2019.09.03
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ゲバラ覚醒 ポーラースター1」海堂尊著
映画とかでなんとなく知っているつもりのチェ・ゲバラ
オードリーの若様影響と「バチスタ」シリーズの海堂氏が
どんなゲバラ像を書くのかに魅かれました。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」やベネチオ・デル・トロなど
映画化されやすく、また映像にしたい英雄で
サッカー場でもよくみかける〝反逆のシンボル〟であるカリスマを
今の年齢でしっかりとおさらいしたかったのです。
親友と二人、バイクで巡る南米縦断旅行
馴染みのないアルゼンチン、ペルーやボリビア、コロンビア…
喘息もちの医学生がなぜ革命家になったのか
その手前までの青年期が描かれています。
なので後年の熱き革命家としての活躍よりは
マドンナ主演で大コケしたアルゼンチン大統領夫人『エビータ』との
恋物語など
比較的ライトタッチで進んでいきます。
著者もあとがきで触れていましたが
史実を忠実に描くというよりは想像の部分も多いようで。
なので誰もが思い浮かべるヒゲ面&ベレー帽のような怖さや暗さがありません。
それが許せるかどうかで没頭の仕方が変わります。
ここからどう変貌していくのか
そしてカストロと出会ってどうなるのか。
知りたい気もするのですが
続けて読もうという気にはなれず
一旦、王道ミステリーに離れてしまいました。
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