今週は、「坂の上の雲ミュージアム」特設ブースからの生放送!愛媛の学生で構成される有志団体・地域文化研究会から大西優太朗さん、松田光平さん、竹内若奈さんの3人をゲストに迎え、「学生目線で考える愛媛の地域文化と地酒」をテーマにお話を伺いました。もともとは2020年に、愛媛の地酒アンテナショップでアルバイトをしていた松田さんを含む5人の学生が「地域文化について学び、地域の活性化に貢献を」と立ち上げた団体で、現在40人以上が所属。地域の文化に触れられる活動や発信を精力的に行っています。その活動の中でも力を入れているという「学生DELI酒プロジェクトin愛媛」とは?
佐伯)さあそれでは聞いていきましょう。力を入れている活動の一つ「学生DELI酒プロジェクト in 愛媛」ということなんですが、これはどういうプロジェクトなんですか?
大西)はい。「学生DELI酒プロジェクト in 愛媛」というのは、愛媛県内の日本酒=地酒を対象に、愛媛の学生が味だったり香りだったり、あとラベルのデザインであったり外見を評価して、そのうちで高評価だったものに対して、学生のデザインした「首掛け」をつけて販売促進するっていう、消費者の目線、消費者の中でも日本酒を初めて手に取るような、普段あまりお酒を飲まないような人の目線に立った販売促進に繋げていこうというプロジェクトになります。
佐伯)「首掛け」って今ありましたけれども、きょう持って来ていただいている日本酒の瓶の首のところにかかっているタグみたいなもの、これが「首掛け」っていうんですね。
大西)そうですね。お酒のくびれているところにかかっているようなところですね。
佐伯)ちょっと実際一つ手に取ってみますと、確かに「地域文化研究会」ってデカイ…あ、デカイって言っちゃった(笑)、大きい徳利を持っている人がいて、おちょこがあって、そこに「長くつき合えそうです」っていうコメントが書かれていて…これを述べた方の名前が書いてあるのかな。
大西)そうです。
佐伯)これが実際に、その学生さんの声っていうことですか。
大西)はい。本当にいろんな学生さんに参加してもらって、もちろん日本酒のファンの方もいらっしゃるんですけど、中には「初めて日本酒飲みます」とかいうような人も参加してくれて、その人たちに、そのお酒一つにつき一言コメントをもらってるんですけど、その中で「これは!」と思ったものをコメントとして載せております。
佐伯)ちなみに今ご紹介したのが21歳の女性のコメントっていうことでね、21歳の女子に「これは長くつき合えそう」なんて思ってもらったお酒なんだって思うと、どんなんだろうって興味が湧いてきますよね。
大西)ありがとうございます。
佐伯)こういったものを作って消費促進をしているというところになるんですか。
大西)はい、そうですね。やっぱり学生の生の声というか、プロであったりソムリエの方が選ぶのとはまた違った価値の基準になってくると思うので、そういった若い人にも愛媛の魅力あるお酒を手に取ってもらおうということで、そういった「首掛け」を掛けさせていただいております。
佐伯)そういう学生さんのコメントだと思うと、より身近にも感じられますもんね。こういう形で発信できるんだっていうのは、他の地域の方にもね、すごく刺激になってるんじゃないでしょうかね。
大西)そうですね。けっこう日本酒サークルっていうのが全国的にもあったりとかして、他県の日本酒サークルとの交流もあったりするんですけども、すごく評判が良くて「うちの県でもやりたい」ですとか、「全国版でやりませんか」とかっていう話があったりはするので、いま「学生DELI酒プロジェクト in 愛媛」になっているものを、「in〇〇」を変えたりとか、もっと「in日本」とか「全国」とか大きくなっていったらいいなという思いでいます。
佐伯)なるほど、一つのモデルケースになってるんだ!
大西)そうですね。そう言っていただけるとありがたいです。
佐伯)その審査っていうのはいつ行われてるんですか?
大西)そうですね、毎年夏に行っていて、今年は7月の28日…
佐伯)え、もうすぐじゃないですか!
大西)そうなんですよ。7月31日まで先ほどご紹介させていただいた愛媛の地酒のアンテナショップ蔵元屋さんにて、16時から21時までやらせていただいております。
佐伯)リアル開催なんですね。
大西)そうですね。
佐伯)なるほど。で、詳しいことはどこで調べればいいのでしょうか?
大西)弊団体のインスタグラムがありますので「地域文化研究会」で調べていただいたら出てくるかと思います。そちらをぜひチェックしていただけたらありがたいです。
佐伯)インスタ発信なんですね。
大西)はい、インスタでやらせていただいてます。
佐伯)(審査会は)蔵元屋さんでっていうところなので、そういう活動を通して大人との交流っていうかいろいろ関わりができてくるっていうのも活動としては大きいのかなって思いますけど、いかがですか?
大西)本当に愛媛の蔵元の皆様であったりとか酒造組合の皆様、そして事務局になっていただいている蔵元屋様にはご支援いただいていて、やっぱり集まってくる学生が審査するお酒っていうのは、蔵元の皆さんが学生に飲ませたいと思ってくださったお酒で、そういったお酒をご協賛いただいて送っていただいて、「蔵元が学生に飲ませたいと思ったお酒を、愛媛の学生が飲み比べをして審査をする」という形でやらせていただいてるので、蔵元の皆様、大人の皆様のご支援なしにはできないプロジェクトだなと感じています。
[ Playlist ]
The Style Council – Headstart For Happiness
The Little Willies – Roll On
Phoenix – Summer Days
Selected By Haruhiko Ohno