“個人の良さを徹底的に引き出すこと”

「チームが日本一になるより、“選手”が日本一になって欲しいんです」

下部組織「キッズ」を率いて10年

ジュニアユース「ゼブラ」が出来て4年目

松前グラウンドで静かに選手を見つめる

飯尾監督のポリシーは決してブレることはない

目の前の勝利に一喜一憂する少年世代

特にその親世代には

もどかしく感じることもあっただろうが

頑固に“個”を貫き

いまやキッズ、ゼブラと言えば

「ボール扱いが上手い中予のトップクラス」と認知されるまでになった

この日も1対1(2対2)の練習のみをたっぷりと2時間!

テクニシャン工場の秘密を見た気がした

「決勝も引いて守ることはしません」

「サイドバックがどれだけ高い位置にいれるかが勝負ですね」

左に河野、右には池田

両サイドの最初のマッチアップを注目したい

ゼブラ初のビッグタイトルへ

もう一人のキーマンはFWの大野

そのテクニックは誰もが認めるところ

しかし、肝心の得点がまだ無い

「(ゴールは)決勝に残してます」

大器の2年生が

チャンスメーカーでなくゴールハンターとなれるか

自分達のサッカーを貫いたノーガードの殴り合いといえば

先の日本代表対ブラジル戦

日本はフルボッコにされたが

あの香川のシュートが枠に行っていれば

あの本田のボレーが決まっていれば

形勢は大きく変っていたはずだ

新居浜のギャクラクシー中学校に

一泡吹かせるのは松山の新興クラブなのか

全てのカテゴリーで

有形無形のパワーが作用するのが

“The FINAL”

とにかく

楽しみで仕方が無いんです

日曜日 午後2時 KICK OFF