Archive for 4月, 2019
えさシネマ倶楽部
「愛がなんだ」
評判通り成田凌がいいです
グズグズな男子役を完璧にこなしてます
さすが異常今治タオル性癖者w
その彼に
偏屈な片思いをしているのが岸井ゆきの
こちらもいい感じで異常ですw
よくあるキラキラ男女のありえんやろっっていう
ペラペラな恋愛ものではありません
リアル感を突き詰める角田光代ワールドを
完全に映像化できています
この二人の愛ってなんだ?って思えますし
愛がなんなんだ!とも思えます
キネ旬は好きな作品ですね
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ著
後半に中島みゆきさんの「糸」が出てくるんです
〝縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布はいつか誰かを 暖めうるかもしれない〟
このフレーズが終盤でガッツリはまります
本屋大賞は総じて女性受けする(個人的感想)モノばかりが
受賞していてちょっと噛みごたえがないのもあります
でも本作はそれが嫌じゃなかった
良い人ばかりが出てきますが
ホッコリ感動を〝カツアゲ〟するような質の低さはありません
この世界観をそのまま現実に持ってこられると
キツイものがありますが・・・
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ヒキコモリ漂流記 完全版」山田ルイ53世著
久しぶりの良本との出合いに一人驚喜しました
面白すぎます
だって読みながら
「あ、このままだとあっという間に読み終えてしまう」と思い
わざと読むペースを下げたくらいです
著者は〝ルネッサーンス!〟ギャグでお馴染み?の
お笑コンビ、髭男爵のツッコミ担当の大きい方です
文才がありまくり!
元々東大を目指すくらいの天才だったらしいので
カシコなんでしょうね
ただタイトル通り、そこから真っ逆さまに転落していきます
自身が6年間引きこもった話をメインに書いてるのですが
声を出して笑いました
例え方とか文末の一言とかがゼツミョー
髭男爵の漫才よりもメチャクチャ笑えます(失礼!)
さらに愛媛大学にちょっとだけ(中退)いたというのですから
縁を感じずにいられません
又吉さんあたりからでしょうか
オードリー・若林さんといい南キャン山里さんといい
今の〝芸人本〟はハードルがメチャ上がってます
これから書く人は大変だと思いますよ
読者はちょっとやそっとでは満足できなくなるでしょう
4.5ブック