ロッベン的、高校サッカー大展望!
“愛媛産クワトロ・アタッカンテ(4人FW)に大注目”
今年6月県総体の激戦(決勝PKで松北に勝利)を制し
51年振りに夏の王者となった第1シード・宇和島東
県大会の勢いをそのままにインターハイでも躍動
1回戦石川・星稜(2−1勝ち)、2回戦熊本・ルーテル学院(2−3負け)の
全国常連校相手に互角に戦い“宇東アタック”が全国レベルだと実証
久しぶりに愛媛のサッカーファンを沸かせた
特に大会関係者の目を引いたのが、宇和島のスーパーカー・有間潤
(FW3年、インターハイ2試合3得点、大会優秀選手)
「一瞬のスピードと決定力は全国でも十分通用した」と帯同した
坂本哲也・県サッカー協会第2種委員長も太鼓判
進学校ゆえ例年は引退となるケースが多いが「有間がいますから」
(宇東主将・坂本亮介MF3年)と
過去最多11人の3年生が残るなど仲間からの信頼も厚い
さらに知将・山本光生監督にとってはあと一歩のところで2度も逃したビッグタイトル
(05年、08年共決勝延長で敗戦)を手に入れる最大のチャンス
3度目の正直が宇東に52年振りの大快挙をもたらすか
(江刺チェック:小柄だが絶対に競り勝つDF三原の“オレオレヘッド”)
対抗は第3シード・松山工業
小学時代から名を馳せた天才兄弟ドリブラー、弟の東野裕樹(FW3年)が
いよいよ選手権ラストイヤー
昨年県決勝で自ら得点しながら逆転負けしたリベンジを最高の舞台で晴らす
また、松工は若き司令塔・松下佳貴(MF2年)も面白い
敗れはしたが中京大中京相手(9/18松山フェス)に何度も決定機を演出するなど
大器の片鱗を感じさせた
“愛媛のブラジル”三津浜生まれのテクニシャンは国体少年でも中心選手だ
(江刺チェック:リールセ・川島ばりGK濱本の“どや顔セービング”)
第2シード・松山北は残った3年生の数は少ないが選手権の大舞台を経験している強みは断トツ
兵頭監督・大西コーチの2プラトン体制が完成させたパスサッカーは健在
選手権を知るスピードスター、篠崎晃平(FW3年)が得点王争いに絡んでくれば3連覇が近づく
今年の済美は一味違う
エースナンバー14番を背負う、藤本佳希(FW2年)
スピード、当たり負けしない強さなどそのプレーぶりは大物ストライカー誕生の予感
厳しいゾーンに入ったが藤本の爆発次第では台風の目となる
(江刺チェック:2年生軍団の台頭!)
キャスティングボードはこの“愛媛産クワトロ・アタッカンテ”が握っているのは間違いないが、
他にも国見出身植田監督率いる第4シード・帝京第五、第5シード今治東、
古豪・南宇和、名将・石橋監督の愛光、
「Eリーグでの評価が高い」(坂本委員長)松山東&松山商業など特徴のあるチームが豊作だ
もちろん想定外のヒーロー出現などハプニング大歓迎
蹴りぐらしのサッカー小僧たちが切り開く道なき道へのタマシイレボリューションは、
今年も最後まで目が離せない!
〜大会パンフより抜粋〜