サッカー少年に将来の夢はと聞くと
ついこの間までは「Jリーガー!」と返ってきたが
今は「日本代表!」と答える子が増えてきた。
プロ選手はもはや通過点と言う事なのだろう。
日本のサッカー界も変わってきたものだ。

その目標をはっきりと口にしたのが
帝人SSの10番東野裕樹とGK濱本昴平だ。
東野の兄・真也(現松山工業エース)とともに愛媛の天才少年と騒がれ
濱本はナショナルトレセンに選ばれた逸材なので
日の丸を口にしてもビッグマウスには聞こえない。

少年サッカーでは超エリートの帝人SSも
こと中学年代に関しては実はまだ無冠である。

愛媛でもっとも歴史のあるジュニアユースチーム(14年)として
あすの選手権は是が非でも欲しいビッグタイトルだ。

今年の帝人のストロングポイントはセットプレー。
得点のほとんどがそこから生まれてきた。
FKは東野。
右CKは豊川。
左は仙波。
優秀なプレースキッカーが居るからこその必殺技だ。
麻生DFが自陣内で集中を切らしファールを冒すようならば
即ち帝人のビッグチャンスとなる。

6年前は堀川(現ジェフ千葉)を擁したが
愛媛FCに破れ準優勝。
それ以降は5年連続でベスト4。
「全国大会で1つでも2つでも勝てるチームを」
「この大会で愛媛チャンピオンになってチームのターニングポイントにしたい」
原田監督をはじめコーチ陣は鼻息も荒い。

雑草軍団の麻生か。
エリート集団の帝人か。

“ボールは気持ちの強い方に転がってくる”

PS.午前中は済美と今治東を取材してから実況です。間に合うのか?