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『ロッベン的、2012シネマアワード』発表
今年は豊作でした
特に洋画は選ぶのが大変
「X年後」や「へっぽこエスパーなごみ!」など
珍しく愛媛関連の話題も元気でした
では、邦画ベスト3からの発表
第3位「ヒミズ」
園子温作品は外せません
第2位「終の信託」
こんなやり方があったのか!といい意味で裏切られました
第1位「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」
低予算ながらリアル感がマジ、パネーっす
そして洋画ベスト3
第3位「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
今年一番泣いた作品ですね
第2位「ダークナイト ライジング」
全てが完璧でした
第1位「少年は残酷な弓を射る」
肝である殺人シーンを見せない手法が
斬新で戦慄でした
他にも「宇宙人ポール」「ピープルVSジョージ・ルーカス」「ドライブ」etc…
挙げればキリがないくらい
洋画は来年も益々期待大です
さて恒例の「金返せワースト3」も
第3位「ロボジー」
第2位「人生の特等席」
第1位「プロメテウス」
こちらはノーコメントで
えさシネマ倶楽部
「レ・ミゼラブル」
試写会で観させて貰いました
いいです
いいんです!
ミュージカルは正直「う~ん」な私でしたが
感動しました
まったく知識が無くても大丈夫
ゴールデン・グローブノミネートは伊達じゃありません
ヒュー・ジャックマン演じるジャン・バルジャンが
アマンダ・セイフライド演じるコゼットに注ぐ
“無償の愛” テーマは壮大です
特にアン・ハサウェイ
迫真の歌声は必ずや涙を誘うはず
あと…
フランスの話を英語でやってどうなの?とも
穿ってましたが
そんな小さなことは最初の15分で吹っ飛びました
2時間40分の長編でも苦にならない
映画館を後にするとき
拳を振り上げながら
「民衆の歌」を口ずさんでいる事でしょう
4.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「007 スカイフォール」
“IMAX”を初体験
噂通りビンビンの音質
爆発シーンはガチで怖いくらいの大迫力
心臓弱い人はムリかも…
視覚的にも
俺のメガネ、おかしくなった?ってくらい
端っこまで綺麗に観えます
肝心のストーリーはというと
兎に角、ダニエル・クレイグがチョーカッチョいい!!
派手なアクションシーンをクールにこなす
ボンドらしさがピッタリ
初代ショーン・コネリーにまた近づきました
やっぱ男はメタボじゃモテませんな~
ただ欲を言えば
敵役のハビエル・バルデムが不満
もっと戦慄するくらいの怖さが欲しかった
「ノーカントリー」には遠く及ばす
ところで
3D、IMAXと映像改革で大騒ぎですが
小沢昭一さんの言葉を拝借してアレンジ…
「飛び出そうが、引っ込もうが
高音質だろうが、低音質だろうが
映画は中身なのであります」
けだし名言
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
『「黄金のバンタム」を破った男』 百田尚樹著
他の書籍狙いで書店に入ったのですが
装丁写真の
ファイティング原田の右アッパーを見て即購入
今度の衆議院選挙のように
階級や団体が乱立する現在のボクシング界
そうなる前、団体が一つ(もしくはWBA、WBCの2つ)しかなく
階級も8つしかなかった1960年代
チャンピオンが本当に世界で一人だった時に
日本中を熱狂させたファイティング原田
格闘技ファンとして最後まで一気に読ませていただきました
ファイティング原田の話に入るまでに
前フリが長かったけれど
それだけ特筆するネタがこの世代には多かったと言うこと
白井義男とカーン博士との出会い
矢尾板、ジョフレ、西城、海老原…
綺羅星のごとくこの時代を彩った真のファイター達の
まるで漫画のようなエピソード
こんなん大好きです!
4ブック
えさシネマ倶楽部
「人生の特等席」
終始、無難でしたね
スポーツ実況で“ドラマ”と言ってしまうアナウンサーが
無難な放送しか出来ないように
タイトルに“人生”が入るとこうなってしまうんです
クリント・イーストウッドは
大好きですが年をとりすぎました
ストーリーも目新しいものは無く
ただメジャーファンとしては
その裏側が見えたのは嬉しかったですけど
今時、カーブの打てないプルヒッターを見抜けない
スカウトなんているはずもなく…
無難な作品は要りません
もっと“人生”の“ドラマ”を見せる一本を求む!
3シネマ
えさシネマ倶楽部
「悪の経典」
原作を読んだときにも感じましたが
後半は殺しまくるだけなので
ちょっと飽きちゃったかな
今更ですが
学校に残っていた生徒は10人くらいにして
主人公のサイコキラー教師の内面をもっと描いて欲しかった
でも伊藤英明のキレ振りは秀逸でした
3.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「のぼうの城」
原作を読み直しての鑑賞
主人公は野村萬斎のキャラではなかったのですが
舞のシーンがあるから起用されたのでしょう
演技がどうしても狂言くさくなるのが残念
でも大勢に日和見ない
“漢(おとこ)”な忍城の面々がメチャカッケーです!
一応、同業として見る目が厳しくなるのでしょう
安住さんのナレーションは酷かった…
あと
石田三成が上地雄輔っていうのも↓
三成は知将ですから!
そして豊臣秀吉も↓
市村正親はどっちかというと家康顔ですから!
戦国ファンはキャスティングにも厳しいんです
3.5シネマ
最後は忍城
ロッベンのイッペン読んでみ!
「主よ、永遠の休息を」誉田哲也著
誉田作品を初めて読みました
新聞記者と女性が出会い
幼女陵辱殺人事件への真相を解き明かしていきます
一見やるきのない主人公とは
当たらずも遠からずで共感できます
後半、犯人が悪魔の所業に到るところは
何とか助かってくれ!と一気に引き込まれますし
ラストのどんでん返しも見事
泣けます
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「脱原発論 ゴーマニズム宣言SPECIAL」小林よしのり著
このシリーズは好きでよく読んでます
全てを妄信しようとは思いませんが
考えてなかったこと
考えようとしたけど避けていたこと
考えていたけど一方向からしか知らなかったこと
を刺激的に考えさせてくれます
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「巧妙が辻 一~四」(司馬遼太郎著)
司馬さんの作品では
唯一?女性が主人公
ザ・内助の功として有名な
山内一豊の妻、千代の物語
血気盛んな戦国武将ではなく
何でも妻の言う通り
わからないことがあれば
格下の老中たちにも素直に聞いちゃう夫、一豊
日本ハムの栗山監督みたいな感じですね
虚勢を張らないと生きていけないと
思いがちな現代ですが
それも才能、なかなか出来ません
見習いたいです、ホント
その草食系な夫に頭ごなし(←ここ大事!)でなく
的確なアドバイスをし
一国一城の主にまで出世させます
チョーあげまんですな
終盤の関ヶ原後、一豊が高知に来たときは長曾我部の残党である一領具足に
かなり抵抗にあい制圧するため残虐なこともしたようですが
その中から天下をひっくり返した
幕末の土佐勤皇党や龍馬が出てきたと思うと
ここから全部繋がってるんだ~と
感慨深いものがあります
4ブック