2020.04.01
えさシネマ倶楽部
「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」
報道映像や資料写真でなんとなくわかっているつもりで
ほとんどわかっていなかった“学生運動”と“三島由紀夫”
当時の思想を正確には理解できないけれど
その“熱”には強烈に憧憬の念を抱きます
左の本丸(東京大学)に
右の象徴である三島由紀夫が単身乗り込んで
1000人の学生と言葉で決闘する
その時の一部始終を撮影していたTBSの映像を元に
当時の関係者が振り返る
なんという魅惑のストーリー
しかし
三島と東大生の論戦の99%は
頭の悪い私には何を言っているかさっぱりわかりませんでした
唯一分かったのは
やっぱり三島はカッコよかったということです
1000人の学生に囲まれた三島は
ずっとタバコを吸いながらどんな質問にも当意即妙
まるでその様はフリースタイルのラップバトルで強烈なカウンターを打つEminemのよう
しかも敵陣に乗り込んだはずの三島はずっと嬉しそうなんです
謙信と信玄の様に究極のライバルだけにしかわからない世界があるのでしょうね
完全に感化された私は
観賞後、ソッコーで「仮面の告白」を購入しました
同伴した息子に三島の凄さを嬉々として説明しましたが
ナレーションが東出昌大っていうとこだけは割愛しましたw
最近、身近な方の訃報が相次いでます
いつのまにか三島より、太宰より、尾崎より年上になってしまいました
4シネマ