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2014.03.26

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「LIFE!」

期待していた通りの面白さでした

ただ期待していた以上ではなかったかな

こんな展開&演出は観た事ないぞ!っていうような

驚きが無かったのは残念

主演のベン・スティラーが監督をしてるので

特に前半はちょっとコメディテイストが多すぎた

お笑い出身だからこそ

もっとシリアスにして欲しかった

でも観賞後、いつもとは違う道で帰ってみよう!と

思える良作です

3.5シネマ

2014.03.20

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「青天の霹靂」

良かったですよ~(マスコミ試写会です エラソーでスイマセン)

先日、劇団ひとりさんに直接インタビューしたから

ヨイショするわけではありませんよ

ここはガチしか書きません!

「陰日向に咲く」に続き原作も出演も本人

そして満を持しての監督デビュー

雷に打たれてタイムスリップするファンタジーなのに

リアル感があって声を出して笑えるし最後は泣ける

こういうと陳腐な宣伝コピーのようですが

ホントにそうなんですよ

冒頭で主人公(大泉洋)が住むアパートの汚い部屋に

チラッと麻生希のDVDが映った時

「あ、わかってるな!(何が?)」と一気に惹き込まれました

詳しい内容は5月の公開後に確認していただくとして

何より素晴らしいなと思ったのは

この内容を約90分で終わらせていること

最近は素人の私が見ても

これをなんで2時間も見せるの?とイラつく作品が多かったのですが

流石、一流は違います

最初のアラ編集では3時間近くになってたでしょうが

そこを大胆に潔くカットして90分にしたはず

初監督なのにこれが出来るのが天才!

おそらくお笑い芸人として色んなバラエティ番組やドラマに出て

作る側のエゴではなく観る側の気持ちに立つことの重要さを

嫌と言うほど知ったのではないでしょうか(完全妄想)

“ポスト・北野武”最右翼です

4シネマ

2014.03.18

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「タモリ論」樋口毅宏著

「いいとも!」が終わる前に

同じお昼の生放送を担当してきたMCとして(一緒にしてはいけませんね)

一度、タモさんの凄さを整理しておくべく手にしました

新書なので30分もあれば読めますが3回読み直し

ペンでチェックしまくりました

同年代の著者なので「いいとも!」への思い出&思い入れが

ほぼ同じなのでいちいち納得

タモリの深淵を突き詰めるのでなく

たけし、さんまのBIG3とフジテレビを絡めながらの持論が面白い

“小林信彦の「日本の喜劇人」が最高の一冊だ”に影響を受け

ただいま同著者の「天才伝説 横山やすし」を再読中

“笑いについて知る者は賢者だが、笑いについて語る者は馬鹿だ”

けだし、名言 使わせていただきます

4ブック

2014.03.13

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「子規と漱石のプレイボール」長尾誠夫著

子規作品が続いております

伊集院氏の「ノボさん」とは違って

主人公の子規が朋友の漱石と赤シャツとマドンナと秋山兄弟と

野球チームを作りアメリカチームと対戦すると言う

ファンタジーミステリー?です

こちらも松山人なら知っている

子規さんのエピソードと

小説「坊っちゃん」のストーリーが混在し

思わずニヤリとしてしまいます

クライマックスで展開する野球の試合で

ルール的にはありえないところが職業柄気になるが

そんな小さなことよりは

『「坊っちゃん」の主人公って子規さんっぽいよなあ』と

伊予人なら一度は思うことを

小説として具現化させた同じ伊予人の著者に拍手を送りたい

3.5ブック

2014.03.06

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「アメリカン・ハッスル」

アカデミーの大本命かと思いきや

カスりもしませんでしたね…

作品賞予想を外したのが悔しくて直ぐ観ました笑

詐欺師の話です

見応えはかなりありましたね

主人公のクリスチャン・ベールだけでなく

4~5人の中心選手がメチャ濃い~のでやっている役者も

演じ甲斐があったでしょうね

なかでもジェニファー・ローレンス、あの若さでここまで

出来る女優がいるのが凄い

さらに主演男優でオスカーを獲ったマシュー・マコノヒーのように

毛を抜いたり歯を抜いたり、太ったりやせたり

(そのパイオニアであるロバート・デ・ニーロが出ていたのもカンドー)

するのがハリウッドなんですよね

追いつくまでには50年かかるなあ

4.5シネマ

2014.02.27

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「新しき世界」

韓国版「インファナル・アフェア」を目指したのでしょうが

ちょっとオールドファッション過ぎるかな

悪の巨大組織に刑事が潜入捜査

「いつまで俺はこんなスパイをすればいいんですか!」

「10年で戻してくれるって言ったじゃないですか!」

と食ってかかってくる主人公に

「俺も組織の歯車なんだ、我慢してくれ」と

どこかの雑居ビルの屋上でうつむきながら諭す上司

ノアールもののパターンですね

嫌いではないですが

ならばもう少しリアル感を追求して欲しかった

タバコをカッコよく吸うのが未だにカッコいいと思っているのか

やたらそのシーンが多い

あと主人公の妻(必ず美人!)が

買い物から帰って来るシーンでは

手に抱えている袋にフランスパンが刺さっているとか

今時もうないでしょ!っていう演出が散見

ハリウッドが企画を買い取ったそうで(好きやね~)

その辺りはキッチリやって欲しいですね

3シネマ

2014.02.26

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石」伊集院静著

メチャクチャ面白かった!

松山人としては何となく知っている子規さんと漱石のエピソードが

頭の中で映像となり繋がって二人が生き生きして躍動するんです

べーすぼーる、陸羯南、高浜虚子、グルメ、愚陀仏庵

そして律に八重

子規が出会う物や人がいちいち魅力的なんです

(秋山真之があまり出てこないのは寂しいが)

ドラマ「坂雲」もここまで子規にフューチャーしてなかったので

松山人、いや伊予人としてとっても嬉しくなります

そして温かく見守る天才・漱石

漱石に与えた影響がここまであったんだとか

「柿食えば・・・」の俳句が出来たときのシーンなど

新鮮に目に浮かんできます

若くして亡くなるのはわかっていても

最後は泣けてきます

久しぶりに読み終えるのが惜しいと思える名著に出会えました

今度、著者ご本人が来県されるそうで

是非、お話を伺いたいです!

5ブック

2014.02.13

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」

ディカプリオ、悲願のオスカー獲得なるか?

で注目の本作は

獲得してもおかしくないくらいの

渾身の演技をこれでもか!と見せ付けております

ってかレオちゃんのハマリ役ですね

実在のウォール街の寵児が

金も女もドラッグも極めた絶頂から転落していく様を描いています

特に倍々ゲームで会社が膨らみ続ける時に

社員の前で吠えるスピーチシーンはその最たるもの

さらにドラッグでヨダレデロンデロンシーンなど

まさに、レオちゃん劇場

ユルい恋愛物より

この手のキレ役の方が圧倒的に彼の良さが引き立ちます

流石、スコセッシ親分

と言いながらここまでしてもオスカーにフラれるパターンもあり笑

4シネマ

2014.02.04

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「症例A」(多島斗志之著)

精神病院にいる謎の美少女が

語る衝撃の事実をめぐるストーリー

彼の作品は読んだことなかったのですが

装丁のシンプルさと本の分厚さのギャップが

妙に気になり

怖いもの見たさで初めて手にとってしまいました

前半は一見、まったく関係のなさそうな

国宝の真贋調査と多重人格患者

2つを軸に進みます

でも後半でその2つのエピソードが繋がったとき

既にこの異常な世界へ引き込まれていました

知らない世界を覗くような興奮を味わえます

4ブック

2014.01.16

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「永遠の0」

ようやく観に行けました

平日にもかかわらず大先輩のご夫婦が大挙

人気なんですね

チケット売り場で「0(ゼロ)2枚!」と仰っていたのが

ちょっと面白かったです

バイトの娘が「…ゼロ・グラビティとどちらでしょう(汗)」と

戸惑っていても動じないシニアパワー

素敵です

その世代の人たちが多かれ少なかれ経験したわずか70年ほど前の事実

原作は説明セリフが多いのですが

礼儀として2度読みで臨みました

今をトキメク岡田准一君

清廉過ぎるかと思いましたが

ラストシーンは流石、官兵衛鬼気迫ってます

3.5シネマ