今週は「坂の上の雲ミュージアム」特設ブースからの生放送!松山市 坂の上の雲まちづくり部まちづくり推進課の野瀬崇晃さんをゲストに、7月18日にリニューアルオープンしたばかりの松山市中島にある宿泊施設「ほしふるテラス姫ケ浜」についてのお話を伺いました。
じつは中島は、坂の上の雲のまちづくり「フィールドミュージアム」構想のサブセンターゾーンに位置付けられている忽那諸島のひとつ。そして野瀬さんは、中島町のご出身ということで…


 

佐伯)野瀬さんは中島のご出身っていうことなんですけれども、中島の魅力って改めて伝えていただくとするといくつか教えていただけますか?

野瀬)何回も繰り返しになってしまうんですけれども、自然が豊かなところですね。海が綺麗で緑があふれておりまして、新鮮な魚が味わえるっていうところが、僕の一番島でいいなと思うとこなんですけど。

佐伯)中島ってレンタサイクルもありますよね。

野瀬)そうですね、中島の大浦港というところでですね、レンタサイクルもやっております。

佐伯)なんか取材でお邪魔した時にですね、レンタサイクルでぐるっと回るコースなども紹介していただきましたし、島の方がまた皆さん気さくで、そのふれあいも楽しいですよね。

野瀬)そうですね、島の方はやさしい方が多いので。

佐伯)そう思います。それから、8月だけのお楽しみツアーもあるんですって?

野瀬)はい、これは毎年「離島ツーリズム」というものを、松山市の中島の方に事務局があります離島ツーリズム連絡協議会の方で実施させていただいているんですけれども、島民の方がそれぞれ自分たちでメニューを作って運営しているものがあるんです。その中でもですね、この時期であればアカテガニの観察ツアーがあったりして…

佐伯)アカテガニ???初めて聞くんですけど。

野瀬)これはですね、産卵時期になるとですね、アカテガニが群れで海の方に一斉に降りていってですね、産卵を終えたら帰ってくるという、カニの群れが見られるツアーです。

佐伯)え、どのぐらいの大きさのカニなんですか?

野瀬)どれぐらいでしょうね…、ま、これぐらい(ジェスチャー)。

佐伯)これぐらい(笑)。10センチぐらい?体の幅が10センチちょっとぐらいですか。

野瀬)まぁ、そこまであるかちょっと分からないですけど。

佐伯)そのカニが群れで産卵するところが見られると。

野瀬)そうですね、産卵のために海に移動しているようなカニが見られます。

佐伯)まさに今しか見られないってことですよね。

野瀬)はい、そうです。

佐伯)そういうのがあるんですね。また、実は姫ケ浜にはあの秋山好古が揮毫した碑が建っているというのも聞いたんですけれども、見たことありますか?

野瀬)あります!

佐伯)そうですよね(笑)。「忠魂碑」っていうもので、中島から出征された方々の名前が刻まれて、好古さんの揮毫した「忠魂碑」っていう文字が刻まれているっていうことなんですけれども。野瀬さんは、小さい時から「あんなのあるな」っていうのは知ってたんですか?

野瀬)いや、知らなかったんです。

佐伯)じゃ、大人になってから?

野瀬)そうですね。

佐伯)だから中島は「坂の上の雲」ゆかりの場所でももちろんあるということなんですけれども、野瀬さん、こちらの「坂の上の雲ミュージアム」には何度も起こしになってるんですか?

野瀬)そうですね、来てますよ。

佐伯)プライベートで?お仕事で?

野瀬)毎年ですね、企画展などを毎年やってますので、そういったものを見に来たり。

佐伯)どんな印象をお持ちですか?

野瀬)毎年いろんな異なる企画をやっていてですね、毎回来ても違うものを見れますし、それからもちろん常設展示もたくさん魅力的なものがありますし。とても私は、このミュージアムは落ち着いた感じで見れるのが素晴らしいなと思ってます。

佐伯)先ほどからちょっと、私たちのトークのバックに人々の声が聞こえてると思うんですけれども、やっぱり夏休みに入ったということで色んな年代の方もね先ほどから続々とミュージアムに来館されているんです。皆さんのソーシャルディスタンスを保っての観覧ということで、たくさんの方がいらっしゃっています。ちなみに野瀬さん、まちづくり推進課に所属ということですから、当然この「坂の上の雲」の小説もお読みになってると思うんですけど、関心のある登場人物とか何かそういうのってあります?
野瀬)そうですね、あの「坂の上の雲」という小説は秋山兄弟と正岡子規さんの3人が主な登場人物になってると思うんですけれども、この方が好きというのではなくて、私はそれぞれ3人がですね、それぞれの分野でなんとか良い国にするために貢献すると言うか、そういう思いでですね、一心に目標に向かって進んでいった姿が美しいなという風に、魅力的だなと思います。

佐伯)国づくりに励んだ3人と、まちづくりに励む野瀬さんと、何か共通点ありますでしょうか?
野瀬)そうですね、私も一生懸命そこにある業務を今やっていってる、姫ケ浜のこともそうです。

※番組では、このあと「坂の上の雲ミュージアム」のショップで人気を集めている、椿の香りをテーマにしたブランド「木春(こはる)」を手掛ける、NPO法人「花育・花活プロジェクトえひめ」の渡部千恵美さんにも加わって頂き、トークに花を咲かせました。

 


[ Playlist ]
Phoenix – Summer Days
Badly Drawn Boy – The Time of Times
Tracey Thorn – Hands Up To The Ceiling
Linda Lewis – Old Smokey

Selected By Haruhiko Ohno


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