同エントリー「悪の教典」には
さわやかさが無かったか…
3.5ブック
えさシネマ倶楽部
「エリックを探して」
どうなってる松山、観たいものがない…
と思っていたらピンときました本作品
英国人が大好きなパターン
何をやっても巧く行かないブルーカラーが
仲間と一緒に一発逆転の痛快劇
にしてもカントナの偉大さがよくわかります
彼らにとって背番号“7”はC・ロナウドでもベッカムでもない
永遠にエリック・カントナなんですね
我々は“カンフーキック”の悪童としか認識してませんが
これだけ愛されているんですね
サッカーが生活に組み込まれている母国ならではの映画です
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「民王」(池井戸潤著)
大野ネエさんに貸していただきました
体が入れ替わる「転校生」パターンです
首相と息子が入れ変わり
最初は戸惑いながらも
若者ならではの言動で切り抜ける
設定といい展開と言い
幼稚な感じがありますが
今の政治家とそのままオーバーラップできるのが
楽しいです
「空飛ぶタイヤ」には及ばず
3ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「花の鎖」(湊かなえ著)
メガヒット「告白」ほどインパクトはありませんが
女流作家らしい視点で綴る文章が綺麗です
殺人事件が起こるわけでもなく
地味で手ごたえがないかも
世代の違う3人の女性が最後はつながっていきます
最後の謎解きが説明しすぎで分かり辛いのは
個人的に嫌いなパターン
ただ、自分ばかりが恋をしたと思いがちですが
ばあちゃんもおじいちゃんも
当然のようにドラマがあったことを教えてくれます
初子さんの場合はどうだったんだろう
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ラスト・チャイルド 上・下巻」(文庫版 ジョン・ハート著)
あとがきにあるように
翻訳の仕方がヘタですね
読み辛い…
連続幼女殺人はハリウッド系でありがちのパターン
でも「このミス大賞」に輝いただけに
上・下巻を最後まで読ませる強さはあり
終わって見るとミステリーだけでなく
少年同士の友情物語でもある事に気づきます
「ミスティック・リバー」風(これもあとがきにあり笑)
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「テンペスト 1〜4巻」(文庫版 池上永一著)
池上ワールドに初めて触れました
琉球王国から沖縄県へ
激動の時代を生き抜いた美しくて逞しい女たち
男は入り辛いかと思ったけれど
すっごく読みやすいです
琉球版大奥
沖縄が好きだと言う人
沖縄に行ったことがあると言う人は
美ら海だけだけでなく
その歴史も知るべき
読後は紺碧の色が少し違って見えるはず
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「1988最強世代
田中将大、斎藤佑樹、坂本勇人、前田健太……11人の告白」
(節丸裕一著)
面識はありませんが寄贈いただいたので
さっそく読ませていただきました
コアな野球ファンならご存知、フリーのスポーツアナ
第1回WBCの決勝を覚えている人も多いのでは
斎藤世代の豪華なメンバー(福井君もいますよ)ばかりですし
さすがよく取材してはるなあとリスペクト
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ダークゾーン」(貴志祐介著)
「おかえりブックス」で大野姉さんがプッシュ
ヒット作「悪の教典」の著者ですね
この本を手にして以来
やたらチェス関連が目に入ります
たまたま借りたDVD「ボビーフィッシャーを探して」も
チェスものでした(4シネマ)
本作ではいきなり自分が化け物になり
長崎の軍艦島で地獄のようなチェスゲームをします
盤ゲームは麻雀を少しとドンジャラくらいしか
興味なかったので新鮮で面白かったです
ただ夢オチっていうのが
かなりがっかりでした
前作の疲れが残っていたのでしょうか
3ブック