Archive for the '未分類' Category

2011.05.12

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「ユリゴゴロ」(沼田まほかる著)

初の“まほかる”作品

おかデリのブックスコーナーで

ユリ姉さんが言っていたように

“湊かなえ”臭がプンプンします

母親が異常殺人者

これがアメリカならばベタに

シリアルキラー・ストーリーになるのでしょうが

恋愛にしてしまうところが

ジャパニーズ・ミステリーの奥深さと湿っぽさ

一気に読めますし

オチもよかったです

4ブック

2011.05.11

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「覇王の家(上・下巻)」 司馬遼太郎著

海道一の弓ひき、家康です

ハイライトとなる“関ヶ原”と“大阪の陣”は

別著で存分に書いており

こちらはそれ以外の物語

どう生まれ育って、秀吉とはどう付き合ったのか

丁度、「江」ともかぶるエピソードがあるので

大河ファンが今読んでも楽しめます

司馬さんが描く家康像のおかげで

私も少し我慢強くなりました笑

仕事でキレそうになっても、ちょっと待ってみたり

4ブック

2011.04.23

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉著)

装丁の具合と漏れ聞こえる内容からして

女性向けだろうと手にしませんでしたが

「本屋大賞」に敬意を表し読みましたところ

予想通りでした笑

赤川次郎系の謎解き短編集

されどそこは「本屋大賞」

思わず笑ってしまうシーンが多数

散々謎めかせておいて

最後に無理矢理、登場人物の長々としたセリフで

オチを付ける凡作に比べると

毒舌執事が古畑任三郎風に事件を解決するので

無理やり感はありません

前回大賞「天地明察」ほどの

読みごたえは無いです

同エントリー「悪の教典」には

さわやかさが無かったか…

3.5ブック

2011.04.21

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「エリックを探して」

どうなってる松山、観たいものがない…

と思っていたらピンときました本作品

英国人が大好きなパターン

何をやっても巧く行かないブルーカラーが

仲間と一緒に一発逆転の痛快劇

にしてもカントナの偉大さがよくわかります

彼らにとって背番号“7”はC・ロナウドでもベッカムでもない

永遠にエリック・カントナなんですね

我々は“カンフーキック”の悪童としか認識してませんが

これだけ愛されているんですね

サッカーが生活に組み込まれている母国ならではの映画です

4シネマ

2011.04.19

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「民王」(池井戸潤著)

大野ネエさんに貸していただきました

体が入れ替わる「転校生」パターンです

首相と息子が入れ変わり

最初は戸惑いながらも

若者ならではの言動で切り抜ける

設定といい展開と言い

幼稚な感じがありますが

今の政治家とそのままオーバーラップできるのが

楽しいです

「空飛ぶタイヤ」には及ばず

3ブック

2011.04.14

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「花の鎖」(湊かなえ著)

メガヒット「告白」ほどインパクトはありませんが

女流作家らしい視点で綴る文章が綺麗です

殺人事件が起こるわけでもなく

地味で手ごたえがないかも

世代の違う3人の女性が最後はつながっていきます

最後の謎解きが説明しすぎで分かり辛いのは

個人的に嫌いなパターン

ただ、自分ばかりが恋をしたと思いがちですが

ばあちゃんもおじいちゃんも

当然のようにドラマがあったことを教えてくれます

初子さんの場合はどうだったんだろう

3.5ブック

2011.04.13

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「ラスト・チャイルド 上・下巻」(文庫版 ジョン・ハート著)

あとがきにあるように

翻訳の仕方がヘタですね

読み辛い…

連続幼女殺人はハリウッド系でありがちのパターン

でも「このミス大賞」に輝いただけに

上・下巻を最後まで読ませる強さはあり

終わって見るとミステリーだけでなく

少年同士の友情物語でもある事に気づきます

「ミスティック・リバー」風(これもあとがきにあり笑)

3.5ブック

2011.03.30

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「テンペスト 1〜4巻」(文庫版 池上永一著)

池上ワールドに初めて触れました

琉球王国から沖縄県へ

激動の時代を生き抜いた美しくて逞しい女たち

男は入り辛いかと思ったけれど

すっごく読みやすいです

琉球版大奥

沖縄が好きだと言う人

沖縄に行ったことがあると言う人は

美ら海だけだけでなく

その歴史も知るべき

読後は紺碧の色が少し違って見えるはず

4ブック

2011.03.28

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「1988最強世代 
 田中将大、斎藤佑樹、坂本勇人、前田健太……11人の告白」
(節丸裕一著)

面識はありませんが寄贈いただいたので

さっそく読ませていただきました

コアな野球ファンならご存知、フリーのスポーツアナ

第1回WBCの決勝を覚えている人も多いのでは

斎藤世代の豪華なメンバー(福井君もいますよ)ばかりですし

さすがよく取材してはるなあとリスペクト

3.5ブック

2011.03.25

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「ダークゾーン」(貴志祐介著)

「おかえりブックス」で大野姉さんがプッシュ

ヒット作「悪の教典」の著者ですね

この本を手にして以来

やたらチェス関連が目に入ります

たまたま借りたDVD「ボビーフィッシャーを探して」も

チェスものでした(4シネマ)

本作ではいきなり自分が化け物になり

長崎の軍艦島で地獄のようなチェスゲームをします

盤ゲームは麻雀を少しとドンジャラくらいしか

興味なかったので新鮮で面白かったです

ただ夢オチっていうのが

かなりがっかりでした

前作の疲れが残っていたのでしょうか

3ブック