2016.01.19
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ホテルローヤル」桜木紫乃著
流石、直木賞に外れなし
「ホテルローヤル」という
北海道の湿原を見下ろす高台にある
ラブホテルにまつわる短編ストーリー集
つぶれて廃墟になってしまった現在から
創業当時のエピソードまで
そこに来るカップルはもちろん
従業員やオーナーなどが登場
全て独立した話をラブホテルが繋げています
あとがきに上手く書いてますが
筆者はこういう世間の隅っこで生きている人たちを
少しむなしく
少し寂しく書くのがメチャクチャ上手い
たかがラブホ
されどラブホ
“世をはばかる悲しさ後ろめたさ”にこそ
人間味が溢れている
面白かったです!
4ブック