2010.06.07
51年振りの王者(高校サッカー県総体)
その瞬間、風が身体吹き抜けた
どれだけ心の準備をしていても
無駄な抵抗だとわかってはいたが
延長を1−1で切り抜け
PK戦、最後5人目のキックを宇和島東有間が
ゴール中央に決めた瞬間だ
「メチャクチャ緊張しました」と振り返った南予のエースには
半世紀分のプレッシャーがのしかかっていた
前半は松山北の「プラン通り」(松北・兵頭監督)
縦への速いパスでゴール前に
そこから生まれたワンチャンスを篠崎がつないで
大口がヘッドで押し込み先制
「浮足立っていたのでハーフタイムで落ち着かせ
自分達の攻撃的なサッカーを思い出させ」(宇東・山本監督)てからは
宇東が攻めまくりフリーキックからヘディングの強いセ宛兇競って
キャプテン坂本が決めて振り出しに
両者譲らず、雨のPK戦
結果はサッカーの神様に委ねるだけだ
激戦に触れて熱を帯びた今
出来ることならこのまま3年生(2チームとも)が皆残り
冬の再現を期待したいと思うのは第三者の都合のいい希望だろうか
まあ4カ月後のことより
今は宇和島東のチャレンジを大いに応援したい
チームテーマである「蹴史創新」(しゅうしそうしん)で
歴史を塗り替えてもらいましょう!