2008.10.25

熱かった準々決勝

Author: RNBstaff

≪松山工業ー南宇和≫
第1シードの松山工業が敗れた。エース野田は先制点を挙げたものの、コンディションが良くないようで動きにキレが見られない。対する南宇和は、去年ほどのタレントはいないが、堅い守りとこの試合にかける気迫で松山工業に喰らいつく。そして残り4分、清水が同点弾。延長も0−0で、去年に引き続いてのPK戦に。これをまたも南宇和が制して準決勝に進んだ。優勝候補筆頭だった松山工業は一発勝負に泣いた。監督として初めての選手権に臨む羽田新監督。この勢いで2年連続の決勝進出に挑戦する。

≪宇和島東ー川之江≫
宇和島東が押し気味の展開だったが前半は0−0。後半、宇和島東・1年生の点取り屋、有間が爆発する。49分、下谷のパスから裏に抜け出して、冷静にゴール左隅に流し込み先制。57分にはコーナーキックを頭で合わせて2点目。川之江のサイド攻撃を封じて、宇和島東は4年連続の準決勝進出!

≪松山北ー新居浜工業≫
試合開始からエンジンがかからない第2シード松山北。新居浜工業は堅い守りから優勢に試合を進める。前半は新居浜工業のゲームプラン通りの0−0。後半も状況は変わらない。この流れを変えたのが松北主将の兵頭。59分、自らクリアしたボールを玉井から再び受けてGKと1対1。ゴール右隅に流し込んで先制ゴールを決めた。このゴールをきっかけに松山北が攻勢に転じる。しかしその後は両チーム無得点で松山北が接戦をものにした。

≪済美ー東予≫
この日のベストゲーム。選手権3連覇を狙う済美が、1年生渡邉寛の2ゴールで前半を折り返す。しかし東予も内容では互角に渡り合う。58分に行本のゴールで1点差。地元から応援に駆け付けたたくさんのOBたちの声援をバックに攻める東予。後半のシュート数は済美を上回った。しかし78分、前がかりになったところをカウンターで近藤が決めて3−1。隙を確実につく力はさすが。済美は苦しい試合だったが前回王者の意地で逃げ切った。