Archive for the '未分類' Category
ロッベンのイッペン読んでみ!
「夢巻 ゆめまき」 田丸雅智著
本好きと言いながら
ショートショートを知らなかった程度の私です
著者のお父様から勧めていただき
この世界を初体験しました
とっても不思議でファンタジー
こんな文章を書ける人はとてもロマンチックなんだろうと思います
余計なことを書いていないからこそ想像できる
ページ数を埋める為だけに陳腐な説明セリフを
登場人物に言わせる
安っぽい小説ってありますよね いやだいやだ
と言いながら
私のラジオ番組でのトークも「前置きが長すぎる!」とよくお叱りを受けます…
4ブック
えさシネマ倶楽部
「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」
映画界には“ジョン・F・ケネディもの”は外さない
という通説がありますが
今回もその通りでした
題名は撃たれた後にケネディが搬送された病院の名前です
しかも同じ病院に暗殺犯として撃たれたオズワルドも搬送されます
同じ病院だったことにビックリ
映画は真犯人を導き出すというよりは
病院内での蘇生手術の緊迫感や
狙撃された瞬間を捉えた
あのジャクリーン婦人が肉片を集めるシーンで有名な
8ミリ映像をたまたま映していた人などを
中心にドキュメントタッチで構成されています
ところで
本作ではオズワルドの単独犯として扱われています
そうなんですかね
事件後50年で新証拠が公開される話が延期になったことも
影響しているんでしょうか
お客さんも現役世代が多く
未だJFK人気は衰えずと感じました
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「破門」 黒川博行著
はい直木賞最新作です
今治は村上水軍と併せて2連続文芸おんまく祭り
イケイケ・ヤクザの桑原と
お調子もんの二宮とのコンビが人気の疫病神シリーズ、完結編?
内容は切った張ったで
渡世家業丸出しのハードボイルドですが
著者のこだわりである大阪弁での二人のやり取りが
ホントにプッと笑えるのが良い感じです
関西人はどんな時でも笑いを忘れへんねん!っていうプライドを感じます
こちらも間違いなく映画化されるでしょうが
気持ち悪いニセ大阪弁でやられると目もあてられないので
キャスティングには最大限の注意を払いたい
二宮役はすんなり決まるんです(あ、私の中でね)
宮川大輔さんです
お笑い芸人の中でも演技もチャンとできるし
難しいのが桑原役
凄みがあってモノホンに見えて40前後で
完璧な関西弁を喋ることが出来る俳優…
20年前の西田敏行さんならとも思ったのですが
これがなかなかいない
いやあ、悩みます(←ハイ、突っ込んで)
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「ディス/コネクト」
面白かったです
ネットいじめ、ネット詐欺、報道のコンプライアンス
SNS絡みの日本でもよくあるトラブル、事件を軸に
家族や恋人同士、取材する側とされる側
どこまで強く意思を保つことが出来るか
観ていると自分は大丈夫だと思ってる人のほうが
実際に巻き込まれると脆く崩れていくのかもしれません
前半は怖かったですが
最後は現代の家族愛に涙します
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実」 中村計著
早速、高校野球モードに切り替えました
甲子園での奇跡といえば
“松商―三沢再試合”や“奇跡のバックホーム”など
野球王国・愛媛に相応しい歴史に残るものが結構ありますが
(5敬遠も広く捉えれば愛媛関連?)
よく考えると“何もしていない”のに歴史に残っている大事件といえば
唯一ではないでしょうか
それだけに他の奇跡とは異質な光
しかも鈍い光を放ち続けているようです
その光の謎、意味を知りたがっていたファンは多かったはず
やられた星稜、仕掛けた明徳義塾双方の意見に頷いてしまうのは
関係者全員に細かく取材をしている筆者の文章力が高いから
読後は馬淵監督が地元出身だという贔屓目を省いても
あの大事件を納得できるようになります
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「メキシコの青い空 実況席のサッカー20年」 山本浩著
今回のW杯の締めくくりとして伝説アナの名著を
読む度に納得&勉強させられます
もう何度読み返したでしょうか
85年アジア最終予選から86年メキシコW杯
93年ドーハ、96年アトランタ五輪、97年ジョホールバル
99年フリューゲルス天皇杯、02年日韓W杯まで
氏がコメントした珠玉の実況とともに当時の放送席の裏側まで
未だに目を閉じると直ぐに思い出せます
あの声であのトーンでデコレートされた名シーンを
もはや氏のコメントは詩です
実況界のヘッセ、シェイクスピアです
直接お会いしたことは無いですが
我々(実況者)にとってこの本は聖書なのです
しかし、今回のブラジル大会での(自分のことは棚にあげ)
ありえない実況に何度突っ込んだことか
神よお許しください
書生の気持ちを忘れていたのは
日本代表だけではなかったようです
4ブック
えさシネマ倶楽部
「オール ユー ニード イズ キル」
トム・クルーズが地球侵略してきた怪獣と
戦う未来もの…
といえば「宇宙戦争」で痛い目にあってるし
大体見なくても想像つくし~と思ってたら
面白かった笑
死ぬとその数分前から蘇る設定で
主演のトムがガンガン死んじゃうのが笑えます
毎回、そんなきっちり死なんやろ!とツッコミたくなりますが
原作が日本人なのでオチもちゃんとしています
「マトリックス」の最後に出てくる真っくろ黒助のお化けみたいな敵が
次から次へ襲ってくるシーンは迫力あり
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「アレックス・ファーガソン自伝」アレックス・ファーガソン著 小林玲子訳
昨年、マンチェスター・ユナイテッドを勇退した知将が
自身の輝かしい軌跡を振り返ってます
香川がいるのでサッカーファンじゃなくてもご存知でしょう
想像していたより冷静沈着ではなく
ガンガンにキレまくる指揮官だとわかりよけいカリスマ感が増しました
誰よりも今シーズン前にモイーズに読んで欲しかった…
香川がかわいそすぎる
教え子のルーニーやC・ロナウドはもちろん
ベンゲルやモウリーニョ、ベニテスらとの丁々発止のやりとり
あと92年組(ギグス、スコールズ、ニッキー・バット、ネビル兄弟)が大好きで
ベッカムはチャラいから嫌いだというのが良くわかりました
それにしてもボビー・チャールトン、カントナ、ロイ・キーン、ファン・ペルシー…
綺羅、星のごとくとはこのことですね
読み応えありまくり!
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ディエゴ・マラドーナの真実」 ジミー・バーンズ著 宮川毅訳
自分達のサッカーが出来ない…
決定力不足だ…
世界の頂点に立つために…
日本が、いや世界が抱えるピッチ内の難題を
一発で解決できる答え
それが本書の主人公、ディエゴ・マラドーナです
ただしピッチ外で失うものも同じくらいありますが笑
本書はアルゼンチンのスラム街に生まれた天才少年が
権力に利用されつつも世界が注目し
メキシコワールドカップで神になり、ナポリで天国と地獄を味わい
ドーピングでアメリカワールドカップを追放されるまでが書かれています
そのエピソードがいちいち
常識はずれなのがまた彼の魅力をアップさせます
サッカー選手として神になり
地に堕ちたとはいえ
私にとっては永遠で唯一のカリスマ
直接関わるのは嫌だけど
お行儀のいいマラドーナなんて
フラれない寅さんみたいなもの
そんなのは観たくもありません
その後の監督業から現在までのパート2、パート3
いや死ぬまでシリーズで追いかけて欲しいです
4ブック
えさシネマ倶楽部
「ノア 約束の舟」
“やっちゃいました感”が溢れています
そんな気もしてたけどやっぱりか…でした
まず、我々日本人は
アダムとかイブとか神話に対する基礎知識に欠けてるので
身近に感じられない
ストーリーもノアが舟作って動物を救って終わり
ついでにラッセル・クロウの演技は
どの作品でもワンパターンだし
とここまで愚痴るのも期待していたからこそか
3シネマ