Archive for 2月, 2019

2019.02.17

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「争うは本意ならねど ~日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール~」

サッカーモード切り替え第2弾にしては

かなりヘビーな作品でした

が、一気読みしました

サッカーに身近で、伝える側で末席を汚している者として

あまりに無知だった己を恥じ入るばかりです

多くの読者と同じように本作に触れるまでは

「あ、あの我那覇選手…えーっと確かドーピングで…どうなったんだっけ?」

くらいの認識しかありませんでした

誤解したまま実況をしてたと思うとゾッとします

スポーツ界で、しかもサッカー界、Jリーグで史上最悪の〝冤罪〟があった

筆者が「オシムの言葉」を上梓された木村元彦さんでなければ

手に取らなかったもしれませんし

彼だからこそここまでの濃厚なノンフィクションに仕上げることが出来た

ただのサッカー本ではなく上質なドキュメンタリーとしても読みごたえ十分

さらに我那覇選手を救う一助になったのが

元愛媛FCで当時参議院議員だった友近聡朗氏だったことにも縁を感じます

終盤、潔白が証明された時のシーンは涙なしでは読めません

イニエスタがどれだけ華奢なのかも実際に見ないと分かりませんでした

知ってるつもりだったこと、知ったふりをしていたこと

まだまだあります

勉強になりました!

4ブック

2019.02.12

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう」

マラソンモードからサッカーモードへ

現代は実況も〝切り替えの速さ〟が大事ですw

おそらく、いや間違いなく世界ナンバーワンのサッカー監督

ドイツ、バイエルン・ミュンヘン時代

密着取材を許された著者のペップ本第1弾を

遅ればせながら読みました

(マンチェスター・シティ時代の第2弾は「グアルディオラ総論」)

サッカー関係者だけでなく誰もが知りたいペップの頭の中と私生活

シティで優勝した時のAmazon密着企画「ALL OR NOTHING」で

すっかりペップファンになってしまいました

(ロッカールームでのモノマネが出来るくらいに)

今回の書籍であらためてわかったこと

・チーム練習後の個人練習が大嫌い(プラシーボ効果)

・ただのパス回しであるティキタカが大嫌い
(特に最終ラインでU字型に回すパス)

・ホームの試合後、相手監督を招いてワインを飲む

・試合の日はゲームの事を考えすぎて一切食事を摂れない
(終わった後もチーズ一切れとワインでいつまでもサッカー談義)

頂点にいる天才もただの負けず嫌い(死ぬほど!)

人間グアルディオラに益々興味がわきました

先週のプレミアも見ましたが

あのチェルシーを子ども扱い(6-0)でしたもんね

シティの連覇はありそうです

ペップ本第2弾も必ず読みます!

4ブック

【決勝:今治東2-1新田(*延長)】

長年高校サッカーを担当しながら

新人戦初観戦だったことを恥じるばかり

名勝負ここにもあり!でした

新田の先制シーンは見事でした

⑫玉井君~⑧福井君~⑪中田君のショートパスで

今治ディフェンスのど真ん中を完全に崩し切ってのファインゴール

「前から奪ってショートカウンターがウチのパターンですから」

新田・小野監督も会心の出だしでしたが

戦況はここから俄かに動き始めます

失点直後、4-1-4-1から4-4-2へシムテムを変えたのは今東⑦岡本君

「相手の状況を見て⑭馬場と話して変えました」

これが新田の守備陣を混乱させます

驚くのは既にこの時期で選手自らジャッジ出来る能力の高さです

ベンチワークも流石でした

慌てて中盤を飛ばし放り込む選手を見て

「外から外から!」「繋いでサイドから!」

ぶれることなく自分たちのスタイルを再度徹底させた今東・谷監督

後半そのサイド攻撃から同点に追いつくと

終盤はほぼハーフコートゲームに

「2試合分のスタミナがないとダメですね…」

足がつり次々にピッチに倒れ交代選手を使わざるを得なかった自チームと

戦術的交代で選手を入れ替えた相手の差を見せられた小野監督

「ただただ守るしかなかったです…」

延長までもつれ込んだが

今治東が追加点を入れるのは時間の問題でした

ただ

中盤までは“ついに来たか新田!36年振りの新人戦タイトルか!?”と期待させてくれました

⑧福井君の〝3人引き連れ超人ドリブル〟を生で見た甲斐もありましたし

新田にはやり返す時間が充分にあります

さらにこのカードは4月から始まる四国プリンスリーグでも見ることが出来ます

新生・新田を完成させるには絶好のシーズンです

一方

新人戦連覇で好発進となった今治東

試合後「やらせることはまだまだあるけんな~」と褌を締めなおした谷監督

悪夢の昨シーズン

選手権切符は四冠達成(プリンス含め)の向こうにこそあるのかもしれません

さあ本格的に開幕した愛媛の高校サッカーシーズン!

ストップ今東は新興の新田か、タレントの済美か、盤石の松山工業か、それとも…

遅ればせながら今頃気づきました

選手権をホントに楽しむには新人戦からなのだと

まだまだ勉強不足でした泣

(準決勝今東1-0済美、新田2-0松工、3位決定戦 松工3-0済美)