今週、坂の上に訪ねて来て下さったのは、東温市のスケートボードショップ「BG」オーナーの宮内拓也さん。この夏開催された東京オリンピック2020で最も話題になった競技の一つ、スケートボード!オリンピックで初めて関心を持った、という方にも分かりやすく、スケートボード競技の魅力や現状を教えて頂きました。かなりハードなスポーツということを感じさせるトークも。


 

佐伯)実はきょう、なんと宮内さん愛用のスケートボードを一つお持ちいただいております。私こういうちゃんとした(?)スケートボードを間近で見るのって、もしかして初めてかもしれません。裏のペイントがかっこいいですよね、ボードの。これ何が描かれてるんですか?シマウマがいたり、鳥がいたり…。

宮内)そうですね。

佐伯)キリンもいますが。上の方は何か傷が入ってて、よく柄が見えなくなってる部分もあります。結構これ裏側って傷入ってますよね?

宮内)そうですね、やっぱりスライドとかグラインドするんで、板のグラフィックっていうのはやっぱ消えてしまうことは。ま、ほとんど消えますよね。でもこの擦れた感じがやっぱ入ったら、「ちょっと俺うまくなったんじゃないかな」って思う、こう初心者の子らの一個のなんか通過点って言うか、そういう感じにもなってきますね。

佐伯)これもちょっとひとつの誇りと言うか。

宮内)そうですね、はい。

佐伯)もちろんボード自体にも傷入ってますし、それから付いてる車輪の部分の土台にも車輪にもいたるところに傷が入ってて、結構ハードなスポーツだなっていうのをここから感じますけれども、これどのくらい使われてるんですか?

宮内)これは3日…3日前ぐらいにおろしたやつなんですけど。

佐伯)え~~~~!

宮内)これはテレビの収録の時にちょっとやっぱ綺麗な板を持っとかないとなとかって思っておろしたんですけど、本当使ったの3日分ぐらいですね。

佐伯)3日!?私、何カ月とか何年とか使われてるのかと思いました。

宮内)だいたいスケートボードのデッキ=板っていうのは、僕らは一か月とか。やっぱ撮影とかするんですけど、ビデオとか撮ったりするんですけど、そういう場合は折れてしまったりしたら…

佐伯)折れる!?

宮内)はい(笑)。僕とか体重重いんで結構すぐ折れるんですけど。ほんと使い出し1日で折れたりっていうのは全然あります。

佐伯)そうなんですか…。

宮内)そうなんですよ(笑)

佐伯)それこそ手すりにドンって乗った時とか着地したりとかする時の衝撃っていうのは、半端じゃないんですね。

宮内)そうですね、半端じゃないですね。あおのオリンピックの選手らって、すごい衝撃を練習しとんやなって思いますよね。しっかり腰とかも多分グッと入るように、練習はすごいと思いますよ。あんな高いとこから飛び降りてっていうのは、ですね。

佐伯)いやぁ、びっくりしました、3日でこんなに…。そして、実際に自分が乗る方、上の部分っていうのが、これも知らなかったんですけど、なんか「やすり」みたいになってるんですね。

宮内)そうなんですよ、デッキテープって言って、こっちの面はザラザラのやつがあって、これに擦り上げて引っかかって、ザラザラに引っかかってオーリーも上がってく。オーリー、ジャンプとかも上がるっていう感じですよね。

佐伯)ツルツルだったら確かに靴に引っかからないから、「なんであんなに吸い付いてるんだ?」と思ってたんですけど、そういうことになってたんですか。

宮内)そうなんですよ、だいたい皆これ分からずに「あれ磁石みたいにくっついとるけど」って言うんですけど、やっぱこういうザラザラがあって、デッキテープっていうのがあって、これに引っ掛けて足をやって行くんで、ま、靴の方もすぐボロボロになりますよね。

佐伯)だってヤスリの上に乗って衝撃を受けたりしてるって言う事ですもんね。

宮内)そうですね、で靴で擦り上げたりするじゃないですか。なんで靴もやっぱ1、2ヶ月あれば、もう板と一緒ぐらいの消耗っていうので終わって行きますよ。

   


[ Playlist ]
Nicole Willis & The Soul Investigators – I’ll Just Sit And Daydream
Roy Ayers Ubiquity – Sweet Tears
Baden Powell – Blues A Volante
Sinne Eeg – Talking To Myself

Selected By Haruhiko Ohno


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