今年もいろんな涙が流れました・・・全日県大会を振り返る
第31回全日本少年サッカー大会 愛媛県大会
決勝は、最小得失点の実に見ごたえのある好ゲームでした。
その前に準決勝を振り返ります。
【●和気 0−2 素鵞○】 前半〈0−1〉 後半〈0−1〉
終始素鵞ペースで進んだこの試合。エース森が前半に得点し先制。
初の決勝進出を狙う和気は、?白石を中心に攻撃を組み立てようとするも
素鵞の早いプレッシャーに中盤で崩され、なかなか自分たちのサッカーをさせてもらえない。
後半には素鵞?堀内が追加点を決め2−0。攻撃、守備ともに素鵞が1枚勝っていたか・・・
【●喜多 1?1 宮前○】
前半〈1−1〉 後半〈0−0〉 延長・前半〈0−0〉 後半〈0−0〉 PK〈2−3〉
開始から積極的に攻める喜多。?白井が決め先制し、試合は完全に喜多ペース。
しかし前半終了間際に宮前が?溝渕のシュートで追いつき試合は振り出しに。
その後宮前は持ち前の粘っこい守備で、スピードのある喜多の攻撃陣に
なかなかシュートを打たせない。 結局試合はPKに。
宮前は我慢強い試合運びで2試合連続PKを制し、優勝候補筆頭の喜多を下した。
そして決勝。
素鵞はこの試合もボランチ荒井君が、充実のFW3人衆、
7人抜きゴールの森君、ファンタジスタの堀内君、そして5年生、ドリブラーの岡部君に
自在にボールを散らし、序盤からチャンスを作り宮前ゴールを狙う。
でも今までと違ったのは 、宮前の粘っこいディフエンス。
スイーパーの藤澤君を筆頭に一人一人が焦らずやるべきことをしっかりとこなします。
なかなかフィニッシュまで持ち込めないもどかしさからか、森君のプレーにも焦りの色が。
それに対し、ロースコアの同点ゲームはお手のもの。最後までしつこく諦めない宮前が
一瞬のチャンスをものにします。
後半11分。最終ラインのトラップミスを宮前?土屋君がキープ。
プレッシャーを受けながらも正確なシュートを放ち、これが決勝ゴールに。
「こいつらは1年生のころからずっと見てきた選手たち。
厳しいこともいっぱい言ったけどよくついてきてくれた」と涙、涙の宮前・中野監督。
「この悔しさを絶対に忘れない。プロを目指すような選手たちと一緒に練習をして
もっとサッカーが上手くなりたい」とこちらも涙の素鵞・森君。
【●素鵞 0−1 宮前○】
前半〈0−0〉後半〈0−1〉
準決勝敗退の喜多、準々決勝でその喜多に敗れたキッズ、1回戦で宮前に敗れた新谷・・・と
何だか今年は印象深いチーム、そして試合がいっぱいでした。
10月の南海放送シーマックスカップもハイレベルな熱戦が期待できそうで、今から楽しみです。
この決勝戦の模様は、6月23日(土)あさ10時半から南海放送テレビで放送されます。
何とこれが南海放送初のハイビジョンサッカー実況放送!
クリアな画像と高音質で、よりリアルに熱戦をお楽しみください。