2013.01.09

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「光圀伝」 冲方丁

今年の初物は難産でした~

750pの大作

「天地明察」のあの冲方丁が

水戸黄門の人生を描くとなれば

読まずにはいられません

斬首された生首を一人で取りに行く少年時代や

宮本武蔵と沢庵和尚との出会いはハイライト

文章が起き上がって見えます

しかし

泰平の世でありすぎるのか

中盤以降は派手なドンパチがあるわけでなく

主に身近な人が亡くなっていくばかり…

渋川春海がカメオ出演したりしますが

「大日本史」編纂の大偉業も

「天地明察」のような盛り上がりもなく

振り返ってみると…

イマイチでした

ただここまで書き上げた筆力は凄いです

3.5ブック