2008.01.26
ロッベンのイッペン読んでみ!
「約束の地で」(馳星周著)
直木賞候補作。
やっぱりというか受賞はならずでしたね。
どこまでも後ろ向きなストーリーが
直木賞を獲ってはいかんだろと思ってはいましたが。
私も
「不夜城」以降、暗黒の馳ワールドに浸った時期がありました。
眉をひそめたくなるようなバイオレンス。
久し振りに手にとって見て
変わっていないなと嬉しかったです。
受賞しなかった理由は
「結局、何を伝えたいかが分からない」だそうで。
いいんですよ。
したり顔の評論家達に理解されなくても。
取れなかった悔しさを
得意の呪詛に載せて原稿にぶちまけて欲しいと
馳ファンは思っているはずです。